播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

播州平福しゃくなげの里

今朝、朝食後に神戸新聞を読んでいると「シャクナゲ見ごろ 山肌華やかに 佐用」という記事が目に留まりました。

どこへ出かけようか悩んでいましたが、この記事のお陰で行き先が決定。
播州平福しゃくなげの里です。


▲本日のルート(しゃくなげの里)

Googleマップで「しゃくなげの里」の位置を表示するには、以下のURLをクリックして下さい。


姫路市街の自宅を車で出発し、国道29号線の「追分」交差点から西へ。
新宮からは国道179号線(出雲街道)を佐用へ向かいます。

佐用坂を北へ下りきってすぐの「上町」交差点を右折。
ここからは国道373号線です。これを北上し、道の駅ひらふくを過ぎてまもなく、鳥取自動車道の高架をくぐる直前に「しゃくなげの里」の無料駐車場があります。

姫路市街の若干の渋滞と、相坂峠北側の工事渋滞で時間がかかり、自宅から2時間かかりました。

鳥取自動車道の高架下近くにテントが立っていて、そこで入園料を支払い、B5サイズの園内の地図と入園券を受け取ります(地図中「P」)。


▲しゃくなげの里の駐車場と受付のテント(右奥がしゃくなげの里)

園内の通路には順路を示す道標が設置されているので、地図がなくても何とかなりますが、地図がある方が色々と便利。


▲園内入口付近の様子

しゃくなげ園は冒頭の地形図で見ておわかり頂けるとおり、山の斜面を歩いて花を見ることになります。

通路はよく整備された遊歩道ですが、幅は狭く、場所によっては丸太階段があるため、歩きやすい服装で出かけることをお勧めします。

園に入ってまもなく右側にトイレがあり、その先に六角堂と専念堂があります(地図中「六角堂」)。

六角堂の横にある小さな小屋の屋根にシャクナゲが根付いていて、それを見るために脚立が立てかけてありました。


▲六角堂(奥に専念堂がある)


▲専念堂

法師塚霊場縁起
当霊場は、高野山の使僧専念法師が諸国巡回の途次 正徳3年(1713年)3月この地で遷化されたので村人達が墓を建てて法師塚とよび、ねんごろにご供養していたところ、この地を踏み、この墓に詣ると不思議と諸種の願いごとがかなえられるといわれ、遠近の信者が参詣されるようになったものであります。
尚、この地には霊木があって年に二度新芽を吹いていたといわれ、また、清水の湧く井戸があって如何なる旱天にも水の枯れたことがないと言い伝えられています。
 南無大師遍照金剛
(出典:現地の石碑)

六角堂近くで撮影した全天球パノラマ(撮影日:2015年4月18日)

https://shimiken1206.sakura.ne.jp/panorama/shakunagenosato20150418/virtualtour.html

順路に従って六角堂から先へ進むと、第1展望台があります(地図中「展望台(1)」)。
展望台という名前ですが、あまり展望はありません。


▲第1展望台(他の展望台も似たような構造)

ここから順路に従って進めば、第2~第4展望台、そして第4展望台からは谷間にあるうぐいす小屋(あずまや)を経由し、第1展望台に戻ってきます。

第4展望台からうぐいす小屋の先までは植林の中で、シャクナゲはありません。


▲うぐいす小屋(あずまや)

時期によって花が咲く場所が異なるそうで、本日は六角堂周辺が見頃になっていました。


▲六角堂の下側の様子(帰りに撮影)

私は途中でパノラマ撮影をしましたが、それでも順路を普通に歩いて回って、駐車場を出発してから車に戻るまで1時間かかりました。
花をじっくり楽しみながら歩くと、もっと時間がかかるかも知れません。

施設名称: しゃくなげの里
所在地: 兵庫県佐用郡佐用町延吉1203-5
開園期間: 4月上旬~5月中旬(気候により開園期間がかわることがあります)
開園時間: 9:00AM~5:00PM(入園は4:30PMまで)
入園料: 大人(高校生以上)ひとり¥600、 小中学生ひとり¥400
アクセス: 中国自動車道・佐用インターチェンジより国道373号線北へ約5分。