播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

比較的安価で高画質なドライブレコーダー:Driveman720

我が家の2台の車のうち、1台にはドライブレコーダーを設置していますが、もう1台には付けていません。
車の利用頻度が低かったことと、ドライブレコーダーが高価だったことが原因ですが、現在は非常に安価なドライブレコーダーが売られています。
 
安いんだから、万一に備えて2台目の車にも付けてしまえということでドライブレコーダーを探していたところ、兵庫県南部のハイカーの多くが読者であろう「山であそぼっ」というサイトの掲示板で興味深いドライブレコーダーが紹介されていたので、買ってみました。
 
▲メーカーのアサヒリサーチ社がYouTubeに登録している動画(トヨタディーラー用CM)
 
 
▲パッケージ
 
 
▲内容
 
製品名: ハイビジョン常時録画型ドライブレコーダー ドライブマン720セット 4GBのSDHCカード付き[720CSA2]
メーカー: アサヒリサーチ株式会社(日本)
サイズ: 70x105x35mm(ブラケット除く)(カタログ値)
録画時間: 4GBのSDHCカード(付属)で約1.5時間(古い動画ファイル(1つあたり5分)から削除して録画を続ける仕組みで、エンジンがかかっている間は常時録画)
録画ファイルの形式: H.264 MOV(1280 x 720)
撮影画角: 水平107度、垂直50度、対角120度
ディスプレイ: 2.4インチLCD
対応するSDカード: 容量32GB以下のSDHCカード(Class6以上)
記録される内容: カメラ映像(日時表示含む)、車内の音声(日時・音声は設定で記録しないことも可能)
インターフェイス: 電源供給専用ミニUSBポート、ミニHDMI端子
取付方法: 付属の両面テープでフロントガラスに貼り付け
電源: シガーソケット(12V/24V) (室内でハイビジョンテレビにつなぐ場合は専用ACアダプタを利用)
付属品: 専用シガーソケットアダプター、装着ブラケット、両面テープ、HDMI(映像)ケーブル、ACアダプタ、4GバイトSDHCカード、取り扱い説明書
定価: オープン価格
購入価格: ¥19,800(2012年5月)
購入先: アサヒリサーチの通販サイト
 
 
▲本体上面に電源供給専用のミニUSBポートと動画をテレビで確認するためのミニHDMI端子がある
 
 
▲SDカードは本体左側面から出し入れする
 
 
▲本体背面
 
ドライブレコーダーは数多く販売されていますが、これを選んだのは次の理由からでした。

・日本の警察が使用している(ただし、この記事のモデルではなく官公庁向けバージョン)
・画質が高い
・ファームウェアの改良が続いており、ユーザの操作でアップデートできる
 
取り付けは簡単で、ドライブレコーダー本体をブラケットに取り付け、シガーソケットに電源ケーブルを挿して、液晶画面を見ながら前方の風景がよく写る位置(なおかつ運転手から見てバックミラーの陰になる位置)を探して両面テープでフロントガラスに貼り付けるだけ。その後、電源ケーブルを内装パネルの縁などに押し込んだり、ケーブル固定用のパーツ(ホームセンターや自動車用品店で購入)で運転の邪魔にならない場所に這わせます。
 
夏場に高温になる車内で電池の破裂などの事故を防ぐため、電池では無くキャパシタしか搭載していません。そのため初回起動時や、長期間(1週間以上)車のエンジンをかけなかった場合は、時計の設定が必要です。
 
 
▲日時の設定画面(SDカードを入れずに起動する必要がある)
 
初期設定ではカメラが撮影した動画だけでなく、本体の内蔵マイクで車内の音声も録音されます。
車内の会話や独り言、鼻歌等が記録されるのが嫌な場合は、録音を止めておくことが可能です。
 
 
▲マイクを無効に出来る
 
動画の中に撮影日時を埋め込む機能があり、これは事故が起こった場合に正確な時間が記録できて便利ですが、単純に車窓の風景を撮りたいといった場合にはこの機能も無効に出来ます。
 
 
▲日時記録も無効に出来る
 
操作は簡単というより、設定さえ済ませていれば操作は一切不要です。
エンジンをかけると勝手に録画が始まり、エンジンを切ると自動的にシャットダウンされます。
 
 
▲起動直後の画面(カメラの映像が液晶画面に表示され、本体右下のランプが赤く点灯する)
 
この液晶画面ですが、何も表示しないか、普段は時計として使うかのいずれかを選べます。
 
 
▲液晶ディスプレイを消灯させておく設定にした場合の画面表示(右上の「LCD」に禁止マークが表示される)電源ONから1分後に液晶画面はOFFになる。
 
時計を使う設定にしておくと、本体が起動してから1分経過後、時計表示に変わります。
 
 
▲液晶画面を時計として使う場合の表示
 
助手席や後部座席から見やすい時計として便利なので、私はこの設定で使用しています。
 
肝心の画質ですが、これは文句ありません。
Youtubeで検索するとサンプル動画がたくさん見つかるので、参考までにどうぞ。
 
▲メーカーのアサヒリサーチ社がYouTubeに登録している動画(晴天時日中の映像。逆光時のノイズの出方が分かります。2:00前後が逆光の映像。)
 
▲メーカーのアサヒリサーチ社がYouTubeに登録している動画(雨の夜間映像。)
 
事故発生時の証拠として使うだけでなく、人に道順を示す場合にも役に立ちそうです。
(付属の4GBのだと1時間半しか録画出来ないので、片道で1~2時間ドライブする山歩きの場合は、帰ってきたら往路の様子がきれいさっぱり消えているという状態になります。乗車時間が長くなっても良いように、大容量のSDカードを別途購入しておくべきかも知れません。)
 
万一事故を起こした場合、目撃者がいたり、防犯カメラに上手い具合に写っていたりといった幸運がないとやっかいなことになりますし、それほど高価なものでもないので、色々と検索して自分好みのモノを車に取り付けてみてはいかがでしょうか。
 
参考までに
実は、私がこれを買って1ヶ月後、Drivemanは車のエンジンをかけても起動しなくなりました。
というわけで、メーカーサイトのチェックシートで状態を確認しましたが、ACアダプタに接続しても動かないので、完全に故障したようです。
 
サイトから修理依頼書をダウンロードし、必要事項を入力して本体とACアダプタをメーカーに送ったところ、2日後に新品交換されて帰ってきました。
向こうに届いたその日のうちに代替品を発送してくれたようです。すばらしいスピード。
さすがは日本の会社です。

海外メーカーの腕時計が壊れたときは修理に1ヶ月以上かかりましたし、仕事場の外国製品の場合は対応までに数ヶ月かかったり、そもそも不良品であることを認めないメーカーもありましたから、今回の対応には感動しました。