本日は、休日に出勤した分の振替休日。
なんだか最近身体がだるいので、久しぶりに身体を動かしてしゃきっとしようと思ったのですが、この時期の山歩きは行き先の選択を誤ると大変です。
暑さに弱い私でも歩けるようなショートコースの山で、朝ゆっくり寝ていてもお昼ご飯を山の上で食べられるような近い場所で、景色が良いところはないかと考えると、高御位山(たかみくらやま)しか思いつきませんでした。
(高御位山は岩山なので日光を遮る木々が無く、また真夏は照り返しが強烈です。真夏に高御位山を歩くことは、避けた方が良いと思います。)
本日の行程は、成井登山口に駐車し、峠道ルートで縦走路に出て山頂へ向かい、成井登山道(石段)で下山するというものです。
▲対応する地図は、国土地理院発行の2万5千分の1地形図「加古川」
10:15
姫路市街の自宅を車で出発。
10:15
姫路市街の自宅を車で出発。
高御位山の北を東西に走っている県道65号線を東進し、「原西」交差点を右折して南へ進みます。
800mほど走ったところに「高御位山登山口」と書かれた大きな看板の立つ信号のない交差点があるので、そこを右折します。
道なりに西へ進み、行き止まりの直前にある「高御位→」という道標に従って右折。
突き当たりの丁字路に「←高御位神社参道」の道標があるので、それに従って左折。
突き当たりの丁字路に「←高御位神社参道」の道標があるので、それに従って左折。
あとは道なりに進めば、公衆トイレがある無料駐車場にたどり着きます。
以上のルートはGoogleストリートビューで見ることが出来るので、事前に予習しておくと確実です。
姫路市街地からこの駐車場へのルートを「ルートラボ」で作成してみました。
興味のある方は下のURLからご覧下さい。
興味のある方は下のURLからご覧下さい。
http://yahoo.jp/JUS68O
▲姫路市街から高御位山成井登山口へのルート
▲姫路市街から高御位山成井登山口へのルート
県道65号線から県道388号線を通った方が距離は短いですが、ここに書いたルートが最もわかりやすいと思います。
10:50
駐車場に到着(地図中「P」)。
土日は満車で止められないイメージがありますが、さすがに平日のこの時間なら空きが十分にあります。
駐車場に到着(地図中「P」)。
土日は満車で止められないイメージがありますが、さすがに平日のこの時間なら空きが十分にあります。
▲駐車場の様子
11:00
駐車場にある公衆トイレで用を足し、準備を整えて出発。
駐車場にある公衆トイレで用を足し、準備を整えて出発。
成井登山道は山頂の高御位神社への参道で、当初この道を往復するつもりでしたが、ほぼ全行程が石段で面白くありません。
どうしようかなと悩みながら登山口へ向かっていると、車道の左側に「小高御位山経由高御位山山頂周回コース」と書かれた道標と登山口がありました。
小高御位山に登ると、そこから下って登り返しがあります。暑いから無駄なアップダウンは避けたいので、この登山口は無視しました。
そのすぐ先でまた左側に登山口がありました。こちらは「峠道 高御位山へ」と書かれた道標があります(地図中「峠道登山口」)。
峠に出てから山頂へ向かうなら、無駄な下りが発生しません。
道の様子を偵察してみると、木々に覆われているため直射日光が当たらず、涼しそうにも見えます。
それに、この峠道ルートは今まで歩いたことがない道のはず。
道の様子を偵察してみると、木々に覆われているため直射日光が当たらず、涼しそうにも見えます。
それに、この峠道ルートは今まで歩いたことがない道のはず。
というわけで、峠道ルートで登ることに決定。
峠道ルートの登山口は、大きな岩と赤い道標があるので見落とすことは無いでしょう。
峠道ルートの登山口は、大きな岩と赤い道標があるので見落とすことは無いでしょう。
▲峠道ルートの登山口
峠道ルートの序盤は道幅が50~60cmあり、両側の植物が全く邪魔にならない快適な道です。
11:05
木で出来た小屋に出会いました(地図中「小屋」)。
木で出来た小屋に出会いました(地図中「小屋」)。
左右に伸びる道もあり、登山道の交差点になっています。
▲用途不明の小屋
峠道ルートは直進、左へ行くと行場(?)、右へ延びる道は、地形図によると北にある神社へ通じているようです。
小屋のすぐ先にある行場(?)には、「高御位神宮宮司」名で「無断使用禁止」と書かれた立て札があります。
登山道の交差点から先は、今までと違って歩く人が少ない山道という雰囲気。
路面はしっかり踏まれていますが、両側の植物が元気です。
路面はしっかり踏まれていますが、両側の植物が元気です。
▲行場(?)から先の道の様子
両側の植物が鬱陶しい区間はすぐに終わり、再び歩きやすくなります。
植物が多い区間を通過した後に服やズボンをチェックしましたが、ダニはついていませんでした。
小径の両側が沢というのか、雨水でえぐられて出来た溝のようなものになっていて、その沢(?)を何度か渡りながら谷間を登っていきます。
▲再び歩きやすくなった道の様子(道の両側に沢(?)がある)
11:16
主稜線を通っている縦走路に合流しました(地図中「縦走路合流地点」)。
縦走路から私が登ってきた道へは、何の案内もありませんでした。
