播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

Microsoft Surface Pro (256GB)

日常生活でも仕事でもノートPCがあれば非常に便利なのは分かっているのですが、食指が動くような製品に出会うことがなく、ネットブック全盛期に買った、今となってはとてつもなく遅いノートPCをしつこく使ってきました。
 
しかし、日本より先に海外でMicrosoftが発売したタブレットPC「Surface Pro(サーフェス・プロ)」を手に入れた人たちのレビューを見ていると、欲しくてたまらなくなってきました。
 
Officeがプリインストールされていて、そこそこのCPUと4GBのメモリを搭載して、補助記憶装置はHDDではなくSSD。それも、256GB版が用意されています。

OSがWindows 8 Proなので、AndroidタブレットやiPadと違って普通のパソコン用ソフトが使えます(光学ドライブを搭載しないので、CDやDVDでインストールするソフトには、別途外付けの光学ドライブが必要です)。
 
カバーにもなる専用のキーボードまでオプションで設定されており、キーボード無しでタブレットのように使うこともできるし、キーボードを付ければ長文もタイプできる。
 
デザインには無骨さがあって、質感も良いとなれば、買わないわけにはいきません。
というわけで、発売後まもなく、ボーナスに期待してMicrosoftの通販サイトでポチッとしてしまいました。
 
 
 
▲Surface Pro 表面(画面はハメコミ合成です)
 
 
▲Surface Pro 裏面
 
製品名: Surface Pro 256GB
メーカー: Microsoft
サイズ: 約275mm x 173mm x 14mm(カタログ値)
重量: 約907g(カタログ値)
ディスプレイ: 10.6インチワイド(16:9)液晶(解像度1920 x 1080)
ポート: USB 3.0フルサイズポートx1、microSDXCスロットx1、ヘッドホンジャック、ミニディスプレイポートx1
OS: Windows 8 Pro
CPU: Intel Core i5-3317U(1.70GHz)
メモリ: 4GB
定価: ¥119,800(256GB)、¥99,800(128GB)
購入価格: ¥119,800(256GB)
購入先: マイクロソフトストア
 
まずは外観から。
(注)撮影に使用しているSurface Proは、液晶画面に保護シートを貼っています。液晶画面周辺や液晶画面上部のカメラ周辺に保護シートによる段差や輪郭が見える場合があります。
 
Surface Proを横向きに置いた場合、液晶画面に向かって左側に、上からヘッドホンジャックとボリュームボタン、USB 3.0ポートがあり、向かって右側には上からmicroSDXCスロット、充電用ポート、ミニディスプレイポートがあります。
 
 
▲左側面のポート類(左側(上)から順にヘッドホンジャック、ボリュームボタン、USB 3.0ポート)
 
 
▲右側面のポート類(右側(上)から順にmicroSDXCスロット、充電用ポート、ミニディスプレイポート)
 
上側には電源ボタンとマイクが、下側にはキーボードの接続用ポートがあります。
 
 
▲液晶画面の右上には電源ボタン、上側中央付近にはマイク(写真右端)がある
 
 
▲下にあるキーボード接続用端子(両側の穴には、キーボードの位置合わせ用の突起がはまる)
 
Surfaceには、キックスタンドと呼ばれるスタンドがあり、別途スタンドを用意しなくても、卓上に立てて使うことが出来ます。

ただ、この角度は固定なので、自由に調整することは出来ません(本体は垂直からさらに奥へ22度倒した程度の角度になる)。
個人的にはもう少し倒して使いたいこともあるのですが、机に置いて椅子に座って使う分には快適。
 
 
▲キックスタンドはここまでしか開かない
 
 
▲キックスタンドの内側には各種仕様に適合することを示すロゴが多数プリントされている
 
 
▲キックスタンドで立てた状態(本体表面とテーブルトップの間の角度は約112度)
 
バッテリーでの動作時間をMicrosoftは公表していませんが、各種の記事を見ると4時間程度となっています。そのため、Surface Proを使うにはACアダプタが欠かせません。
 
付属しているACアダプタは、角丸四角形に厚みを持たせたような形状で、単なるACアダプタの機能の他に、給電用USBポートが1つ付いています。
 
これを利用すれば、Surfaceに1つしかないUSBポートを、スマホなどの充電でふさいでしまうことはありません。気が利いた機能だと思います。
 
Surfaceには3G等の携帯電話回線に対応したモデルが存在しないので、出先からSurfaceでインターネットに接続しようとすると、別途モバイルWi-Fiルータが必要。
ACアダプタに装備された充電用USBポートは、そういったモバイルルータのためのものかなと感じます。
 
