播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

ホンダのN BOX カスタム

暑がりで虫嫌いの私にとって、最近の天気は山歩きに最適。それなのに、山へ出かけていなかったのには、理由があります。
 
週末に出張や仕事があったのも理由の一つではありますが、最大の理由は大きな買い物。
私にとってもっとも高価な山道具、「自動車」を買うため週末にカーディーラーへ通っていたのです。
 
今までの山行記録で稀に私の愛車、水色のワゴンRが写っていることがありましたが、あれは山道で突然エンジンが止まったり、平地を走行中でも突然「ゴホゴホ」と咳き込むような音を立ててエンジンが停止したこともあります。氷ノ山に行くとき、やまめ茶屋から殿下コース登山口まで走っただけで、フロントのブーツが破れ、シャフトが曲がるくらい各部が劣化した状態で、最近は走行中に妙なきしみ音まで出る始末。もう限界でした。
 
駐車場所と経済的な事情で、軽四でないと買えません。
本当はジムニーが欲しかったんですが、普段使いの便利さ、荷物の搭載量を考えてホンダのN BOX(カスタム)にしました。
 

▲私が購入したN BOX
 

▲N BOXの正面
 

▲N BOXの右側面
 

▲N BOXの後部
 
製品名: N BOX Custom G・Lパッケージ(FF)
メーカー: 本田技研工業株式会社(日本)
定価: ¥1,550,000
備考: 純正オプション品のうち、次のものを装備済み(ドアバイザー¥19,110、フロアマット¥15,540、ライセンスフレームx2 ¥9,030、カーゴライナー¥18,900)N BOX用の純正アクセサリではありませんがサイバーナビ(AVIC-VH99H)とステアリングリモコン、リアカメラなども装着しています。

車内の全天球パノラマ

https://shimiken1206.sakura.ne.jp/panorama/nbox/virtualtour.html
 
※自転車などを後部に搭載するとき、座席が汚れないようにするためのカーゴライナーを装着しています。前席背面や後席上端から見えているシート状のものがカーゴライナーです。

燃料タンクを運転席と助手席の真下に配置することで、車内後部は床が低くて平坦になっているのがN BOXの特徴。つまり広くて荷物の積み下ろしが楽なのです。
 
後部のハッチが大きく、真上に開くので雨天での荷物の積み下ろし時は、ハッチが屋根になってくれます。
 
後部のドアは両側ともスライドドア。標準で左側は電動でしたが、オプションで右も電動にしてもらいました。
運転席から開閉できるので、子供やお年寄りを後部に乗せるときは、運転席でドアを開閉すれば勝手に飛び出される心配がありません(手動でも開くので、「開くまで待ってて」と指示しておく必要はあります)し、スライドドアなので、駐車場で隣の車にドアをぶつける心配もありません。
 
ハンドル周り(ダッシュボード)はこんな感じ。
 

▲ハンドル周辺
 

▲ハンドルの奥に3つ並ぶメーターのうち中央は速度計
 

▲左側は回転計
 

▲右側は燃料残量計、走行距離表示など
 
せっかくなので、ナビも遊び心満載のものにしてみました。
 

▲サイバーナビ(使用時)
 

▲サイバーナビ(エンジン停止時)
 
使用時の写真を見て頂くと分かるとおり、ナビの画面に車の前方の風景が映っています(フロントガラスにカメラを装着している)。
 
ここには先行車との最適な車間距離を判断するためのゲージや、信号の存在、カメラが認識した速度制限標識(画像の中から速度制限標識の部分だけをトリミングして表示する。速度を読み上げる機能はなく、誤認識もある)等が表示され、ルート案内時は、道路の上にルートが表示されたり、コンビニやガソリンスタンド等のランドマークが近づくと、画面上に(建物と重なるように)アイコンが表示されます。
停車中、前の車が動き出すと「ポーン」と音がなるので、赤信号で停車中にごそごそしていて、信号が変わったことに気づかず後ろからクラクションを鳴らされる危険が減ります(自分が先頭なら使えませんが)。
 
さらに面白いのは、運転席のサンバイザーを外して取り付けたHUD(Head Up Display)。
ここには広域地図や目的地への到着時刻が表示され、最も詳細な画面まで地図の倍率を大きくすると、ルート案内時にルートを表す線が表示されます。
つまり、運転手が見ている実際の道路の風景の上にルート線が表示されるわけです。
 

▲HUD(広域地図を表示している)
 

▲太陽がまぶしいときにはこの黒いプレートを起こす(N BOXの場合は、天井が高すぎてこのプレートが役に立たない)
 
ただ、N BOXは天井が高いため、HUDの取り付け位置も高くなり、実際の風景とHUDの映像を重ねて見ることが出来ません。これなら天井に液晶ディスプレイでも付けていた方が良さそう。
 
サイバーナビのHUDユニットは、使用時の制限が色々と多いので、購入を考えている人は要注意です。
 
AVIC-VH99HUDがどれほどの機能を持っているか、メーカーが公開している動画をご覧下さい。
 
 
では、標準で搭載されている便利な機能を紹介します。
前のワゴンRが古かったので、最近の車の機能性には感動しました。
 
たとえば、助手席側Aピラー下にある鏡。
右ハンドルの自動車の場合、車のすぐ左側は運転者からは死角になりますが、それをカバーするためのものです。
 

▲助手席側にあるミラー(2枚の鏡があり、それぞれどこが写っているかを表すステッカーが貼られている)
 
上のミラーには助手席のすぐ左側が、下のミラーには左前方が映ります。
 

▲赤矢印の所に何やら黒い物が写っている
 

▲この位置(左前輪の横)に置いた鞄が写っていた
 
これと同じような便利なミラーは、後部ハッチ上端にもあります。
 

▲後部ハッチ上端のミラー
 
写真を見ての通り、車の後端を真上から見下ろしたような角度で車の真後ろが写っています。
これがあれば、リアカメラがなくても、駐車時にバックしすぎる心配がありません。
 
他にも、たくさんの収納スペースがあり、荷物を搭載するときに後席が簡単に倒せて、ヘッドレストを取り外す必要もないなど、非常によく出来ています。
 
まだ納車されたばかりで、この車の長所も欠点もよく見えていませんが、車で出かけるのが楽しみでしかたありません。