通勤に使っている姫路駅でポスターを見かけて気になっていた「姫路ええやん技・職人展」がこの週末に開催されるので、見に行ってきました。
会場は姫路文学館、主催は姫路青年会議所です。
https://goo.gl/maps/GWE5ge783UR9B8Kh7
▲姫路文学館の位置
正直に言うと、気になってはいたものの、今週末だということをすっかり忘れていて、今朝の神戸新聞の記事を見て思い出したのです。
天気予報では降水確率が高かったのですが、雨雲レーダーを見ると、開館時間前後は雨雲の切れ目が姫路上空を通過しそうな様子だったため、開館と同時に見学し、すぐに撤収するつもりで自宅を出発。
文学館には開館直後に到着したのですが、すでに駐車場は満車(私は自転車なので問題なし)。
ぞくぞくと親子連れが文学館へ入っていきます。
ぞくぞくと親子連れが文学館へ入っていきます。
▲姫路文学館の展示会場入口
姫路ええやん技・職人展の会場は、文学館の北館2階と3階。
2階の展示室は入った目の前に屋台の屋根が展示されていて、その周囲には姫路市内あちこちの神社の屋台の狭間彫刻(屋台の屋根の下に取り付けられる精緻な彫刻)が展示されています。
▲2階展示室の様子(室内は撮影禁止なので、入口の外から撮影)
普段はじっくり見ることのない狭間彫刻ですが、実物を間近に見てその緻密さに感動しました。
これだけのものを作るのにかかった時間と職人さんの技を想像しながら見ていると、鳥肌が立ちます。
これだけのものを作るのにかかった時間と職人さんの技を想像しながら見ていると、鳥肌が立ちます。
平清盛がテーマになっているらしく、源平合戦の名場面が主題になった狭間彫刻や刺繍が集められていました。
続いて3階へ。
3階では、職人さんの作業の実演と子ども向けの体験講座が行われていました。
3階では、職人さんの作業の実演と子ども向けの体験講座が行われていました。
開館後間もない時間なのに、親子連れでいっぱい。まるで満員電車の車内のようです。
部屋に入って時計回りに一通り見て回りましたが、展示内容は漆器の「書写塗」、和弓を作る弓師、錺金具職人、刺繍職人、刀工、狭間彫刻、羽子板の装飾に使われる「姫路押絵」、「姫路独楽」、「姫山人形」、「姫革細工」等。
部屋の中央では子ども向けの講座が開かれていて、太鼓を作ったり、張り子に絵を描いたりする子ども達で大賑わい。
▲錺(かざり)金具を作る職人さんの手元の様子
▲弓を作る工程の展示
▲立体的な刺繍の制作の様子
▲彫刻を作る様子
人混みの中、何とか見物を終えて外へ出て3階のベランダのようなところから下を見ると、続々と人が入って来ています。
こんなに人が多い文学館を見るのは初めてです。
▲文学館へ入ってくる見学者の列
人が多いのは苦手なので、そそくさと退散。
1時間足らずの滞在でしたが、職人さん達の作業風景を見られて、音を聞けて、においをかげるという貴重な体験が出来ました。