播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

兵庫県姫路市の蛤山(振袖山)(125.3m)

この3連休は土曜に用事があり、日曜は降水確率が高い。つまり、出かけるなら本日13日しかないのに、今日も午前中だけ用事があって、のんびり山歩きを楽しむには時間が足りません。

ということで、ごく短時間で楽しめる近所の超低山「蛤山(はまぐりやま)」に行ってきました。
ドローンでの空撮と、山頂での全天球パノラマ撮影も行うことにします。

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▲蛤山の山頂(ドローンで撮影。奥に写っているのは書写山。)

蛤山は、以前に南の高岳神社(たかおかじんじゃ)から北の上手野(かみての)までプチ縦走をしたことがありますが、西の下手野(しもての)への破線道は歩いたことがありません。

そこで、本日は高岳神社から西の下手野へプチ縦走することにします。

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▲対応する地図は、国土地理院発行の2万5千分の1地形図「姫路北部」

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▲カシミール3Dで作成したルートの断面図


11:00
姫路市街地を車で出発。

西行き一方通行の国道2号線を西進し、東行き一方通行の国道2号線と合流する「今宿(いまじゅく)」交差点を過ぎておよそ250mにある「今宿西」交差点を右折します。

「今宿西」交差点から北へ進み、2つめの信号(ローソンの手前)を左折。

200mほど西へ進んだところで道は左へカーブしますが、そのカーブの途中から右後ろへ分岐する道へ入ります。

すると、道は四方向に分かれます(下の写真で番号を振っています)。

右端(下の写真内の4番)はここまで走ってきた道路へ戻るための道で、その1本左側の道(下の写真内の3番)が高岳神社への参道(西参道)です。

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▲高岳神社西参道へ続く道路

1車線幅の車道を上っていくと、すぐに高岳神社の参拝者用駐車場です。

https://goo.gl/maps/tLckuPvdNPKRrRrY8

▲駐車場の位置

11:11
駐車場に到着。

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▲駐車場の様子

11:14
準備が整ったので出発。
高岳神社の社殿を目指し、駐車場の北東隅にある石段を登ります。

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▲駐車場から広い階段を登る

初めは広かった階段は、左へ折れ曲がると同時に細くなります。

石段が折れ曲がる場所に屋台蔵があるので、屋台をかついで駐車場まで下りるために、この区間だけ広くなっているようです。

細くなった石段の下には百度石があり、石段の途中には金刀比羅宮がありました。

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▲高岳神社へ続く石段(右下は百度石、右上に金刀比羅宮、左上に拝殿が見えている)

石段を上りきった所が高岳神社の拝殿です。

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▲高岳神社の拝殿

拝殿の正面には大きな注連縄があり、金色の文字で「高岳神社」と書かれた扁額もかかっています。

拝殿の右側には神馬像や昭和18年の日付が刻まれた「社殿御造営記念之碑」、目立ちにくいですが、拝殿のすぐ右後ろには奉納された古い砲弾もありました。

拝殿に向かって左側には神馬像と絵馬殿(?)があります。
この絵馬殿の向かい側にある石段を登ると、高岳神社の御神体である磐座を見られます。

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▲絵馬殿(?)

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▲絵馬殿前から始まる石段

高岳神社の拝殿の奥、少し高い所に本殿があるのですが、その背後の岩山の頂部が御神体です。

その昔、ここから蛤の化石が出て、それを拾った人が幸せになったということで、この岩は蛤岩と呼ばれています。

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▲高岳神社の御神体(蛤岩)

続いて、蛤山の山頂を目指しましょう。

蛤岩から北へ数十メートル進むと、南北に細長い広場に出ます。
その広場の北端からアスファルト舗装の急坂が北へ延びているので、それを登ってください。

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▲広場の奥から始まっている上り坂へ入る

坂を上りきった所にはまた広場がありますが、その北端にあるのは御旅所。

つまり、お祭りの時は屋台を担いで急坂を登り、この御旅所まで来るわけです*1

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▲御旅所のある広場

11:26
御旅所に到着(地図中「御旅所」)。

御旅所の背後にある砂の浮いた岩の斜面の東端が登山道になっています。

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▲御旅所の背後にある斜面を登る(右端にブロックでできた階段がある)

