前回の山歩きでは桶居山に登りましたが、その時に高御位山(たかみくらやま)を見て久しぶりに登りたくなったので、本日は高御位山へ行ってきました。
当初は、長尾集落南にある円形の駐車場に車を止め、北山鹿嶋神社から山頂へ登り、山頂の反射板から南へ下るつもりだったのですが、現地で急遽ルートを変更し、馬の背尾根から山頂へ往復することになりました。
▲対応する地図は、国土地理院発行の2万5千分の1地形図「加古川」
10:15
姫路市街の自宅を車で出発。
国道2号線を東進し、高砂の「阿弥陀」交差点を左折します。
そのまままっすぐ北へ進むと高砂市の公園墓地があるのですが、その手前で鹿嶋神社へ誘導する(左折するよう書かれている)看板が立っている交差点(信号はない)を右折し、道なりに走って行くと、池の中に浮かぶ円形の駐車場があります。
10:45
長尾の駐車場に到着しましたが、他の車の出入りの邪魔にならない場所はすべて車が止まっていて、空きが出るのを待っている車までいる状態でした。
長尾の駐車場に到着しましたが、他の車の出入りの邪魔にならない場所はすべて車が止まっていて、空きが出るのを待っている車までいる状態でした。
というわけで、来た道を引き返し、鹿嶋神社へ向かいました。
10:50
チタン製の巨大な鳥居のある鹿嶋神社駐車場に到着(地図中「P」)。
こちらもほぼ満車に近い状態でしたが、かろうじて数台分の空きがあったので、そこへ車を止めました。
チタン製の巨大な鳥居のある鹿嶋神社駐車場に到着(地図中「P」)。
こちらもほぼ満車に近い状態でしたが、かろうじて数台分の空きがあったので、そこへ車を止めました。
この駐車場には、公衆トイレ(上の写真では左端の建物)と飲み物の自販機があります。
10:57
この駐車場の最寄りの登山口は馬の背尾根南端にあります。
馬の背尾根でとりあえず高御位山山頂へ向かい、下山ルートは山頂で考えることにして出発。
駐車場南東隅から駐車場を出ると、下の写真の場所に出会います。
右の森の中へ入ると、なだらかな道で馬の背尾根へ上がれる一般的なルート、舗装道路を進んでいくと、尾根の西側の急斜面を直登する鉄階段コースです。
岩の斜面を直登する方が面白いので、鉄階段コースを選択し、舗装道路を北へ進みました。
この舗装道路は、3分ほど歩いたところで未舗装になります。
さらにそこから5分ほど歩いたところに、鉄階段コースの登山口である「鉄階段」があります。
さらにそこから5分ほど歩いたところに、鉄階段コースの登山口である「鉄階段」があります。
11:08
鉄階段に到着(地図中「鉄階段」)。ちょうど送電線の真下付近です。
鉄階段に到着(地図中「鉄階段」)。ちょうど送電線の真下付近です。
▲鉄階段と送電線
鉄階段を登った先ですが、はじめのうちはしっかり道が付いています。
しかし、高度が上がっていくと、道が形成される土の斜面はなくなり、どこでも好きなように歩ける単なる岩の斜面になります。
しかし、高度が上がっていくと、道が形成される土の斜面はなくなり、どこでも好きなように歩ける単なる岩の斜面になります。
なかなかの急斜面で、登るのは楽しいのですが、下りには使いたくありません。
11:18
送電線鉄塔の少し北側で、馬の背尾根に乗りました。
左を見れば百間岩、右を見れば高御位山山頂が見える、好展望の尾根道です。
送電線鉄塔の少し北側で、馬の背尾根に乗りました。
左を見れば百間岩、右を見れば高御位山山頂が見える、好展望の尾根道です。
上の写真でも分かるとおり、主稜線が近づくと尾根の斜度は一気に増しますが、岩が多い道なので、個人的には楽しく登れます。
11:29
東西に走る主稜線と合流しました(地図中「馬の背分岐」)。
前回、桶居山へ行ったときにも歩いた場所です。
東西に走る主稜線と合流しました(地図中「馬の背分岐」)。
前回、桶居山へ行ったときにも歩いた場所です。
ここから東へ進み、桶居山への分岐(地図中「桶居山分岐」)を無視して、やや急で滑りやすい(砂が浮いている)斜面を下っていきます。
この下り斜面をクリアすれば、しばらくは比較的なだらかなアップダウンが続きます。
11:44
市ノ池公園分岐を通過(地図中「市ノ池公園分岐」)。
市ノ池公園分岐を通過(地図中「市ノ池公園分岐」)。
11:56
長尾奥登山口への分岐を通過(地図中「長尾奥分岐)。
長尾奥登山口への分岐を通過(地図中「長尾奥分岐)。
11:57
登山道脇にケルンが作られているのに出会いました。
ここからは高御位山山頂への最後の登り斜面がよく見えます。
