播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

BE-PAL付録のミニ・シェラカップ

購入の経緯

書店をぶらついていた時、小型のシエラカップが付録になった雑誌が目に留まりました。
 
山歩きを始めた頃は、私もうれしがって「シエラカップは必須装備!」なんて思いながら何個か持っていましたが、中身がすぐに冷めてしまうし(冷めた料理は苦手だし、コーヒーも熱い方が良い)、中途半端にかさばるし(容量が小さくて中に収納できるものが限られている)、蓋がないし、特に長所が見あたらなかったため、すぐに使わなくなりました。
 
そんなわけで普通のサイズのシエラカップは個人的に好きではなく、山歩きで使うことはありませんが、小型なら携帯性に優れていますし、調理時のちょっとした作業用に便利かなと思って購入しました。
 
 
▲ミニ・シェラカップと外装パッケージ

仕様

製品名: ミニ・シェラカップ(BE-PAL 2017年7月号特別付録)
サイズ: 上部外径 約100mm・下部外径 約60mm・高さ 約30mm(取っ手部分を除く実測値)
容量: 約140ml
重量: 64g(実測値)
材質: ステンレス
生産国: 中国
価格: 780円(BE-PAL 2017年7月号の価格)
備考: 2017年7月初旬にはBE-PAL 2017年8月号が発売になるため、それまでに購入する必要があります。

外観

普通のシエラカップを小さくしただけのデザインですが、小さくてかわいい。
 
 
▲ミニ・シェラカップと、サイズ比較用のFold-A-Cup(フォールダカップ)
 
 
▲ミニ・シェラカップの形状
 
底面には「BE-PAL 36th anniversary」と打刻されており、側面には50mlと100mlの位置に目盛りがあります(すり切り一杯で140ml)。

この目盛りはくっきりと打刻されていて、非常に読み取りやすい。
 
 
▲底面のロゴと側面の目盛り
 
取っ手はオーソドックスなシエラカップと同様、カップ部分の縁を一周回る形で固定されており、折りたたみ式にはなっていません。
 
 
▲取っ手の付け根部分

機能

ステンレス製ですから直接火にかけることもできます。
 
しかし、底面の直径が約60mmなので、ストーブのゴトクのサイズによっては直接置けない場合もあると思います。
そんな時は、網を使うなど工夫が必要。
 
ただ、火にかけると熱が取っ手にも伝わって扱いづらそうなので、私はたぶん単純に計量カップとして使ったり、溶き卵を作るための器、あるいは取り皿としてしか使わないと思います。
 
Fold-A-Cup(フォールダカップ)もサイズ的に似ていますが、あちらは計量カップとしては使えませんし(目盛りがない)、卵を溶くのに使ったりした場合、後で汚れを綺麗に拭き取るのがやっかいです。

最後に

このミニ・シェラカップですが、雑誌の付録なので手に入る期間は限られています。
欲しい方は書店へお急ぎ下さい。
 
私は何を血迷ったか、2冊買ってしまいました。
 
どうでもいい話ですが、「ミニ・シェラカップ」の「シェ」という表記が気になります。
シエラカップは「Sierra cup」なので、カタカナ読みをすると「シエラ」であって「シェラ」ではありません。
 
macを使っている方なら、最近のmacOSの通称「Sierra」や「High Sierra」を思い出せば、「シエラ」と発音すべきだとおわかりいただけると思います。
 
母音を小さく表記する書き方に無頓着な人は案外多く、例えば「エンターテイ(ン)メント」を「エンターティ(ン)メント」と表記する人もいます(entertainmentなので正しくは「エンターテインメント」となりますが、「ン」の有無はこのさい気にしないことにします)。
 
「パーティー」の「ティ」の発音を思い出せば分かるとおり、「ティ」は1つの音で、「テイ」は2つの音です。音の数が変わるのは相当大きな変化ですが、「エンターティ(ン)メント」と表記している人には気にならないのか、あるいはそういう人は「ティ」を「テイ」と読んでいるのかも知れません。そうすると、今度は「イ」を小さく表記する意味が分かりません。
 
こんなことが何故か気になってしまうので、商品名はパッケージの表記に従って「ミニ・シェラカップ」と表記しましたが、それ以外は「シエラカップ」の表記をこの記事では使っています。