安富町には有名な千年家がありますが、夢前町にも18世紀に建てられた佐野邸と呼ばれる古い農家が残っています。
姫路市指定文化財 佐野邸
佐野邸は、佐野家第4代目当主である佐野玄意近春が、正徳元年(1711年)、姫路藩主榊原政邦の命によって新田開発に携わった際に建てた庄屋風の作りの邸宅です。
邸内には、主屋、長屋門、土蔵等が立ち並び、当時の佐野家の家勢を偲ばせています。また、長屋門の展示室には、佐野家に伝わる古文書等の資料が展示されています。
昭和63年に夢前町へ寄贈され、平成5年には町の文化財に指定されました。(出展:佐野邸入口の看板)
所在地: 姫路市夢前町新庄1262
公開日: 土日、祝祭日(年末年始を除く)
公開時間: 10:00~16:00
見学料金: 無料
駐車場: あり(無料)
姫路市街からだと、夢前川沿いの県道67号線を北上し、中国道をくぐってさらに北上。
中国道から約4キロ、時々中央線がなくなる(多少細くなりますが、普通車同士問題なくすれ違えます)道路を走っていると、道路が右へカーブしている所にさしかかります。
このカーブを曲がった直後に、右側に「佐野邸」と書かれた看板があるので、それに従って田んぼの中の1車線幅の道路を南へ進むと、佐野邸の大きな看板のある駐車場です。
特にこれといった展示はありませんが、昔ながらの和室でボーッと過ごすだけでも気持ちよいものです。
この佐野邸内部のパノラマは2011年6月5日の拙ブログ(https://dfm92431.hatenablog.jp/entry/2011/06/05/172836)で公開しましたが、当時と比べて撮影のノウハウが進歩して以前より綺麗にパノラマを撮れるようになったので、新たに撮影しなおしました。
撮影したのは中の間と呼ばれる居間、釜屋と呼ばれる炊事場、式台と呼ばれる高位の客を迎えるための玄関の3カ所です。
パノラマ画面内左上のリストで、上記3箇所のパノラマを切り換えてご覧いただけます。