以前、「山へ持って行けるドローン:Mavic Pro」と題した記事(https://dfm92431.hatenablog.jp/entry/2017/03/05/091345)で、DJI社製の高性能なドローンを紹介しました。
今回は、そのDJI社のマルチコプター型ドローン「Mavic Pro」用のアクセサリー類を紹介します。
まずは私が購入したMavic Proのフライモアコンボに付属するアクセサリーから。
最初に紹介するのは、自動車の中でバッテリーを充電するためのカーチャージャー。
品名: カーチャージャー(Car Charger)
メーカー: DJI(中国)
充電時間: 54分(バッテリー1本を満充電するのにかかる時間。カタログ値。)
価格: ¥5,832(税込)
メーカー: DJI(中国)
充電時間: 54分(バッテリー1本を満充電するのにかかる時間。カタログ値。)
価格: ¥5,832(税込)
機体用も送信機内蔵のバッテリーもリチウムポリマーバッテリーですから、常に満充電の状態で保管しておくのはバッテリーの劣化を進めるだけで、得策ではありません。
そのため、保管時はバッテリー残量が半分程度の状態にしており、Mavic Proを飛ばそうと思うとまず充電をする必要があるのです。
Mavic Proを飛ばそうと予定している場合は前日の夜や当日の朝に充電しますが、充電をし忘れていたり、突然思い立って出かける場合には、車内で充電しながら移動すれば何とかなります。
なかなか便利な製品ではありますが、標準付属の充電器と違ってUSBポートがついていません。
そのため、送信機の充電ができないのが難点。
そのため、送信機の充電ができないのが難点。
私の車のナビにはUSBポートが備わっていますが、Mavic Proの送信機を充電しようと思ってそこに接続すると、消費電力が大きすぎると警告が表示され、ナビがUSBポートへの給電を止めてしまいました。
フライモアコンボを買った場合はバッテリーを合計3本持っていることになりますから、中途半端に充電されているMavic Proのバッテリーにバッテリーパワーバンクアダプター(後述)をつなぎ、送信機はそこから充電するという対策が可能です。
あるいは、タブレットも充電出来るような大出力のモバイルバッテリーをお持ちなら、送信機の充電にはそれを使うのも良いと思います。
フライモアコンボには、バッテリーパワーバンクアダプターという製品も含まれています。
これは、機体用バッテリーの端子をUSBポートに変換するためのアダプター。
つまり、これをバッテリーに挿すと、機体用のバッテリーがUSBポートを備えたモバイルバッテリーとして使えるようになります。
つまり、これをバッテリーに挿すと、機体用のバッテリーがUSBポートを備えたモバイルバッテリーとして使えるようになります。
▲バッテリーパワーバンクアダプター(Mavic Proのバッテリーに接続した状態)
品名: バッテリーパワーバンクアダプター(Battery to Power Bank Adaptor)
メーカー: DJI(中国)
価格: ¥2,268(税込)
メーカー: DJI(中国)
価格: ¥2,268(税込)
バッテリーを2本充電して出かけたけど、実際に使ったのは1本だけだったというような時を想像してください。
すぐにまたMavic Proを飛ばす機会があれば良いですが、当面そんな機会がないという場合は、バッテリー自体が持つ放電機能で自動的に放電させるより、せっかくなのでスマホ等の充電をしてバッテリー残量を減らしてやる(少しでも早くバッテリー残量を減らし、劣化を防ぐ)というのも良いと思います。
あるいは、最初に紹介したカーチャージャーで充電出来ない送信機の充電にこれを使っても便利。
バッテリーパワーバンクアダプターは、Mavic ProのバッテリーにつないだだけではUSBポートに給電されません。
Mavic Pro本体を起動するときと同様に、バッテリーのボタンを2回(2回目は長押し)押してバッテリーを起動して使ってください。
フライモアコンボには予備バッテリーが2本含まれていて、もともと機体に付属しているものも含めて合計3本のバッテリーが手に入るわけですが、これらを1本ずつ充電するのは面倒です。
それを解決するために、フライモアコンボにはバッテリー充電ハブが付属しています。
▲バッテリー充電ハブ裏面(充電器のコネクタを接続する端子がある)
品名: バッテリー充電ハブ(Battery Charging Hub)
メーカー: DJI(中国)
充電時間: 5時間10分(Mavic Pro付属の充電器を使ってバッテリー4本をフル充電するのにかかる時間。カタログ値。)
4時間(カーチャージャーを使ってバッテリー4本をフル充電するのにかかる時間。カタログ値。)
重量: 82g
価格: ¥4,644(税込)
メーカー: DJI(中国)
充電時間: 5時間10分(Mavic Pro付属の充電器を使ってバッテリー4本をフル充電するのにかかる時間。カタログ値。)
4時間(カーチャージャーを使ってバッテリー4本をフル充電するのにかかる時間。カタログ値。)
重量: 82g
価格: ¥4,644(税込)
これは下面に専用充電器のコネクタを接続し、上面の4箇所にあるコネクタにバッテリーを接続すると、つながれたバッテリーを「順番に」充電してくれます。
▲バッテリー充電ハブにバッテリーを3本接続した様子
ハブという名前とコネクタが複数ある見た目から同時に充電するようなイメージが湧きますが、実際はバッテリーを1本ずつ順番に充電するというものですので、ご注意下さい。
