播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

兵庫県姫路市の書写山 もみじまつり

この週末は3連休ですが、土曜は昼間に用事があり、日曜はイベントに出かける予定があるので、自由に出かけられるのは今日だけ。しかし、天気が今ひとつ。
多少の雨でも楽しめる所はないかと考えたら、ちょうど書写山で「もみじまつり」が始まることを思い出し、出かけてきました。
 
書写山までは路線バス、ロープウェイ山上駅から摩尼殿までマイクロバスを使えば、ほとんど雨に濡れること無く移動できます。
 
もみじまつり期間(2012年11月23日~11月25日)は、普段は公開されない十妙院、本多家墓所、金剛堂の内部を見ることが出来る貴重なチャンスです。
 
10:40姫路駅北1番乗り場発の8系統の路線バスに乗り、書写駅バス停を目指します。
姫路駅からの運賃はおとなひとり¥260。
 
定刻では11:08到着ですが、それより数分遅れて書写駅バス停に到着。

バスの乗客は大半が終点であるこのバス停まで乗っていました。私もそうですが、もみじまつりが目当ての観光客のようです。
 
 
▲書写駅バス停で私たちを下ろした路線バス
 
 
▲バスを降りると目の前がロープウェイ山麓駅(左側にトイレもある)
 
券売機でロープウェイの券を購入。ロープウェイの運賃は、片道だと¥500。往復だと¥900です。
 
11:15発のロープウェイがあるはずですが、満車のため次のロープウェイを待つように言われ、行列の先頭で待機。
 
待っている間に、壁に貼ってあるロープウェイの仕様を読むことにしましょう。
 
書写山ロープウェイ概略仕様
索道の方式: 三線交走式普通索道
線路傾斜亘長: 781.09m
線路高低差: 210.87m
支柱数: 1基(高さ25m)
ロープゲージ: 7.5m
運転速度: 5m/sec
輸送人員: 片道840人/H 往復1680人/H
運行時間: 300秒(走行203秒・乗降97秒)
最大乗車人員(重量): 70+1名/搬器 4000kg/搬器
原動機
 主原動機: AC225kW VVVF(インバータ)制御
 予備原動機: 70kW(ディーゼル)
索条
 支索: ロックドコイル φ52mmx2
 曳索: 6×Fi(25) φ26mmx2(めっき)
 平衡索: 6×Fi(25) φ26mmx2(めっき)
 支索緊張索: 18×Fi(29) φ70mmx2
竣工: 1992年(平成4年9月)
更新: 2007年(平成19年12月)制御更新
設計・製作・施工 安全索道株式会社
 
11:20頃
係員の案内で階段を登り、プラットフォームへ向かいます。
 
下りロープウェイから降りてきた人たちと入れ替わりでロープウェイの車内へ。
先頭だったので、好きな場所を選べます。せっかくなので先頭(山上駅方向)に座ることにしました。
 
11:25頃
定刻は11:30ですが、ロープウェイが発車。
もみじまつりで乗客が多いため、ある程度乗客が乗ると発車するようです。臨機応変に対応してもらえるのはありがたい。
 
 
▲支柱より少し下でロープウェイはすれ違う
 
山麓駅を出た直後、地面や山の斜面からロープウェイの搬器が離れている間はかなりゆっくり動いているように感じられますが、山肌が近づいてくると、それなりにスピードが出ていることがわかります。
 
11:30頃
気持ちよい空の旅は4分ほどで終わり、山上駅に到着。
 
ロープウェイが止まるときは、今まで動いていたものが急に止まるわけですから、慣性で前後に揺れます。それをプラットフォームの両脇から出てくる装置で挟み込んで固定する仕組みになっています。
 
ロープウェイ山上駅には展望台が併設されていますが、ちょうどロープウェイが山上駅に着いた頃に雨が降り出しました。周囲は真っ白で展望は無し。
 
展望台下のトイレで用を足し、志納所で入山料¥500とマイクロバスの往復運賃¥500の計¥1,000を支払います。
 
 
▲志納所
 
バスに乗る資格のある参拝客は、左胸に「特別志納者」と書かれたシールが貼られます。
これがないとバスに乗れないわけですが、どうも恥ずかしいので、はがして上着の内側に貼り直しました。こうすれば、普段はシールが見えませんが、バスに乗るときは上着の前を少し開いてシールを見せられます。
 
11:46
マイクロバスが摩尼殿へ向けて出発。
 
 
▲志納所・摩尼殿間を往復するマイクロバス
 
このマイクロバスが楽しいんです。志納所~摩尼殿の間は未舗装なので、揺れる揺れる。
よくこんな所を走るなと思えるような急斜面をゆっくり登り、5分ほどで摩尼殿横のバス乗り場に到着。
 
マイクロバス用の道と、徒歩で摩尼殿へ向かうための道はルートが違うため、バスに乗ってしまうと仁王門等の建物は見られません。
 
参考資料
志納所で配布されているパンフレットに山上の地図が載っています。
▲書写山山上の地図 クリックすると拡大表示されます(出典:書写山圓教寺パンフレット)
 
11:58
バスを降りて「はづき茶屋」の前を通り過ぎて視線を上げれば、有名な摩尼殿が紅葉の中にその姿を見せてくれました。
 
 
▲はづき茶屋(バス乗り場は写っていませんが、左奥にあります)
 
