播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

Microsoft Surface Pro 用純正アクセサリ3種

先日のブログではMicrosoftが販売しているWindows8 Pro搭載タブレットPC「Surface Pro」(https://dfm92431.hatenablog.jp/entry/2013/06/23/181931)を紹介しましたが、今回は専用のアクセサリを紹介します。
 
まずはパソコンとして使う場合に欠かせないキーボードから。
 
 
▲Surfaceタイプカバー(表面)トラックパッドも備えている
 
製品名: Surfaceタイプカバー
メーカー: Microsoft
サイズ: 約 188 x 277 mm ・ 厚さ 約 6 mm カタログ値
重量: 約218g(カタログ値)
色: ブラック
定価: ¥10,980
購入価格: ¥10,980
購入先: マイクロソフトストア
 
Surface専用のキーボードには打鍵感のないタッチカバーと、短いストロークながらも打鍵感のあるタイプカバーの2種類があります。
 
タッチタイピングでまともに文字入力をしようと思えば、打鍵感のあるタイプカバーの方が快適なのは間違いありませんし、暗い色の製品しか選ばない私にとっては、タッチカバーのカラーバリエーションの豊富さは魅力として感じません。
というわけで、タイプカバーを購入しました。
 
裏面はフェルト生地のようになっており、机の上に置いて使うとき、ズズッと滑らせて移動させてもテーブルやキーボード背面に傷がつく心配がありませんし、音も静か。
 
また、Surface本体にこれを取り付けて持ち歩くときは、フェルトの手触りが快適。
 
 
▲Surfaceタイプカバーの裏面
 

▲タイプカバーを付けたまま収納・携帯するときの様子
 
 
Surface本体との信号のやりとりは有線式(接点がある)で、本体にタイプカバーを取り付けた瞬間からすぐに使えます。
 
 
▲タイプカバーの接点
 
Surface本体とタイプカバーの固定には磁石が使われており、タイプカバーの接点をSurface本体の端子に近づけるとバチンと勝手にくっついてくれます。端子両側の突起と、Surface本体の穴が位置合わせを行ってくれるので、磁石の力だけで正確に端子どうしが接触して使用可能な状態になるのです。
 
取り付けは簡単ですが、取り外すのはちょっと手間。
磁石の力が強いので、力を入れて引っ張らないと外れません。
 
タイプカバーを取り付け、キックスタンドでSurfaceを立てると、完全にノートパソコンのようになります。
 
▲タイプカバー利用時のSurface Pro(画面はハメコミ合成です)
 
ただ、このスタイルで使うには、机などの平らでしっかりした台が必要です。画面の角度も固定なので、台の高さによっては画面が見づらくなることもあり、きちんとした机と椅子がないと、長時間のタイピングは辛いと思って下さい。

電車や車の中で、膝の上でタイピングなんて絶対に不可能です。
 
完全にSurfaceを寝かせた状態でタイプカバーを使うことも困難です。
たとえば机の前で立ったまま作業をするときは、机の上にSurfaceを倒して置き、画面を上から見下ろすような形でタイピング出来れば便利な状況も発生しますが、Surface本体を完全に奥へ倒すと、タイプカバーの上部がテーブルから浮いてしまうのです。この状態でタイプカバーを操作すると、浮揚しているキーボードをたたくことになるので、ふにょふにょとタイプカバーがたわみ、操作しづらい(不可能ではありませんが)。
 
文字以外のキー配列は独特なので、カーソルキーなど最初は慣れが必要ですが、デスクトップ用のフルサイズキーボードに近い速度でタッチタイプができています。
 
問題は、ファンクションキー(F1~F12)の操作が必要になったときです。

キーボード最上段には、通常ファンクションキーが並んでいますが、タイプカバーの場合、最上段はSurfaceの操作用ボタン(ボリューム上げ下げ、メディアコントロールなど)が並んでいて、Fnキーを押しながらこれらのキーを押さないとファンクションキーとして使えないのです。
特殊キーとしての必要性より、普通のファンクションキーとして使える方が私にとっては便利なので、これは大きな欠点です。
 
他にも問題がありました。これが問題になる人はほとんどいないかも知れませんが、Surfaceからリモートデスクトップ機能を使って他のパソコンを操作する場合、操作されるパソコンからは、タイプカバーが英語配列のキーボードに見えるようなのです。そのため、キートップに印刷されている記号と実際に入力される記号に差が発生してしまいます。Surfaceでそんなことをする人はいないとは思いますが、念のためここに書いておきます。
 