バッテリーを充電する順序ですが、つないだ場所に関係無く、残量の多いものから先に充電されます。
とにかく少しでも早く満タンのバッテリーが欲しいという状況が多いでしょうから、そのような動作になるのは納得です。
とにかく少しでも早く満タンのバッテリーが欲しいという状況が多いでしょうから、そのような動作になるのは納得です。
なお、2017年に入ってからこれの高機能版(充電時間が短縮された)が発売され、ここで紹介している通常版は廃盤になりました。
フライモアコンボに付属するアクセサリーとして最後に紹介するのは、ショルダーバッグです。
▲ショルダーバッグ
品名: ショルダーバッグ(Shoulder Bag)
メーカー: DJI(中国)
価格: ¥9,396(税込)
メーカー: DJI(中国)
価格: ¥9,396(税込)
このショルダーバッグには折りたたんだMavic Proと送信機を収納でき、外側のポケットには予備バッテリーを入れられます。
▲ショルダーバッグ内にMavic Proと送信機を入れた様子
かなり窮屈ですが、なんとか収まります。
私はショルダーストラップを使わず、バッグ単体をバックパックに入れたり、バックパックの外側に取り付けて山に持って行き、Mavic Proを飛ばして遊んでいました。
薄かったり容量が少なかったりしますが、あちこちにポケットが付いているのも便利。
購入当初は活躍していたこのショルダーバッグですが、今は別のケースを使用しています(後述)。
次に紹介するのは、フライモアコンボには付属しませんが、DJI純正のアクセサリ-。
品名: 送信機モニターフード(Remote Controller Monitor Hood)
メーカー: DJI(中国)
重量: 91g
価格: ¥2,482(税込)
メーカー: DJI(中国)
重量: 91g
価格: ¥2,482(税込)
Mavic Proの送信機には、Mavic Pro本体から送られてくるカメラ映像を確認するなどの目的でスマートホンを取り付けますが、晴れた日の屋外ではその画面が非常に見づらい。
この製品は、スマートホンの画面に直射日光が当たらないようにするための「庇(ひさし)」です。
マジックテープを使って組み立て、アンテナに被せるようにして送信機に取り付けて使います。
アンテナを手前に倒すようにし、モニターフードで手元をしっかり覆ってやれば、晴天の屋外でもスマートホンの画面の視認性が少し高まります。
欠点は、畳んだ状態でもかさばるというところ。
純正のショルダーバッグにも入りません。
純正のショルダーバッグにも入りません。
品名: DJIドローン用 ランディングパッド
メーカー: 株式会社セキド(日本)
直径: 75cm(収納時:約30cm)
重量: 340g
価格: ¥2,700(税込)
メーカー: 株式会社セキド(日本)
直径: 75cm(収納時:約30cm)
重量: 340g
価格: ¥2,700(税込)
屋外でMavic Proを離着陸させる時、地面が砂地や草地の場合に必要になるアイテム。
離着陸させる場所が砂地の場合は、Mavic Proが巻き上げる砂埃がプロペラを傷つけたり、機体の吸気口(内部の電子部品の冷却用)から砂が吸い込まれて故障しかねません。
また、草地の場合は草がプロペラに絡まるおそれがあります。
そういったトラブルを防ぐために、地面に敷いて使うナイロンシートがこのランディングパッドです。
車の窓の内側に吸盤で貼り付ける日よけと似た構造で、縁に金属のフレームがあって全体をねじれば小さくまとまります。
運搬時は、付属の専用ポーチを利用します。
収納状態でも直径が30cmあるので、山へ持って行くにはかさばって不便です。
そのため、私は山でMavic Proを飛ばす際は、少し固めのナイロン生地で出来た普通のシートを小さく折りたたんで持って行き、使用時は四隅に石を載せたりしてランディングパッド代わりに使用しています。
スマートホンよりもタブレットの方が画面が大きくて見やすいため、場合によっては送信機にタブレットを取り付けたい事もあると思います。
そんな場合は、純正品ではありませんが、タブレット用のホルダーも複数のメーカーから販売されています。
どの製品も大体同じような仕組みで、スマートホンサイズの板状部品からアームが伸びており、そのアームの先端にタブレットを挟むための伸縮式のクリップが付いています。
タブレットを取り付けると送信機が重くなりますし、送信機自体の液晶画面が見づらくなるのが欠点。
最後に紹介するのは、私が山にドローンを持っていくときに最近よく使っているセミハードケース。
品名: Bestmaple ポータブル ハードシェル ストレージボックス for DJI Mavic Pro (受信機+機体)
メーカー: 不明
価格: ¥3,200(私が購入した時点での税込価格)
メーカー: 不明
価格: ¥3,200(私が購入した時点での税込価格)
最小限の体積でMavic Proと送信機を運べますし、ケースにはある程度の硬さがあるので、バックパックの中に適当に放り込んでいても、よほど無茶なことをしない限りは、機体や送信機が傷むことはありません。
欠点は、使用されている素材か接着剤か分かりませんが、変な臭いがすること。
私は溶剤系の臭いが平気なので問題ありませんが、人によってはこの臭いに耐えられないという場合もあるかも知れません。
ドローン用のアクセサリはメーカー純正品だけでなくサードパーティーからも様々な製品が出ています。
中には「こんなもの必要か?」と思うようなものもありますが、ドローンをより快適に飛ばすために色々と工夫をしてみてはいかがでしょうか。