播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

兵庫県神崎郡神河町の暁晴山(ぎょうせいざん:1077.1m)

2017年2月19日に訪れた暁晴山(ぎょうせいざん)に再度行ってきました。
 
前回は暁晴山に2017年にオープンするスキー場がどんなものか興味があったのと、ドローンを飛ばして遊ぶのが目的でした。そのため、山頂には登らなかったのです。
 
今回はちゃんと山頂を訪れ、雪の暁晴山山頂の全天球パノラマを撮影してきました。
 
 
▲対応する地図は、国土地理院発行の2万5千分の1地形図「長谷」
 
本日の目的は山頂の全天球パノラマ写真撮影のみ。何度も歩いている山なので、ブログを書くつもりはありませんでした。
そのため、一眼レフカメラには魚眼レンズを付け、荷物の軽量化のため標準レンズは家に置きっ放し。
 
ところが、下山時に今まで歩いたことのないルートを歩いたので、「やっぱりブログに載せよう」と気が変わり、メモ代わりにiPhone5Sで数枚だけ撮影していた写真と、前回撮影した写真を流用し、記事にしてみました。
 
09:30
姫路市街の自宅を車で出発。
 
国道312号線を北上し、ホームセンタージュンテンドー神崎店がある「福本東」交差点を左折。
ここからは県道8号線です。
 
「新寺前橋東」交差点を左折し、陸橋でJR播但線を越えてどんどん道なりに進みます。
 
上小田の集落を抜けてしばらく走ると、左へ曲がるヘアピンカーブの頂点にホテルリラクシアへの道の分岐(大きな看板がある)があるので、そちらへ入ります。
 
あとは道なりに走るだけでホテルリラクシア(地図中「ホテルリラクシア」)の前までたどり着きます。
 
姫路市街地からの道順をルートラボに載せています。
http://yahoo.jp/JQpa8p
 
 
10:50
ホテルリラクシア前の駐車場に到着(地図中「P」)。
 
 
▲ホテルリラクシア前の駐車場から、鉄塔が林立する暁晴山を見る(下山時に撮影。右端に写っている建物は公衆トイレ。)
 
ここは本来、ホテル利用者のための駐車場ですが、積雪期は一般向け駐車場が雪に埋もれてしまうので、ホテル利用者もそうでない人もここに車を置きます。
 
11:05
駐車場にある公衆トイレで用を足し、靴を履き替えたり準備を整えて出発。
 
車で上ってくる時、ホテルリラクシアに突き当たる直前の左手にサイクリングロードの入口(地図中「サイクリングロード入口」)が見えるのですが、いつものようにそこから入山しました。
 
 
▲サイクリングロード入口(2017/02/19撮影)
 
11:08
サイクリングロード入口のゲート周辺は雪が多かったので、早速スノーシューを装着。
ところが、少し歩いたらすぐに路面の雪が無くなってしまいました。
 
スノーシューを脱ぐのも面倒なので道から少し外れた雪の上を歩いて行くと、グラウンド(地図中「グラウンド」)の手前あたりからはサイクリングロードの路面にもたっぷり雪が残っていました。
 
サイクリングロードにある雪はしっかり締まっていて、スノーシューを履いていたらほとんど足が沈まず、快適に登っていけました。
 
11:27
暁晴山山頂へ続く道のゲートを通過(地図中「ゲート」)。
 
私が歩いて来たサイクリングロードは環状になっているのですが、地図中「ゲート」の位置から山頂へ車道が分かれます。
 
これは、暁晴山の山頂にあるアンテナ設備の管理用道路。
そのため、関係車両以外が進入できないようにゲートが設けられているのです。
 
ゲートから先はしばらくの間両側が植林であまり雰囲気は良くありませんが、斜度は緩く、山頂が近づくと両側が自然林。しかも展望が良好です。
 
 
▲山頂近くのアンテナ管理道路の様子
 
11:48
最後だけ管理道路をたどらずに雪原を登り、距離を節約して暁晴山の山頂に到着。
 
天気は良かったのですが、モヤっていて遠望はききませんでした。

それでも、北から西にかけては兵庫県最高峰の氷ノ山(ひょうのせん)や三の丸、兵庫県で2番目に高い三室山(みむろやま)、後山や日名倉山くらいまではくっきりと見えました。
 
北から東にかけては、千町ヶ峰(せんちょうがみね)、段ヶ峰の雪をまとった姿があり、目の前には夜鷹山が大きく見えます。そこから視線を右に移すとモヤの中に笠形山のシルエット。
 
南側は、モヤの中に山々の輪郭がうっすらと見えるだけでした。
 
暁晴山山頂の全天球パノラマ(撮影日2017年03月04日)

https://shimiken1206.sakura.ne.jp/panorama/gyoseizan20170304/virtualtour.html
 
先客もいましたし、私が山頂で昼食を楽しんでいる間にも複数のハイカーが上がってきていました。
スノーシューを気軽に楽しむには最適な山なので、人気があるようです。
 
一人を除いて全員がスノーシューを履いていたのですが、その一人はスキーを装備。
私が昼食中にズザーッという音が聞こえてきましたが、そのスキーヤーが斜面を滑り降りる音だったのかな。
(私のいた位置からは下っていくスキーヤーの姿は見えませんでした。)
 
12:55
十分に景色を堪能したので、下山開始。
 
13:09
もと来た道を下り、ゲートまで戻ってきました。
 
当初は往路をそのまま引き返すつもりだったのですが、先月ここに来たときに見たスキー場のゲレンデ予定地を歩いて下ると面白そうだと思い、ゲートを出て右へ向かいました。
 
そして、1015m標高点から北へ延びる、誰の足跡もない真っ白な雪原(ゲレンデ予定地)へ突入。
 
 
▲真っ白なゲレンデ予定地を下った(左奥の山にあるゲレンデのような所は雪が積もった防火帯)
 
ゲレンデ予定地には伐採された木々が所々に積まれていて、近くを通ると木の良い香りが漂ってきます。
 
途中で2度ほど雪を踏み抜いて膝上まで雪に埋まってしまいましたが、動物の足跡すらない純白の斜面を、スノーシューをバフバフ鳴らしながら下るのは快感です。
 
 
▲下った斜面はこんな感じ(2017/02/19にドローンで撮影)
 
グラウンドの南側でサイクリングロードに合流し、後は往路をたどって駐車場へ戻りました。
 
13:28
駐車場に到着。
 
15:20
自宅に到着(国道312号線の道路工事の影響があったり、途中でガソリンスタンドに寄ったために2時間かかっています)。
 
 
▲今回のルートの高低差を表したグラフ(カシミール3D)