播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

Epson BT-300でMavic Proを飛ばす時の必需品

概要

先日、ドローン(Mavic Pro)を操縦するときに使用するドローン操縦に使えるスマートグラス:EPSON BT-300 を紹介しましたが、あれを使うときには一つだけ問題があります。
 
それは、BT-300のコントローラーを保持する方法。

私の場合、当初はBT-300のコントローラーにあるストラップホールを利用し、ネックストラップで首からぶら下げていました。
 
しかし、首からぶら下げるには結構重いですし、いざ操作しようと思ったら裏表がひっくり返っていたり、(原則として目視でドローンを操縦しないといけないので)ドローンの飛行中、ドローンを見やすい位置に自分が移動する際に揺れて胸元にガンガン当たったりしてストレスたっぷりです。
 
「他のMavicユーザーはどうやってBT-300のコントローラーを安全に保持しているんだろう?」と思って検索すると、海外のユーザーは何やら専用のマウントでコントローラーをMavicの送信機に固定している様子。
 
非常に使いやすそうだったため、どこで手に入るのか探し回った結果、趣味で作った品物を愛好家が出品しているオンラインショッピングサイト「Etsy」で見つけました。
 
 
▲Epson Moverio BT-300 DJI Mavic mount
 
製品名: Epson Moverio BT-300 DJI Mavic mount by Luc Mahieux
メーカー: VEGATRONFPV(アメリカ)
生産国: アメリカ
重量: 90g
購入価格: ¥2,762
購入先: Etsy(etsy.com)

概要

大ヒットしたドローンMavic Proの送信機に取り付ける専用マウントで、Epsonのスマートグラス「BT-300」のコントローラー部分を送信機に取り付けられます。
 
 
▲BT-300のコントローラー部分をセットした様子
 
3Dプリンタで出力されたことがよくわかる外観で、所々にバリもありますが、使用には全く問題ありません。
 
Epson Moverio BT-300 DJI Mavic mountという名前は長いので、以下単にマウントと呼びます。
 
 
▲マウント裏面の様子

使い方

Mavic Proの送信機のアームを広げ、このマウントを挟み込みます。
 
 
▲Mavic Proの送信機にマウントを取り付けた様子
 
その後、BT-300のコントローラーをマウントにはめ込みます。
(先にコントローラーをマウントにはめ込んでからMavicの送信機に取り付けても、どちらでも問題ありません)
 
マウントの寸法は絶妙で、無理に押し込まなくてもするっとはまり、コントローラーが傷つく心配がありません。
かといって緩すぎず、脱落する心配もなさそう。
 
 
▲Mavic Proの送信機にマウントとコントローラーをセットした様子(実際の利用時は、コントローラーとスマートグラスを接続するケーブルと、Mavic Proの送信機とコントローラーの通信用USBケーブルが挿さります)
 
Mavic Proを持っている方なら、この手のマウントを取り付けるときに気になる点があると思います。
それは、左側のアームにあるスマホ接続用のケーブルの扱い。
 
 
▲Mavic Proの送信機左側のアームには、送信機とスマホを接続するための端子がある(矢印で示した部分)
 
 
▲左アームの内側に飛び出している端子(矢印で示した部分)
 
アームの内側にスマホと接続するための端子が出っ張っているため、スマホ以外のものを挟むときは本来ケーブルを取り外す必要があるのですが、このマウントはその点もよく考えられています。
 
下の画像を見て下さい。
プラグを納めるための穴が開けられているのです。
 
いちいちスマホ接続用のケーブルを取り外さなくても良いのは、非常にありがたい。
 
 
▲マウントに開けられている穴(矢印で示した部分)
 
ドローンを操縦するときは、下の写真のようになります。
これなら、Mavicの送信機の操作に何の支障もありませんし、ピントを合わせる位置を選ぶ際などBT-300のコントローラーの操作も楽々。
 
 
▲Mavic Proを操縦するときの状態(実際の利用時は、本体とスマートグラスを接続するケーブルと、Mavic Proの送信機とコントローラーの通信用USBケーブルが挿さります)
 
ちなみに、このマウントを使う場合に最適なUSBケーブルは、長さ20cmのもの。
下の画像の通り、長すぎず短すぎず、絶妙な長さです。
 
ここに写っているケーブルはELECOMのU2C-DAMB02BKという製品で、ケーブルは直径2.5mmでパッケージによると「極細」、USB-Aコネクタは向きを気にせず挿せる「両面」タイプ。
 
 
▲送信機とBT-300のコントローラーを20cmのUSBケーブルで接続した様子(表面)
 
 
▲送信機とBT-300のコントローラーを20cmのUSBケーブルで接続した様子(裏面)

最後に

こんなに便利な商品なのに、私が探した限りでは日本国内でこれを販売しているところは見つかりませんでした。
 
実は、このマウントと似たようなマウントの3DデータがWebで公開されています(興味のある方は、大量の3Dデータが公開されているThingiverse内で検索してみて下さい)。
 
当初は、3Dデータを送ると3Dプリンタで出力してくれるサービスを使おうと思いましたが、どこも高い!
かといって自分で3Dプリンタを買うのはもっとバカバカしいので、Etsyでアメリカの出品者から買ったわけです。
 
Mavic ProとBT-300の組み合わせを使っている方で、海外通販が苦にならない方は、試してみてはいかがでしょう。