 
▲摩尼殿を見上げる
 
小雨の中、滑らないように注意しながら石段を登り、靴を脱いで摩尼殿の中へ。
下から見えていた舞台に出ると、鮮やかな紅葉が目の前いっぱいに広がりました。
 
 
▲摩尼殿から見る紅葉
 
摩尼殿の舞台で撮影した全天球パノラマ(撮影日:2012年11月23日)

https://shimiken1206.sakura.ne.jp/panorama/shoshazan20121123-1/virtualtour.html
 
12:20
雨はやみそうに無いので、あきらめて濡れることにして(実は傘を持ってくるのを忘れた)ラストサムライの撮影に使われた大講堂や食堂、常行堂方面にいくことにします。
 
摩尼殿の裏(入口に向かって右側)に順路があるのですが、せっかくの紅葉なので、鮮やかな木々のトンネルを抜けるため、はづき茶屋脇まで下り、北西へ続く道を進みました。
 
12:29
3つの建物(大講堂・食堂・常行堂)がコの字型に配置された場所に出ました。
 
 
▲立派な大講堂(右)と広い食堂(じきどう)左にわずかに写っているのが常行堂
 
大講堂と常行堂は中に入れません。
 
食堂の1階は写経が出来るスペース、2階は圓教寺の歴史に関する展示スペースになっていて、無料で入れます。写真撮影も可能。
 
 
▲食堂2階の様子
 
12:40
食堂内の見学を終え、どこに行こうかと悩んでいたら、常行堂の向こうに鮮やかな紅葉が見えたので、そちらへ向かうことに。
 
行った先にあったのは、鐘楼。その左側には法華堂、十地院(じゅうじいん)、鐘楼の奥にはトイレがあり、さらにその向こうにもっと鮮やかに色づいた木々が見えました。
 
 
▲法華堂(左側の十地院では、お茶などをいただける)
 
鮮やかな木々が立っていたのは金剛堂の横。
もみじまつりの期間中、本来は内部が公開されるはずの金剛堂ですが、今日は雨のため閉鎖されていました。
 
 
▲金剛堂
 
 
金剛堂の横で撮影した全天球パノラマ(撮影日:2012年11月23日)

https://shimiken1206.sakura.ne.jp/panorama/shoshazan20121123-2/virtualtour.html
 
金剛堂横の広場の紅葉が綺麗だったし、いつの間にやら雨がやんでいたので、しばらくここで紅葉見物を楽しむことに。
 
この広場の周囲は木々に囲まれていますが、一カ所だけ少し展望が開けたところがあったので見に行くと、ちょっとした雲海(と呼ぶには大げさですが)が広がっていました。
 
 
▲ちょっとした雲海
 
金剛堂前の道標に「展望台」と書かれている方向には四阿(あずまや)があり、少し展望が開けていましたが、真っ白。
 
展望台から東へ進むと、真っ赤に紅葉した木が1本立った墓所がありました。
 
 
▲松平直基の墓
 
松平直基の墓から左へ進むと、常行堂の横を通って先ほどの3つのお堂が並ぶ場所に戻ります。
 
13:13
そういえば奥の院があったはずだと思い出し、食堂を右から回り込んで西へ進みます。
 
食堂の裏は下り坂。
その先には、2年前に来たときには改修中だった開山堂(奥の院)があります。入口にブルーシートがありましたが、単なる汚れ防止のためのもので、改修は終わっているようです。
 
 
▲開山堂
 
この開山堂では、寛文13年(1673年)に納められたと推測される性空上人の遺骨が平成22年に発見されており、発見された時の様子などは、食堂2階の展示で見ることが出来ます。
 
大講堂前の広場に戻り、特別公開中の本多家墓所も見学することにしました。
ここはいつも公開されているイメージがあるのですが、看板には確かに「本多廟内部特別公開中」と書かれています。
 
 
▲左から本多勝公、忠政公、政朝公の墓
 
13:34
本多家墓所を見終え、摩尼殿まで戻ってきました。
 
もみじまつり期間だけの特別展示は後一カ所、十妙院です。
十妙院は、はづき茶屋脇の石橋を渡って少し坂を登ったところにあります。
 
 
▲十妙院
 
ここの目玉は狩野永納(1634~1700)の襖絵で、ここで見られるのは錦渓鳥図、老松小禽図、白梅鴛鴦図、文王呂尚図、五柳帰荘図、四季山水図、果実図です。
 
写真撮影が禁止されているので、ここでその襖絵をお見せすることは出来ません。
 
13:45
摩尼殿横のバス乗り場からシャトルバスで志納所へ戻りました。
 
14:00ちょうど発の下りロープウェイをやり過ごし、また先頭でロープウェイを待つことにします。
 
また先頭(山麓駅方向)に乗り込み、魚眼レンズを付けたデジタル一眼レフで動画を撮影してみました。
 
14:13
定刻より若干早いですが、山麓駅の乗客が多いということでロープウェイが出発しました。
 
 
14:17
山麓駅に到着。
 
バス停に行くと、14:14発の路線バスが出発したところだったので、次の14:40発のバスで帰路に就きました。