主稜線を通っている縦走路に合流しました(地図中「縦走路合流地点」)。
縦走路から私が登ってきた道へは、何の案内もありませんでした。
▲合流地点の様子
ここからは北へ、岩がちな道を進みます。
谷間の峠道は直射日光が木々に遮られて涼しかったのですが、この縦走路は背の高い植物がないので暑い。
と思っていたら、太陽が雲の陰に入ってくれました。
しかも、風が吹き始めて涼しい。
しかも、風が吹き始めて涼しい。
真夏で雲一つ無い晴天だと、直射日光と岩盤からの照り返しで灼熱地獄になりそうな道です。
▲山頂まで200~300m付近の縦走路の様子
私の大好きなイワイワした道ですが、やはり身体が鈍っているのか、あるいは気温の高さか、数十メートル登る度に立ち止まって息を整える必要がありました。
ただ、汗で服が濡れていたので、立ち止まっていると、風を受けているうちに徐々に寒く感じるようになってきました。
11:33
尾根の肩と言えばいいのかな。なだらかな岩尾根に出ました(地図中「尾根の肩」)。
尾根の肩と言えばいいのかな。なだらかな岩尾根に出ました(地図中「尾根の肩」)。
ベンチがいくつか並んでいて、風が吹き抜けて涼しいためか、複数のハイカーが休憩中でした。
すぐ下にここで撮影したパノラマを載せていますが、山頂からの景色に引けを取らない展望を楽しめます。
真夏以外の季節に限りますが、山頂が混雑しているときは、ここで大休止をとればよいかもしれません。
ここまで来れば、山頂は目と鼻の先です。
▲尾根の肩の様子
尾根の肩で撮影した全天球パノラマ(撮影日:2014年6月24日)下山時に撮影
https://shimiken1206.sakura.ne.jp/panorama/takamikura20140624-1/virtualtour.html
この岩尾根からは、手すり(転落防止柵)付きの石段(参道)を登ればすぐに山頂です。
▲山頂直下の石段の様子
11:38
山頂の高御位神社に到着しました(地図中で299.7m三角点の位置)。
山頂の高御位神社に到着しました(地図中で299.7m三角点の位置)。
▲山頂の高御位神社
衣服が汗で濡れた状態で風に吹かれたためか、お腹が冷えて激痛が。。。
幸いなことに、高御位山は山頂にバイオトイレがあるので、惨事は免れました。
幸いなことに、高御位山は山頂にバイオトイレがあるので、惨事は免れました。
▲山頂のバイオトイレ
すっかり気分が良くなったので、山頂の岩の上で、薄い雲でいくぶん弱められた日光を浴びながら、涼しい風に吹かれてランチタイム。
本日のメニューは、マルちゃんのカレーうどん。そして、食後にフリーズドライのミントチョコチップアイス。
アイスクリームは、日当たりの良い場所に置いていたのでしっかり暖まってしまいましたが、味はまさしくアイスクリーム。
▲本日の昼食(マルちゃんのカレーうどん)
▲本日のデザート(フリーズドライのアイスクリーム)
食後は岩場の上から景色を楽しんでのんびり休憩。
山頂の岩の上からの景色は、下のパノラマでご覧頂けます。
山頂の岩の上からの景色は、下のパノラマでご覧頂けます。
高御位山の山頂で撮影した全天球パノラマ(撮影日:2014年6月24日)
https://shimiken1206.sakura.ne.jp/panorama/takamikura20140624-2/virtualtour.html
12:55
食事と景色を堪能して1時間以上休憩し、下山開始。
食事と景色を堪能して1時間以上休憩し、下山開始。
下りには、当初予定していた成井登山道を使うことにしました。
尾根の肩付近にある大きな案内図前を通り過ぎると、成井登山口への道が左へ分岐するのに出会います。
▲成井登山口への分岐の様子
ここから成井登山口までの行程は、大半がつづら折れの階段です。
擬木階段から始まり、石段、縁をコンクリートの円柱で縁取りした石段、自然石の階段、丸太階段が登場します。
13:16
山頂まで425mの地点を通過。ここはベンチが設置された休憩所になっています(地図中「山頂まで425m地点」)。
山頂まで425mの地点を通過。ここはベンチが設置された休憩所になっています(地図中「山頂まで425m地点」)。
分かりにくいですが、ここには北から道が合流しています。これは、後述する「タヌキ岩」から続く道。
標高が高い場所は、つづら折れの「折れ」の部分に階段がなかったりしましたが、標高が下がってくると、技巧を凝らした階段が「折れ」の部分に登場します。
▲技巧を凝らした石段
13:24
タヌキ岩を見るための道が分岐している場所を通過(地図中「タヌキ岩分岐」)。
タヌキ岩を見るための道が分岐している場所を通過(地図中「タヌキ岩分岐」)。
今回は通りませんでしたが、ここから道標に従って進むと、タヌキ岩と呼ばれる岩を見て、前述の「山頂まで425m地点」に出られます。
(参考:「兵庫県高砂市の高御位山(たぬき道で登る) 」
13:30
成井登山口に到着。
成井登山口に到着。
▲成井登山口の様子
ここは、峠道登山口の約80m北の位置。
車道を南へ進んでいくと、峠道登山口前を通過して駐車場へ戻れます。
車道を南へ進んでいくと、峠道登山口前を通過して駐車場へ戻れます。
13:34
駐車場に到着。
駐車場に到着。