播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。原則として更新は週に1回です。広告は表示しません!

兵庫県小野市の小野アルプス(総山~紅山~福甸峠)Part 2

Part 1から続く。
 
 
紅山山頂への岩の斜面はごつごつした岩なので簡単に登れるのですが、ペースを上げるとふくらはぎと太ももの前面に違和感。やばい。
しかも風が強くなってきて寒い。手がかじかむし、時々煽られてふらついてしまいます。

風速計で測ると、南西から6m/s前後の風が吹いていました。結局この風は私が紅山を後にするまでやまず、昼食の調理でも苦労することになります。

両手両足の四輪駆動に切り替え、歩幅を縮めて慎重に登りました。
途中、斜度が緩やかになったところで撮影したパノラマはこちら。斜面の角度を味わってみて下さい。
 
紅山へ続く岩の斜面で撮影した全天球パノラマ(撮影日:2013年1月2日)

https://shimiken1206.sakura.ne.jp/panorama/ono_alps20130102-2/virtualtour.html
 
このスラブの左側には巻き道がありました。下からあるわけではなく、ある程度登ってからその巻き道へ誘導するようなペイントがありました。
 
 
▲左にある巻き道
 
12:32
紅山山頂に到着(地図中「紅山」)。

12:02に登り始めたので30分かかったように見えますが、途中でパノラマ撮影をしているので、実際は10~15分ほどで登れるはず。
 
 
▲紅山山頂の様子
 
おなかが空いていたので、さっそくお昼ご飯。本日のメニューはESPRESSO Pastaのスパゲッティ・トマト&マッシュルーム。
風と格闘しながらがんばって作ったのに、出来上がりはパッケージ画像とはかけ離れたソース焼きそばのようになってしまいましたが、味は確かにイタリアン。
 
 
▲ESPRESSO Pastaのスパゲッティ・トマト&マッシュルーム
 
昼食後はパノラマ撮影をしましたが、三脚を立ててから雲台を出そうと三脚から手を離したとたん、煽られて三脚が倒れるほどの風がまた吹き始めました。
 
昼食の調理中は風速3m/s程度(それでも苦労しましたが)に収まっていたのに、スラブの途中でパノラマ撮影をしたときと同様の強風です。装備や小物、ケース類が飛ばされないようにしつつ機材を組み立てないといけないので面倒。
 
紅山の山頂で撮影した全天球パノラマ(撮影日:2013年1月2日)

https://shimiken1206.sakura.ne.jp/panorama/ono_alps20130102-3/virtualtour.html
 
パノラマ撮影を終えてすぐ、男性2人組がスラブを登ってこられました。やはり風がきつくて辛かったそうです。
彼らは地形図を見ながら歩いていたので「信頼できる」と思い、私が引き返した道について聞いてみました。すると、「あの峠道に出るよ」とのこと。

次回は巡視路ではなく、正規の縦走路を通ることにします。
 
さらに、東からの登山道で家族連れが登ってきて、山頂は急に賑やかになりました。
 
13:20
落ち着けないので、紅山山頂を出発。
 
西へ下っていくと、まもなく展望の良い岩場に出ました。そこから振り返ると、紅山のスラブを間近に横から見られます。
 
 
▲紅山から西へ下り始めて間もなくスラブを振り返る
 
この展望岩場は一直線に進めば良かったのですが、この後すぐに出会った別の岩場は、まっすぐ横切っても道がありません。辺りを見回すと、頭上に白いマーキングと道の続きが見えたので、そちらへ向かいました。
 
 
▲トラバースするのかと思いきや、右上に道の続きがあった岩場
 
この後は特に分かりにくい所もなく、ほぼ地形図の市界通りに道は続きます。
 
 
▲登山道の様子は、大半がこのような雰囲気
 
163.8m三角点ピーク東の鞍部へ下る斜面は急で、トラロープが張られている所もありました。
この鞍部からは北東へ道が伸び、そちらを指して「福甸町・鴨池」と書かれている道標も立っていました。
 
 
▲トラロープが張られた斜面
 
 
▲鞍部の様子
 
13:50
ふくらはぎが攣らないよう歩幅を縮めて慎重に鞍部から登り返し、163.8m四等三角点(点名:岩山)に到着。
地形図ではピークらしい地形ですが、実際は道ばたにぽつんと埋まっています。
 
 
▲163.8m四等三角点(点名:岩山)と周辺の様子
 
三角点標石のすぐ先で、また展望の良い岩場がありますが、それはわずかな距離で終わり、少し急な斜面で鞍部へ下ります。
 
 
▲鞍部の様子(峠道はなさそう)
 
自然林の中の雰囲気の良い鞍部から最後の小ピークへ登り返します。
 
14:07
最後の小ピークを通過。
 
 
▲福甸峠へ下る直前の最後の小ピークの様子
 
下りはじめだけはシダの多い道。しかし、すぐにシダがなくなって自然林の変わります。と思ったら、すぐ先に福甸峠を通る車道が見えています。
 
 
▲最後の小ピークからの下りはじめはシダの多い道 
 
14:16
福甸峠に降り立ちました(地図中「福甸峠の登山口」)。
 
 
▲福甸峠の登山口
 
後はこの道路を歩いて駐車場所へ向かうだけ。
朝、車で通った道路なので、道が分からなくなることもありません。
 
途中、女池で白鳥を見物。
 
 
▲女池の白鳥
 
14:40
駐車場所に戻ってきました。
 
せっかく小野に来たので、全国的にも有名な「陽子の手作りヨーグルト」を買って帰ることにしました。
 
注:その後「陽子の手作りヨーグルト」は閉業されました。
 
通販の方が品揃えが豊富ですが(店頭ではヨーグルト(大)とのむヨーグルトのみ)、店頭販売だと大x3個で100円引き、のむヨーグルトx8本で100円引きです。
 
初めてだったので大量に買う勇気がなく、大x3つを買って帰りました。
 
自宅到着は16:00。