播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

兵庫県たつの市のうすくち龍野醤油資料館

先週土曜日に出勤した振り替えとして、今日休みを取っていました。
家でごろごろしていても退屈だったので、兵庫県たつの市にある「うすくち龍野醤油資料館」へ行ってきました。
 
11:30
姫路市街の自宅を出発。

国道179号線で揖保川を渡り、「龍野橋西詰」交差点を右折。
200mほど川沿いに北東へ進むと、右側(川の方)に水門の操作小屋ようなものが見えます。
その水門の管理施設のような物がある場所(信号はない)で左折。
道なりに200~300m西へ進むと、目的地であるうすくち龍野醤油資料館が道の左側に現れます。
 
▲うすくち龍野醤油資料館の位置(Yahoo!ロコ)
 
資料館のいわれ

醤油の起源は古代にまでさかのぼることが出来ますが、営業として現在の主産地、龍野・野田・銚子・小豆島などに成立したのは16世紀のことです。

天正15年(1587)円尾屋孫右衛門、天正18年(1590)栗栖屋横山五郎兵衛によってはじめられた龍野醤油は、寛文6年(1666)円尾孫右衛門の創案以来うすくちを特色として栄えてきました。

4世紀にわたる歳月の間に、京・大阪の文化に育まれ洗練されつつ、日本人の食生活に深くしみこんだこの調味料は、次第に世界の食物にも味わいを加えようとしています。

山紫に、水美しいこの里に代々醤油をつくり継いできた先人の工夫や愛情は、古い道具や文書にひっそりと息づいています。

菊一醤油造合資会社の本社として建てられ、浅井醤油合名会社との合併後の龍野醤油(株)---ヒガシマル醤油(株)の本社であったこの建物に、同社のみならず、ひろく龍野醤油協同組合各社の保管になる資料を中心に提示して、醤油のふるさとを偲ぶよすがといたしました。

(出典:うすくち龍野醤油資料館パンフレット)
 
12:08
建物のすぐ手前に「P」の表示があるので、それに従って建物の隣にある駐車場へ入りますが、こちらは数台しか置けません。
 
▲資料館の手前(東)に駐車場の表示があるので、そこへ入る
 
蔵と資料館の間を通ってさらに奥へ進むと、中央に木がはえている未舗装の広場があります。こちらも駐車場として使えます。
 
▲資料館裏の駐車場
 
車を駐車場にとめ、資料館の正面に回ってみました。
格好いいと言うのも変ですが、魅力的なデザイン。昔の建物は、その重厚感がたまらなくいい。
 
向かい側から写真を撮ろうとしましたが、道が狭くて距離がかせげないため、建物が収まり切りません。
というわけで、2012年11月3日に再訪して360度パノラマで撮影しました。
 
うすくち龍野醤油資料館前で撮影した全天球パノラマ(撮影日:2012年11月3日) 

https://shimiken1206.sakura.ne.jp/panorama/usukuchi20121103/virtualtour.html
 
▲うすくち龍野醤油資料館を正面から見る(上のパノラマから切り出してゆがみを補正した画像)
 
現役ではありませんが、建物の入口右側には懐かしい赤い丸ポストが立っています。
 
入館料は一人¥10。
「ご縁が重なりますように」、つまり「重縁(じゅうえん)」で10円になっているようです。
 
入ってすぐの受付で女性に10円玉を1枚渡し、パンフレットを受け取って右手のロビーへ入ります。
 
受付の方に館内での写真撮影と三脚の使用可否を確認すると、「OK」との返事でした。
これで安心してパノラマが撮影出来ます。

ロビーでは、醤油造りの様子などを収録したDVDが再生されていました。
 
▲ロビーの様子
 
▲資料館内部のマップ(クリックすると拡大表示されます)
 
順路の矢印に従って左へ進むと、石炭を使用する古いボイラーの展示、醤油造りに使われる原材料と製造工程の説明になり、続いて少し広めの空間に出ます。
 
ここは原料処理場で、パンフレットによると、大豆を炊いたり、麦を炒ったりするための空間とのこと。
井戸や釜、麦炒機が置かれています。
 
▲原料処理場
 

原料処理場で撮影した全天球パノラマ(撮影日:2012年11月2日)

https://shimiken1206.sakura.ne.jp/panorama/usukuchi20121102/virtualtour.html

 
パノラマ画面左上のリストから、2箇所のパノラマを切り換えてご覧いただけます。
 
次は陳列室。
「醤油づくりに使われた道具」と題して計量器具等が陳列されています。
▲陳列室
 
この陳列室の棚の向かい側には、昔揖保川に橋がかかっていなかった時代に使われていた、浅井丸という渡し船も展示されています。
 
陳列室の次は麹室(こうじむろ)。
 
▲煉瓦造りの麹室
 
麹室の向こう側には大きな樽が並ぶ仕込蔵(しこみぐら)、さらに右へ進むと製樽場(せいたるじょう)、圧搾場(あっさくじょう)と続きます。
▲仕込蔵
 
製樽場は、樽を作るための工具や機械が並ぶ場所です。
 
▲製樽場
 
圧搾場は、もろみを絞るための場所。

てこの原理を利用した大きな棒締式圧搾機が存在感を放っています。(原料処理場のパノラマ左上のリストで「圧搾場」を選ぶと、棒締式圧搾機の全体をパノラマでご覧いただけます。
 
▲圧搾場
 
これで醤油の製造に関する展示は終了。

次は会社の歴史についての展示室です。
展示室には、昔の帳面や万国博覧会で受賞した賞状等が展示されています。
 
▲展示室内の様子
 
展示室の先には、ロビーからも見えていて気になっていた帳場があります。
 
▲帳場
 
帳場の先がロビーになっていて、これで見学は終了。

受付をしたカウンターの向こうには売店があり、ヒガシマル製品を購入できます。
 
そういえば、龍野城を見に行ったときにうすくち龍野醤油資料館の別館に出会いましたが、その時は中に入っていません。
 
13:10
せっかくなので別館も見に行こうと思い、資料館を出て別館を目指して徒歩で北へ進みました。
100mほどで別館に着きましたが、開館は土日祝祭日のみとのことで、中へは入れず。
 
この資料館別館の前にはヤクルトの自販機があるのですが、その自販機にはジュースと並んで醤油やもろみが購入できます。さすが醤油の街。
 
13:20
駐車場に戻りました。
 
 
2012/11/3追記
本日、人を連れてうすくち龍野醤油資料館を再訪しました。
今日は土曜で資料館別館が開いているので、別館について追記します。
 
資料館を出て右へ進み、如来寺のある最初の角を左へ曲がります。
そして、如来寺とカネイ醤油工場の間の細い道を北へ歩くと、数分で資料館別館です。
 
▲如来寺の鐘楼
 
資料館の別館も古い洋館で、素晴らしい雰囲気です。
 
▲うすくち龍野醤油資料館別館の門
 
こちらも入館料はひとり¥10ですが、資料館本館のパンフレットを持っていれば無料で入れます。
 
内部はこの洋館が建てられた当時の雰囲気が非常に強く残されていて、古い建物独特のにおいもあります。
コンセントや電灯のスイッチも当時のままのところがあり、魅力的。
 
▲建設当時の雰囲気がそのまま残る廊下
 
▲古いコンセント
 
▲電灯のスイッチ
 
展示品は、1階は古い醤油のラベルや品質改良や管理用?の実験機材など、2階は山下摩起(やましたまき)という画家の作品です。
 
別館前にあるヤクルトの自販機では、もろみや醤油が売られています。
 
▲ヤクルトの自販機(左上は中の商品の拡大画像)
 
追記ここまで