播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

福崎町(兵庫県)の七種の滝

本日は、姫路市の北にある福崎町の名瀑、七種(なぐさ)の滝を見に行ってきました。
 
七種の滝は普段水量が少なく、滝らしい姿を見られる機会が滅多にないのですが、週の後半に雨が降ったため、水量が増えていることに期待。
 
せっかくなので、滝を撮るのに使えるかなと思い、ドローンも持っていきました。
 
 
▲七種の滝で、ドローンを使って撮影した動画 (撮影・編集:dfm92431/しみけん)
 
▲対応する地図は、国土地理院発行の2万5千分の1地形図「寺前」
 
10:05
姫路市街の自宅を車で出発。
 
国道312号線を北上しますが、今日はあちこちでお祭りが行われているらしく、国道312号線やそこに出る間の道でも、屋台待ちの渋滞が発生していました。
 
福崎大和会館を過ぎてまもなくの「西治南」交差点(三差路)を左折。
 
道なりに走っていると、アーチ状の屋根を持った建物や遊具のある福崎町民第3グラウンドが見えてきます。
 
このグラウンドのある交差点を左折して播但線の踏切を渡り、中国自動車道の高架をくぐって北へ進むと長野橋で川を越えますが、この橋を渡ってすぐの「長野橋北詰」交差点を左折してください。
 
後は道なりに北へ北へと進むだけで、大きなため池の脇を通過して福崎町青少年野外活動センターと、登山者向けの駐車場に出会います。
 
今回は七種の滝を見ることだけが目的だったので、駐車場所から七種の滝をピストンするだけのつもりでした。
そのため、歩く距離が比較的短くて済むように、作門寺山門駐車場まで行ってみました。
 
福崎町青少年野外活動センターから先は、1車線幅ですが、所々に待避できる場所があるので、対向車に出会っても問題ありません。
今日は2台の対向車に出会いました。
 
11:05
作門寺山門駐車場に到着(地図中「P」)。
自宅から一時間ちょうどで到着。
 
▲作門寺山門駐車場の様子(右手前はトイレ)
 
作門寺山門駐車場から先へも車で入れるのですが、この先は今まで以上に狭く、対向車に出会うと大変なことになるので、安全のため作門寺山門駐車場に車を置くことにしました。
 
以下のURLをクリックすると、Googleマップで作門寺山門駐車場の位置が表示されます。(注:Googleマップでは、作門寺山門駐車場までの道路が表示されません)
 
 
11:09
準備を整えて徒歩で出発。
 
緩やかな登り坂になっている簡易舗装の1車線幅の道を進みます。
 
▲作門寺山門駐車場から先の道の様子
 
11:25
途中で弁慶のこぎり岩(地図中「弁慶のこぎり岩」)や、棚田跡か寺院跡の苔むした石積みを見ながらのんびり歩き、車道の終点(七種神社鳥居前駐車場)に到着(地図中「七種神社鳥居前駐車場」)。
 
▲七種神社鳥居前駐車場は数台の車を置けるようになっている
 
七種神社鳥居前駐車場に立っている古びた看板によると、ここから七種の滝までは300mとのこと。
 
車道終点のすぐ先には鳥居と太鼓橋があり、太鼓橋の向こうには虹ヶ滝が見えます。
 
▲七種神社の鳥居と太鼓橋(奥は虹ヶ滝)
 
鳥居をくぐって太鼓橋を渡ると、後は歴史を感じる古の参道歩き。
 
道が崩れないように古い石積みで補強されている場所があったり、岩にステップが刻まれていたり、歴史が感じられます。
 
山歩きをしている人から見ると登山道というより遊歩道ですが、山歩きに縁の無い人からすれば、登山をしている気分になるかも。
 
岩の上を歩くときは滑りやすい場合があるので、街歩き用の靴では危険。
 
▲道の縁が石積みで補強されている場所
 
▲右端の岩にステップが刻まれている
 
11:33
目の前に七種の滝が見えました。
 
音はサーッという軽い音ですが、期待通りに多くの水が流れ落ちる滝らしい姿を見せてくれています。
 
真下から滝を見上げようと思い、滝壺へ向かいました。
滝の真下に出るには、七種の滝が見えてからもさらに坂を上り、七種神社の石段直下から左へ進むのが安全(踏み跡程度の道があります)。
 
11:35
滝の真下に到着(地図中「七種滝」)。
 
▲真下から見上げた七種の滝
七種の滝の真下で撮影した全天球パノラマ(撮影日:2017年10月8日)

https://shimiken1206.sakura.ne.jp/panorama/nagusa20171008-1/virtualtour.html
滝の下でパノラマ撮影をしたり、ドローンを飛ばしてひとしきり遊んだ後は、踏み跡を登って石段の下まで戻り、石段を登って七種神社へ(地図中「七種神社」)。
 
▲七種神社の拝殿
 
七種神社の拝殿に向かって左側にはベンチがあって、そこから滝を眺めることも出来ます。
 
▲七種神社拝殿横から見た七種の滝
七種神社拝殿横で撮影した全天球パノラマ(撮影日:2017年10月8日)
 
せっかくなので、七種の滝と七種神社の両方を1枚の写真に納めようと思い、ドローンで空撮に挑戦。
 
(注:七種神社の建物とドローンとの間に30m以上の距離が保てないため、今までは航空法第132条の2を順守し、この場所ではドローンを飛ばしていませんでしたが、この度、航空法第132条第2号の許可と、航空法第132条の2第2号及び第3号の承認(包括許可)を大阪航空局から受けることが出来たので、十分な安全確認を行った上で飛行させました。)
 
 
▲ドローンで撮影した七種神社と七種の滝
 
何人もの観光客が水量が増えた七種の滝を目当てに七種神社まで上がってきていたので、安全にドローンを飛ばすために、七種の滝周辺が無人になるタイミングを待ったり、お昼ご飯を食べたりしたため、2時間以上も七種の滝周辺に滞在してしまいました。
 
13:50
下山開始。
もと来た道をたどって駐車場へ戻りました。
 
14:06
駐車場に到着。
 
七種の滝は、普段はほとんど水が流れていません。
滝らしい姿を楽しみたい方は、雨上がりを狙って訪れてみて下さい。