登山道脇にケルンが作られているのに出会いました。
ここからは高御位山山頂への最後の登り斜面がよく見えます。
12:05
高御位山山頂の西端に到着(地図中「長尾分岐」)。
ここには電波反射板、天乃御柱天壇碑、鳥居があり、南側斜面で何人ものハイカーが休憩中でした。
高御位山山頂の西端に到着(地図中「長尾分岐」)。
ここには電波反射板、天乃御柱天壇碑、鳥居があり、南側斜面で何人ものハイカーが休憩中でした。
ここから東へ進むと、バイオトイレ前を通過して高御位神社に出ます。
この高御位神社の建物南西隅付近に、三等三角点標石(点名:高御位)が埋まっています。
高御位山山頂からの展望がどのようなものかは、2014年6月24日に私が撮影した全天球パノラマでご覧下さい。
高御位山の山頂で撮影した全天球パノラマ(撮影日:2014年6月24日)
https://shimiken1206.sakura.ne.jp/panorama/takamikura20140624-2/virtualtour.html
山頂は神社の周辺も岩の上も、景色の良い場所は人だらけ。
景色が見えないとか、道のすぐ近くでハイカーが通る度に気を遣わないといけない場所なら空いているのですが、そんなところで食事を摂りたくありません。
高御位神社のすぐ南東に、飛翔の碑と呼ばれるものが立っていますが、その周辺はなぜか人が少なかったので、南側を見渡せるその場所で昼食を摂ることにしました。
本日のメニューは、コンビニおにぎり×2と、固形燃料で温めた焼き鳥の缶詰。
この場所は景色が良く、今日は目の前の断崖をクライマーが登る様子も見学しながら食事が楽しめました。
▲山頂の断崖を登るクライマー
13:05
景色を堪能し、下山開始。
景色を堪能し、下山開始。
長尾に下りると、下山にかかる時間の短縮にはなりますが、その後駐車場まで歩かないといけません。
どうせ長い距離を歩くなら、舗装道路よりは山道の方が楽しいので、来た道を引き返すことにしました。
この下山時、私の前を中高年のグループが歩いていました。
彼らの中の1人が演歌を大音量で流しているのが耳障りだったので追い越してしまおうと思ったのですが、ゴルフ用の大きな傘を日よけに差していて、傘が邪魔で追い越すのは難しい。
おかしな人たちだと困るので、声をかけたくもありません。
彼らと一定の距離を開けながら歩きました。
13:15
長尾奥登山口分岐を通過(地図中「長尾奥分岐」)。
長尾奥登山口分岐を通過(地図中「長尾奥分岐」)。
13:27
市ノ池公園分岐を通過(地図中「市ノ池公園分岐」)。
市ノ池公園分岐を通過(地図中「市ノ池公園分岐」)。
団体さんと件の中高年グループがすれ違う場面がありましたが、彼らは傘を閉じません。
団体さんは「カラオケ(カラオケではありませんが。。。)の音とともに登場や!」「(傘が)風に煽られるよ」等と声をかけていました。
それぞれ「音がうるさい」「邪魔な傘は閉じろ」という意味が言外に含まれていると思うのですが、日傘グループは全く意に介する様子もなく、ずっと傘を差し、音楽を流しっぱなしで歩いていました。
13:43
馬の背尾根への分岐(地図中「馬の背分岐」)に到着。
馬の背尾根への分岐(地図中「馬の背分岐」)に到着。
馬の背分岐で彼らが休憩を取ったので、そのチャンスに彼らを追い越しましたが、追い越す際に聞こえた演歌の音量のすごいこと。
電車の中のヘッドホンの音漏れで若い人が注意されている場面を何度も見たことはありますが、これは音漏れどころの騒ぎではありません。
風の音や虫の声、鳥のさえずり、山の中でそういった音を楽しみにしている人たちも多いと思いますが、あんなグループがいたら台無しです。
今までペースメーカーになっていたグループが居なくなったので、ここからは静かに、自分の好きなペースで歩けます。
鉄階段への急斜面を下りるのは怖かったので、尾根の先端まで一般ルートを通ることにしました。
13:57
馬の背尾根に立つ送電線鉄塔を通過(地図中「姫路火力東線33番鉄塔」)。
馬の背尾根に立つ送電線鉄塔を通過(地図中「姫路火力東線33番鉄塔」)。
鉄塔の先で、今まで岩がちだった道が砂の道に変わりますが、地上が近づくと再び岩の斜面に戻ります。
上の写真の通り、尾根の先端は森になっているので、最後は涼しい森の中を抜けて、3枚目の画像にある「野鳥の森」看板の場所に下りてきました。
14:10
駐車場に到着。
駐車場に到着。
14:45
自宅に到着。
自宅に到着。
本日のルートの歩行距離(沿面距離)は約6.2km、累積標高差は約570mでした。