 
▲付属のACアダプタ(ACアダプタ本体にある穴は充電用USBポート)

このACアダプタですが、横向きでSurfaceを使う場合、右側にある充電用のポートに接続することになります。
ここは磁石になっていて、力がかかると簡単に外れます。つまり、充電中にケーブルをひっかけてもSurfaceがテーブルから落ちる心配がありません。
 
Surface Proに正常に電力が供給されているかどうかは、ACアダプタの充電端子を見れば分かるようになっています(白色LEDが光る)。
しかも、ACアダプタが通電しているコンセントに挿さっていて、マグネット付きの充電端子がぴったりとSurface Proの本体にくっついているという2つの条件を満たしていないとLEDは点灯しません。
 
コンセントに挿さってさえいればLEDが点灯するACアダプタが多い中、端末側との接続も確認できるのは便利。
 
LEDが点いていない場合は、まず充電端子を触ってきちんと正しい位置にはまっていることを確認し、それでも点灯しなければコンセントを調べれば良いでしょう(節電用のスイッチ付きマルチタップでスイッチが切れていたり、コンセントがいっぱいで誰かがSurfaceのACアダプタのコンセントを抜いて使っていることも考えられます)。
 
 
▲通電状態を示す白色LED(左はコンセントを抜いた状態、右がコンセントに挿した状態)写真に写っているSurface Proには、タイプカバーを装着しています。
 
さて、Windows 8はタッチ操作を考慮して作られたOSですが、Surface Pro単体でWindows 8を使うのは至難の業です。

Office系アプリを操作するときやリンクがたくさん並んでいるWebページを閲覧するときは、正確に思い通りの場所を指でタップするのが困難なのです。
そこで、Surface Proには専用のタッチペンが付属しています。
 
単なるタッチペンではなく筆圧感知に対応しているので、ソフトによっては強弱を付けた線を画面上に描くことが出来る優れもの。
 
 
▲付属の専用ペン
 
イラストレーターの方が使うペンタブレットと同様、ペンを画面に近づけると画面上にカーソルが現れ、画面にペン先を当てると、そこをクリックしたことになります。
 
右クリック操作は、ペン軸のボタンを押しながらタップするか、ペン先を長く画面に当て続けることで行います。
 
普通のボールペンと同じような太さなので、これならOfficeソフトの小さなボタンや凝ったデザインのWebページの中のリンクを、正確にクリックできます。
 
オプションのキーボードやマウスを使わず、タブレットのような使い方をする際には便利なペンですが、Surface Pro本体内に収納することは出来ません。
しかし、その点はよく考えてあって、ペン軸のボタンはACアダプタの充電用端子と同じ形状をしていて、充電用ポートに磁石で貼り付けることができるのです。
 
▲Surface Proの充電用ポートにペンをくっつけた様子(写真のSurface Proにはタイプカバーを装着しています)
 
ただ、ACアダプタを使用しているときはペンをくっつけられないので、出先でSurfaceを使うときは、ペンを外してACアダプタをつなぐと、そのままペンを置き忘れたりしそう。
 
USBポートが少ないとか、有線LANポートがない、映像の出力端子がミニディスプレイポートしかない(そんなものに対応しているプロジェクタや周辺機器は私の周りにはありません)、バッテリー駆動時間が短いといった欠点はありますが、SSDで非常にサクサクと動作する(このブログ記事執筆時点のWindowsエクスペリエンスインデックスは「5.6」)タッチパネル搭載Windows 8 Proパソコンが、Office付きでこの値段で買えてしまうのはすごいことだと思います。
 
Surface Pro用に購入したアクセサリ類については、別記事(https://dfm92431.hatenablog.jp/entry/2013/07/13/115944)で紹介します。
 
おまけ
Surface Proを室温セ氏27度、相対湿度73%のエアコンのついていない室内で動作させた時の温度を測定してみました。
 
キックスタンドを使ってSurface Proを立てた状態でYoutubeの閲覧やソフトウェアの更新を1時間ほど行い、途中で2回、キックスタンドを閉じて寝かせた状態にして、サーモグラフィーで撮影しました。
上の画像は使用開始約30分後、下の画像はその約20分後の背面の温度です。