播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

2012年 灘のけんか祭り 宵宮

10月14日と15日は、全国的にも有名な灘のけんか祭りが行われます。
 
14日は宵宮で、これの見所は屋台がギリギリ通るサイズの楼門に屋台をくぐらせる儀式や、神社の楼門周辺での練り合わせです。
 
15日の本宮では、屋台を御旅山の上まで担ぎ上げたり、麓まで下ろしたり、御旅山の南麓にある練り場ではげしい練り合わせが行われます。

御旅山の南側は段々畑のようになっており、この日のためだけのスタンド席が用意されていて、地元の人間以外がこの席で祭り見物をするのは至難の業だとか。
 
下のパノラマ内、すり鉢の観覧席の「底」にあたる部分(車が数台止まっている)が、けんか祭りの練り場です。こんな狭いところで何基もの屋台がぶつかり合うわけです。
 
御旅山山頂とけんか祭りの練り場で撮影した全天球パノラマ(撮影:2012年3月20日)

パノラマ画面左上のリストを「練り場」に切り換えてご覧ください。

https://shimiken1206.sakura.ne.jp/panorama/otabiyama20120320/virtualtour.html
 
自分が住む姫路市内の祭りで、しかも全国的に有名なのに、一度も見たことがありません。
15日の本宮は仕事のため見に行けませんが、今日の宵宮なら問題なし。

屋台が松原八幡神社の楼門をくぐり抜ける様子だけでも見てみようと思い、出かけてきました。
 

詳しい地図で見る
▲松原八幡神社の位置
 
宵宮のメイン会場は松原八幡神社で、最寄り駅は山陽電鉄「白浜の宮」駅。
灘のけんか祭りの時だけは、直通特急がこの駅に臨時停車するほどの力の入れよう。
 
10:23姫路発の直通特急に乗ると、10:30には白浜の宮駅に到着しました。
運賃は大人一人¥290です。
 
駅の中にもシデ棒がたくさん立っていて、改札の目の前で祭りのガイドブックやミスタードーナツが売られていました。
 
改札を出ると、人の流れに従って歩くだけで、松原八幡神社へ行けます。
なぜかトルコの伸びるアイスクリームを売っている外国人の屋台もありましたが、他は見慣れた雰囲気の屋台が並ぶ道を歩き、まずは神社の南にある楼門前の広場に行きました。

白浜の宮駅から徒歩で5分もかかりません。
 
 
▲松原八幡神社東側の通りの様子
 
 
▲楼門(紅白幕の上は報道陣用の撮影席)
 
楼門前の広場の南と西にはスタンド席がありますが、まだ人はまばら。
しかし、周辺の家や商店は窓から見物している人がいたり、屋上に観覧席を作っているお店があったり、周辺の人たちの祭りへの意気込みのすごさがよく分かります。
 
 
▲楼門前の様子
 
Webで見た祭りの進行時刻表によると、最初の屋台が到着するのが11:00。
 
10:52
楼門前の人垣の後ろに立って、屋台がどこから来るのか分からず、きょろきょろしていると、東の方から太鼓の音が聞こえ、大きなのぼりが入ってきました。
 
 
▲大きなのぼりが入ってきた
 
それに続いて、子供達が曳く山車が私たちの前を駆け抜けて楼門をくぐり、神社の中へ入っていきました。
 
 
▲子供達が曳く山車
 
その後屋台が入ってきたのですが、屋台が安全に動くスペースを確保するため、警察官や祭りの担当者によって最前列の位置がころころ変わるのです。
 
「下がって!下がって!」の声で人混みが突然動くので、もみくちゃにされてしまいます。
たとえるなら、ラッシュアワーの通勤電車が急ブレーキをかけたときの車内の状態です。

動こうにも、足を動かす先がないのに体だけは押され、転倒しないように必死に人混みに体を預けます。
いつの間にこんなに人が集まったのか分かりませんが、ムギュムギュと押されているうちに、最前列に出てしまいました。

