播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。原則として更新は週に1回です。広告は表示しません!

第25回 殿のグルメ対談 江戸屋 なごみ×西山珈琲

今日は定時を過ぎてまもなくそそくさと職場を後にし、「第25回 殿のグルメ対談 江戸屋 なごみ×西山珈琲」に行ってきました。
 
場所は大手前にあるいつもの納屋工房。参加費は一人¥1,580。
時間は19:30~21:30(予定)です。
 
19:35
開始時間を少し過ぎましたが、納屋工房に到着。
幸い、まだ始まっていませんでした。
 
19:37
殿からプライバシー関連の注意が説明され、一人目の対談相手である江戸屋なごみの江川氏が登場。
 
19:39
姫路の和菓子店「江戸屋」の3代目が運営されている「江戸屋 なごみ」(兵庫県姫路市下手野6丁目3-28)の店長、江川氏との対談が始まりました。
 

▲殿と江川氏の対談の様子
 
江川氏は今年で27歳。

大学生の頃、和菓子関係の会社でアルバイトをしていましたが、そちらが忙しすぎて大学を辞め、そのままバイト先の会社で働いたものの、それも忙しすぎたために退社。
実家の和菓子店「江戸屋」で働くようになったそうです。
 
何故姫路の和菓子屋さんが「江戸屋」を名乗っているのかという話ですが、それはきわめて単純明快。

創業者である江川氏の祖父が、開店資金を節約するために廃材の中から看板を見つけて使おうとしたところ、その看板が「江戸屋」だったのだそうです。
書き直すのも大変なので、そのまま「江戸屋」として開店。
 
小さい頃は実家の和菓子店を継ぐと強く思っていたそうですが、年齢が上がって反抗期になって継ぐ意志がなくなったように見える時期もあったようです。しかし、既に書いたとおり大学時代に和菓子の会社でアルバイトをしていることからも、和菓子作りへの気持ちは強かったんでしょうね。
 
「江戸屋」(姫路市下手野4丁目11-14)が本店で、「なごみ」はその支店の位置づけ。
しかし、近所に同じ商品を提供する店が2軒あってももったいないので、なごみでは洋風の和菓子を主に扱うようにしているそうです。
 
店の名と同じ「なごみ」と名付けられた和菓子は、この3代目が考案されたそうで、自分が食べたい和菓子はどんなものだろう?と考えた結果出来た物だそうです。

他に、夢工房(姫路市夢前町宮置909-1)の米粉を使ったもっちりしたカステラ「米まる姫」も3代目の作。
変わり種として、筍が入った羊羹も作られています。

姫路市石倉に「ガーデン石倉」というお店がありますが、そこで江戸屋さんの和菓子が提供されていて、石倉の近くにある太市は筍の産地ということから、筍を使った和菓子をということでできあがったそうです。
 
2代目が地域密着の商売を大切にされているとのことで、このような地の物を使った製品を積極的に展開されています。
 
3代目の夢は、江戸屋をインターネットやイベントを通じて全国的に有名にすることとのこと。
 
20:15
続いて西山珈琲の4代目店長、西山力生氏(33)のインタビュー。
 

▲殿と西山氏の対談の様子
 
4代目は大学(なごみの江川氏と同じ大学とのこと)卒業後、ブラジルに行ってコーヒー栽培の現場を自分の目で見て来る程のコーヒー好き。
 
子供の頃からコーヒー好きで、高校生の頃に飲んでいたコーヒーが一番美味しかったとおっしゃるほどですし、コーヒー豆の味を試すときには、多いときで1日に40~50杯もコーヒーを飲むというこだわり。
 
コーヒーで重要なのは、豆そのものの質と焙煎、鮮度の3つ。
コーヒーを飲んで胸焼けをしたりするのは、豆が古いからだそうです。
 
保存に向いているのは豆の状態ですし、豆を挽くときの香りを楽しんでもらいたいという考えから、「コーヒーは豆で買って欲しい」とのことでした。
 
西山氏によると、挽いた豆は、1週間以内に使わないといけないほど劣化しやすいそうです。
 
コーヒーの木1本からはコーヒー豆が10kg獲れるといった豆知識を披露してくれたり、その年の気候やコーヒー豆の質を見て最適な焙煎のしかたが想像できる等、単なるコーヒー好きを越えたすごさもしっかりアピール。
 
お客さんを相手にうんちくを語り、知識をひけらかすのは好きではないとのことで、店の裏ではコーヒーの専門家、お客さんと接する店頭では商売人でありたいとのことでした。
 
20:43
西山氏の対談が終了し、試食・試飲の準備が始まりました。
 
まずは江戸屋 なごみさんのわらび餅。
およそ5kgものわらび餅を豪快にヘラでカットしていきます。
 

▲わらび餅をヘラで切る様子
 
スーパーで見かける白っぽいわらび餅とは色が全然違います。
 
手際よくわらび餅にきなこをまぶし、お皿へ。
 
江川氏によると、わらび餅は大きく切った方が美味しいそうです。
私にしてみれば、大きくても小さくても、このわらび餅は美味しい!
 

▲大きく切られたわらび餅
 
続いて筍ようかんが登場。
 

▲筍ようかん
 
羊羹なのにシャクシャクした食感で、確かに筍の味がします。
でも、違和感がなくて美味しい。
 
今度は西山珈琲さんによるコーヒーの入れ方講座。

始めにコーヒー豆の中央付近にお湯を少しかけると、ムクムクと豆が膨らみ始め、西山氏の言葉を借りると「ハンバーグのような」状態になります。
これも豆が新鮮だからこそ。
 

▲ハンバーグのように膨らんだコーヒー豆
 
出来上がったコーヒーは苦みやエグ味が全くなくて、今まで飲んだことがないような味。

コーヒーは普段からブラックで飲んでいて、たいてい2杯も飲めば「もういいや」となりますが、この味なら何杯でも飲めそう。
 
このコーヒーと一緒に味わうのは、なごみさんのプリン大福。
 

▲プリン大福
 
外観は普通の大福ですが、中身がすごい。
名前の通り、本当にプリン(既製品ではなく自家製)が丸ごと入っているのです。
 

▲プリン大福の断面
 
甘い物好きの私にとって、よく冷えたプリン大福は最高。
さっきのコーヒーと合わせて頂くと至福。
 
21:30頃
試食・試飲が終わり、Q&Aコーナーが始まりました。
 
コーヒー豆の保存方法は冷凍で良いとか、季節によって旬の豆が異なるので、コーヒーも季節に応じた楽しみ方が出来るとか、最近のカフェインレスのコーヒーはなかなか美味しいといったお話を伺い、22:00に終了。
 
今日も大満足なグルメ対談でした。
 
最後に、本日のゲストのお店を紹介します。
 
江戸屋 なごみ
〒670-0063 兵庫県姫路市下手野6丁目3-28
地図はこちら

楽天オンラインショップ
http://www.rakuten.ne.jp/gold/okashiya-nagomi/
 

西山珈琲
〒670-0016 兵庫県姫路市坂元町126
地図はこちら

オンラインショップ
http://www.nishiyama-coffee.com/