ノートパソコンと比べた場合の欠点として、設置面積の大きさも上げられます。

ノートパソコンならキーボードの面積さえあれば画面を起こして使えますが、Surfaceはキックスタンドを置くスペースも必要になります。(上の写真を見て下さい。キーボードの奥にキックスタンドが見えています。このスタンドを接地させるスペースも必要なのです)
 
もう一つ、人によっては全く欠点にならないかも知れませんが、キーボード表面の処理のせいで、指の脂がキートップに付着した時に非常に目立つことも私にとっては問題です。

汗っかきなので、特に夏場は指先も湿り気味。そんな手でタイピングをすると、キートップに指紋がべたべたと現れて、他人から見ると汚らしい状態になってしまいます。
 
人によってはここまで指紋がつくことはないでしょうから、自分は汗っかきだと思う方は、指紋汚れを拭き取るための用具も携帯する方が良さそうです。
 
色々と悪口を書きましたが、Surface専用に設計されているためデザイン、携帯性が最高ですし、打鍵感も良いので、私は常にSurface Proに取り付けたままにしています。
 
マウスは、昔から使っているBluetoothマウスをSurfaceでも使用しています。
Surface用の純正ではないので、ここでは紹介していません。
 
続いては、LANポートやHDMI端子の無いSurface Proで有線LANやプロジェクタを使用可能にする専用アクセサリです。
 
 
▲Ethernet アダプター(SURFACE PRO 専用)(右)とMini DisplayPort - HD AV アダプター(SURFACE PRO 専用)
 
製品名: Ethernetアダプター(SURFACE PRO 専用)
メーカー: Microsoft
サイズ: 約305 x 22 x 17 mm カタログ値
重量: 約24g(カタログ値)
定価: ¥3,980
購入価格: ¥3,980
購入先: マイクロソフトストア

 
製品名: Mini DisplayPort-HD AVアダプター(SURFACE PRO 専用)
メーカー: Microsoft
サイズ: 約 230mm x 22mm x 11mm カタログ値
重量: 約22g(カタログ値)
コネクタ: Mini-DisplayPort オス端子 (入力)、 HDMI メス端子 (出力)
定価: ¥3,980
購入価格: ¥3,980
購入先: マイクロソフトストア
 
Surface Proは無線LANでの運用が前提なのか、本体を薄くするためなのか分かりませんが、有線LANポートがありません。
 
そのため、Ethernetアダプタが別売で用意されています。
このアダプタをUSBポートに挿すと、安定した有線LANが使用できます。専用品なのでドライバのインストールなども必要なく、挿すだけで簡単に使えました。
 
Surface ProにはUSB 3.0ポートが1つあるだけなので、このアダプタを使うとUSBメモリや外付けの光学ドライブが使えなくなってしまいますが、今のところ不便を感じることはありません。
 
 
▲Ethernetアダプタを挿すのはこの場所
 
Surface本体は側面に傾斜がついていますが、この専用アダプタはUSBプラグを覆うプラスチック部品にも傾斜をつけており、接続時の見た目がすっきりする(傾斜の無いUSBプラグだと、金属端子が見えてしまう)だけでなく、USB端子を差し込む方向がわかりやすいというメリットもあります。
 
 
▲専用EthernetアダプタのUSBプラグ
 
少し前までのノートPCには、アナログRGB端子が備わっていて、プロジェクタや外部ディスプレイへの接続は簡単でした。しかし、アナログRGB端子は近い将来完全に廃止される方向で、新しいノートPCにはアナログRGB端子は搭載されておらず、代わりにHDMI端子が付いています。
 
Surface ProはRGB端子どころかHDMI端子も持っておらず、代わりにミニディスプレイポートを1つ装備しています。ディスプレイポートに対応した製品なんて私の周りでは見たことがありません。

HDMI端子なら我が家の小型プロジェクタにも備わっていますし、アナログRGB端子は近い将来廃止されるので、Mini DisplayPort-HD AVアダプター(SURFACE PRO 専用)を購入しました。
 
こちらもミニディスプレイポートにつなぐプラグには、Surface本体に合わせた傾斜がついています。
 
 
▲Mini DisplayPort-HD AVアダプター(SURFACE PRO 専用)
 
HDMIではなくアナログRGBへ変換するアダプターも用意されているので、環境に合わせて選べば良いでしょう。
 
Surface Pro用の純正アクセサリを3種類紹介しましたが、いずれも専用だけあって非常に使いやすく、見た目も良く、個人的には満足のいく買い物だったと思っています。