播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

神戸市長田区で開かれた「2,000人ギター弾き語り」

今日は神戸市長田区のJR新長田駅近くにある鉄人広場(巨大な鉄人28号のモニュメントで有名)で開かれた「2,000人ギター弾き語り」を見学してきました。
 

▲JR新長田駅近くの鉄人広場
イベント当日、鉄人広場で撮影した全天球パノラマ
ギターを持っている人も持っていない人も、鉄人28号の足下で、みんなで「上を向いて歩こう」を弾き語るというイベントです。
 
参加費は不要ですが、募金箱が設置されていました。
集まったお金でギターを買い、東日本大震災で被災した中学生達にギターを送ります。このイベントの主催者が現地に出向いてギターの弾き方も説明し、彼らの笑顔を取り戻すというのが募金の使い道。
 

▲2,000人ギター弾き語り受付の様子
 
過去2回、同様のイベントで東北に足を運んだ主催者の話がありましたが、震災直後はさんざんマスコミや芸能人が来てくれたのに、今はさっぱりとのことです。そんななかで、東北支援を続けているため、現地の方には感謝されたそう。
 
さて、このギターの弾き語りイベントは15時からですが、その前にささきいさお氏のトーク&ライブが14時からありました。
私は「ささきいさお」という名前を聞いてもさっぱり分かりませんでしたが、アニメソングの有名な歌手とのこと。
 
有名人が登場するイベントでは撮影禁止のことが多いですが、今回のライブは撮影OKというアナウンスがあったので、聴衆はスマホやビデオカメラを持って夢中で撮影していました。
 

▲宇宙戦艦ヤマトのオープニングを歌い終わった直後のささきいさお氏
 
三国演義のオープニング曲で始まり、ゲッターロボ、ダイモス、ガイキング、グレンダイザー、ウルトラマン、ウルトラセブン、ザ・ウルトラマン、銀河鉄道999、真っ赤なスカーフ(宇宙戦艦ヤマトのエンディング)、そしてトリは宇宙戦艦ヤマトのオープニング曲。
 
前半はさっぱり分かりませんでしたが、ウルトラマン以降はなんとか。
 
往年のアニメファンにはたまらない選曲だったようで、ツイッターにはこのイベントを見に来た人たちの歓喜のコメントがたくさん流れていました。
 
客席には中年男性が多いのですが、中には小さな子供を連れた若い女性も複数いて、私よりもずっと若そうに見えるのですが、ささき氏の歌に合わせて歌詞を口ずさむ光景も見られました。
 

▲ささきいさお氏の歌声に夢中
 
ささきいさお氏は現在71歳。
体型や動き、表情、声からはとてもそんな年齢に見えません。歌声もすごい迫力。
 
ウルトラセブンのオープニングを歌うときには歌詞をど忘れし、客席にマイクを向けて歌ってもらうというおちゃめな一面も。
 
ささきいさお氏の持ち時間は14:00~14:30までの予定だったようですが、観客の盛り上がりように嬉しくなったらしく、予定を10分ほどオーバーし、予定より多くの曲を熱唱。
 
本物のプロのすごさを体験させて頂きました。
 
続いては2,000人ギター弾き語りイベントです。
 

▲ギター弾き語りイベントのステージ上の様子
 
オレンジ色のオーバーオールを着た「しんごお兄さん(神戸AMP所属)」が司会進行を担当。
 
「上を向いて歩こう」を弾き語りするために必要なコードを一つずつ説明し、コードを覚える度に最初から最後に覚えたコードまでを弾きながら歌うという練習を繰り返します。
 
大半の方はギターが弾けるようですが、弾けない方は隣の人に教えてもらったり、1人でああでもないこうでもないと悩みながらも、皆さん楽しそうです。
 

▲PAブースの様子
 

▲真剣な表情でギターを弾く子供達
 

▲鉄人28号モニュメントとギター弾き語り参加者
 
すべてのコードを覚えたら、最後は通しで「上を向いて歩こう」を演奏します。
例年よりスムーズに進んで時間があったらしく、数回通しで演奏していました。
 
ギターの弾き語りイベントですが、ギターを持っていない人も歌だけで参加できます。
というわけで、最後はギターを持っていない人は演奏に合わせて手を振って場を盛り上げていました。
 

▲最後は踊る
 
10月中旬とは思えない暑い一日でしたが、皆さん暑さなんて気にせず大いに盛り上がっていました。
 
2,000人集まるのが目標ですが、今年集まったのは500名弱だそうです。
来年も続けるそうなので、興味のある方はぜひ。イベントが近づくと新聞やラジオで宣伝されるはずです。(今回も新聞各紙で紹介されていました)