岩の斜面を登り切ると自然林に挟まれた細い山道になりますが、展望のない山道はすぐに終わり、右側が開けます。

ここから送電線鉄塔までは、わずかな距離ですが東側の景色を楽しめます。

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▲右側が開けている区間(左上に写っているのは西播線3番鉄塔)

右側が開けている道は左へ大きくカーブし、右へ分岐する道に出会いますが、それは上手野方面への道。
道なりに南へ進路を変えてください。

11:33
西播線3番鉄塔下を通過(地図中「西播線3番鉄塔」)。

鉄塔下を通過したら、続いて小ぶりな反射板(関西電力の振袖山反射板)前を通過。

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▲反射板の前を通る

11:35
あずまやと三等三角点標石(点名:蛤山)のある山頂に到着。

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▲蛤山山頂の様子

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▲下部が露出した三等三角点標石

蛤山山頂の様子は、以下の全天球パノラマからご覧下さい。

最初に表示されるのは、山頂で三脚を据えて撮影した全天球パノラマ(実際に現場に立って見られる風景)ですが、パノラマ画面左上のリストで「空撮パノラマ」に切り換えると、ドローンで空撮した全天球パノラマをご覧いただけます。

https://shimiken1206.sakura.ne.jp/panorama/hamaguriyama20200113/virtualtour.html

▲蛤山山頂で撮影した全天球パノラマ

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▲山頂を北西からドローンで撮影した画像(中央に写る学校とその奥の変電所、さらにその奥の住宅街までの細長い区域は、太平洋戦争中は陸軍の射撃場だった場所。校舎の手前には、この写真には写っていませんが土手があります。その土手は、銃弾を止めるためのバックストップの跡。)

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▲参考資料:1947年10月4日に米軍によって撮影された陸軍射撃場跡地の様子(国土地理院Webサイトの空中写真「USA-R-515-5-4」を加工したもの)

12:09

ドローン操縦とパノラマ撮影を終えて片付けていると、子ども達が登って来ました。
あやしいおっさん(私)がいるので、なんだか不安そう。

ということで、子ども達に心置きなく楽しんでもらうため下山開始。
下手野方面への道に入ります。

この道は、昔は遊歩道としてしっかり整備されていたらしく、一部の区間には擬木の階段がありました。

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▲山頂から西へ下る道にある擬木階段

擬木階段のある場所以外は、里山らしい小径です。

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▲小径を下る

小ピークへの登り返しの斜面には、シダが生えていました。

小ピークからさらに西へ進んで前方の視界がぱっと開ける場所を通過すると、やや急な下り斜面になります。
落ち葉が積もっていて滑りやすいので、要注意な道。

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▲落ち葉の積もった道を下る

12:21
朽ちた倉庫の脇を通過(地図中「廃屋」)。

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▲朽ちた倉庫

朽ちた倉庫から先は車が通れるほどの道幅で、まっすぐ西へ下っていきます。

12:24
車が通れそうな道が左へ直角に折れ曲がり、その後すぐ右へ折れ曲がると、「山の北集会所」の横に出てきました。

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▲ここに下りてきた

後は、車道を東へ歩いて高岳神社の駐車場へ戻るだけです。

街中の超低山ですが、山頂からの見晴らしの良さは抜群。
楽しい散歩ができました。


交通アクセス

公共交通機関を使われる場合は、最寄り駅であるJRの「播磨高岡」駅から徒歩で高岳神社を目指してください。距離はおよそ900mです。

蛤山の東麓にバス路線がありますが、平日に1日1本しか便がないため現実的ではありません。

*1:屋台は駐車場を横切り、御神体の岩山の西側を通る広い坂道から御神体の北にある広場に入って、そこからアスファルトの急坂を登るのでしょう。