しかし、またまた訳の分からないうちに人混みの中に紛れ込まされ、写真なんて悠長に撮っている場合ではありません。
 
 
▲最初に入ってきた東山の屋台
 
「神社前で屋台の到着を神様に報告する奉納舞が行われているので是非見て下さい」との放送があったので、楼門をくぐって神社の拝殿前へ行ってみました。
 
やはり人混み…と思いましたが、人が多いのは中央部分だけで、両側は空きスペースがたっぷり。
楼門をくぐる様子は内側から見ることにして、(奉納舞が人垣で見えないので)拝殿前の広場の隅でちょっと休憩。
 
 
▲楼門をくぐったすぐ先で松原八幡神社の拝殿を見る
 
11:23
定刻は11:30ですが、東山の屋台が楼門をくぐりはじめました。
 
屋台の頂部にある擬宝珠(ぎぼし)と露盤(ろばん)をはずした状態で、引きずられて屋台が入ってきました。
ギィ~ギイ~っと妙な音を鳴らしながら引きずられ、屋台の幅・高さとほぼ同じくらいの門をくぐり抜ける様子は、抜けた後に思わずホッとしてしまう緊張感。
 
 
▲楼門を東山の屋台がくぐり抜ける様子(別の屋台の時に撮影した動画を文末に表示しています)
 
 
▲専用の梯子を使い、くぐり抜けた後に露盤と擬宝珠を取り付ける様子
 
胴突きと呼ばれる独特の持ち上げ方で屋台を持ち上がると、拝殿前の綱に練り子がよじ登りました。
 
先週見た広畑の祭りでは、巨大なシデ棒によじ登っていましたが、このお祭りでは綱によじ登るのが伝統のようです。
 
 
▲綱によじ登り、雄叫びをあげる練り子
 
その後屋台が拝殿前で差し上げ(両腕を伸ばして最大限の高さまで屋台を持ち上げること)られ、拝殿の左側から神社の本殿裏へと回っていきました。
 
 
▲拝殿前で差し上げられる屋台
 
11:40頃
拝殿裏に置かれていた屋台が、拝殿の右側(私がいた場所)を通って拝殿前に戻ってきました。
拝殿の右側で屋台を差し上げようとしましたが、失敗。(屋台の進行方向を向いて)左側がズシンと地面に着いてしまい、屋台が倒れるかと思いましたが、それは無く、しばらくして再び屋台が担ぎ上げられました。
このときの一部始終を撮影した動画がこれです。
 

2012年灘のけんか祭り宵宮(東山の屋台)  Youtubeの自動顔認識機能でぼかしをかけた結果、シデ棒にまでぼかしがかかってしまいました。
▲東山の屋台が拝殿の周りを練り歩く様子を撮影した動画(撮影:しみけん、カメラ:SONY HDR-CX170、録音機材:SONY HDR-CX170内蔵マイク)
音量注意!パソコンなどの音量を絞った状態で再生を始め、徐々に大きくすることをお勧めします。)
 
11:55
最初の東山の屋台とは違うリズムの太鼓の音が聞こえ、木場のシデ棒とのぼりが神社内に入ってきました。
 
 
▲木場のシデ棒とのぼり
 
12:12
子供達の山車が入ってきました。
 
12:40頃
木場の屋台が楼門をくぐり抜けて入ってきました。
 
▲木場の屋台が楼門をくぐる様子を撮影した動画(撮影:しみけん、カメラ:SONY HDR-CX170、録音機材:SONY PCM-D50)
音量注意!パソコンなどの音量を絞った状態で再生を始め、徐々に大きくすることをお勧めします。)
 
この後は同じことが残り5基の屋台で繰り返されることになります。
 
もともと最後まで残って見る予定ではありませんでしたし、写真と動画が撮れたし、満足して13:00過ぎに帰路につきました。