播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。原則として更新は週に1回です。広告は表示しません!

手軽にホワイトバランスを調整できるレンズキャップ:baLens

写真の撮り方の基本もろくに勉強していないのに、出かける度に大量に写真を撮って、後でゆっくり見返して自己満足に浸っています。
 
しかし、山歩きで撮影した写真を後で見た場合「こんな風景だったかな?」と思うことが時々あります。
確かに「こんな風景」ではあったのですが、雰囲気が違う。よくよく見てみると、写真の色合いがおかしいのです。
 
色合いの調整(ホワイトバランス)はカメラ任せにしていましたが、後で「そうそう、こんな景色だった」と思えないような写真を撮ってもしょうがないので、ホワイトバランスを手軽に調整できる製品はないかなと探していて見つけたのが、今回紹介するレンズキャップです。
 
 
▲パッケージ
 
製品名: baLens(White Balance Lens Cap 67mm)
メーカー: BRNO LLC.(アメリカ)
製造: 中国
定価: $69 USD
購入価格: $55 USD
購入先: photojojo.com(アメリカ)
備考: 日本ではエツミが輸入代理店になっており、ここで紹介している67mmのWhite Balance Lens CapはbaLensという商品名で、定価¥8,610で販売されています。
 
BRNOのサイトではWhite Balance Lens Capと書かれていますが、このブログ記事では、パッケージにも大きく書かれている「baLens」という商品名を使うことにします。
 
▲baLensの表面
 
 
▲baLensの裏面
 
使い方は簡単で、普通のレンズキャップの代わりにこのbaLensを装着しておき、ホワイトバランスを調整したいときは参照画像を撮影するモードにして、レンズを光源に向けてシャッターを押すだけ。
 
 
▲撮影されるホワイトバランスの参照画像はこのようなもの
 
その後baLensを取って写真を撮影します。
上の写真の通り、中心の小さな部分しか光を通しませんが、カメラにとってはこれだけで十分なようです。
 
▲輸入代理店のエツミがYoutubeに公開している動画
 
山歩きでは緑の多い環境で撮影することになりますが、オートホワイトバランスとbaLensで調整したホワイトバランスで撮影した写真を比較するため、近所の草むらを撮ってみました。
 
 
▲オートホワイトバランスで撮影
 
 
▲baLensで調整したマニュアルホワイトバランスで撮影
 
私の目には、baLensで撮影した写真に近い色合いで草むらが見えていました。
 
被写体の近くにグレーカードを置いてホワイトバランスを調整するのがベストなんでしょうが、山歩き中にいちいちそんな面倒なことはしたくありません。
しかし、実際に見た風景に近い色合いで写真を残したい。
 
そんなわけで、私のカメラ(NikonのD90)で山歩き中に使っているレンズには、常にこのキャップを付けています。
 
カメラに入ってくる光を元にホワイトバランスを調整するので、色にこだわる方は満足できないかも知れませんが、私のようなレベルの人間には十分です。
 
ちなみに、baLensの中央にある白いドームですが、通常撮影用と人物撮影用(warm filter)の2種類が同梱されています(出荷時は、通常撮影用のものがキャップに取り付けられている)。