播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

潜水艦救難艦ちはや一般公開於阪神基地隊

日頃なかなかお目にかかることのできない珍しい艦艇、潜水艦救難艦ちはや(ASR403)が公開されると阪神基地隊のWebサイトで知り、見に行ってきました。
 
潜水艦救難艦は、その名の通り、事故などで沈没したり航行不能になった潜水艦から乗組員を救出するのが主な任務です。

そのための装備として、深海救難艇を艦の中央に搭載しています。
 
「えひめ丸」が米軍の潜水艦と衝突して沈没した際は、この艦が海中の遺体を収容しました。
 
11:57
JR姫路駅から長浜行の新快速で出発。
 
12:32
JR神戸駅に到着。快速電車に乗り換えます。
 
12:37
野洲行の快速電車が神戸駅を出発。
 
12:48
JR住吉駅で下車。
南出口から出て国道2号線へ向かいます。
バス停の位置はJR住吉駅の南西、国道2号線沿いにある「KiLaLa住吉」というショッピング施設前。
 
12:54
バス停に到着。
 
13:00
35系統のバスが住吉駅前バス停を出発(定時は12:59)。
 
13:15頃
私が乗ったバスは、終点が「魚崎車庫前」でした。運賃は¥200。
参った。魚崎浜東バス停が阪神基地隊の最寄りバス停ですが、魚崎車庫前バス停はそこより手前です。
全部のバスが魚崎浜東へ行くと思い込んでいました。
 
仕方なく地図をたよりに阪神基地隊へてくてく歩いていると、同じバスに乗っていた中年女性全員が私と同じ方向へ歩いています。
阪神基地隊到着前に前後をきょろきょろすると、同じバスだった人がみんないます。
 
13:30頃
阪神基地隊に到着。
 

詳しい地図で見る
▲阪神基地隊の位置

そんなに派手な宣伝をしていないイベントなのに、やはり潜水艦救難艦という珍しい艦艇が来るからでしょうか、車や歩行者が続々と基地の中へ入っていきます。
 
阪神基地隊周辺はGoogleストリートビューで見ることができるので、何かのイベント等で阪神基地隊へ行かれる際は、ストリートビューで事前に下見をしておくとよいかもしれません。
 
ゲートの隊員さんの指示に従って基地の中へ進むと、青いテントの前に行列が出来ています。
手荷物検査待ちで並んでいる人たちでした。
 
東側の岸壁に「ちはや」の姿がありましたが、思っていたよりも大きい。
 
テントで住所、氏名、職業等を記帳し、金属探知機でチェックを受けて目の前の「ちはや」の大きさと、今までに見たことのない形状をしばし堪能。
 
 
▲潜水艦救難艦「ちはや」型 ASR"CHIHAYA"Class  403「ちはや」

基準排水量 5,450t
全長 128.0m
最大幅 20.0m
深さ 9.0m
喫水 5.1m
主機 ディーゼルエンジンx2
出力 19,500ps
速力 21kt
乗員 126名
(出典:海上自衛隊 潜水艦救難艦ちはやのパンフレット)
 
中程から艦内へ乗り込むと、目の前に深海救難艇がありました。

 
 
▲深海救難艇のあるところから乗艦する(深海救難艇の尾部が見えている)
 
深海救難艇は、艦尾の方を向いて搭載されており、見学者はまず救難艇の右舷を見て、プロペラを見ながら尾部を通って反対側へ回り込みます。
 
 
▲深海救難艇
 
 
▲深海救難艇のプロペラ
 
右舷側からは後ろ半分しか見えませんでしたが、ちはやの右舷側へ出ると、深海救難艇の左舷全体を見ることが出来ます。
 
 
▲深海救難艇全体を見る
 
ここでパノラマ撮影と思いましたが、人が多すぎるので待機。
待つこと数十分、14:15を過ぎてから人が減ってきました。このチャンスを逃すまいと急いで撮影しました。
 
 
潜水艦救難艦で撮影した全天球パノラマ(撮影日:2012年5月13日)

https://shimiken1206.sakura.ne.jp/panorama/chihaya20120513/virtualtour.html

※パノラマ画面左上のリストから「右舷」「左舷」の2種類のパノラマを切り換えてご覧いただけます。
 
このパノラマには、「ちはや」と深海救難艇の仕様を記載しています。
実は、慌ててパノラマ写真を撮ったため、全方位を撮影しないといけないのに、一部が漏れてしまったのです。
その「穴」をふさぐためにこのような苦肉の策を講じました。
 
この深海救難艇は、パノラマ写真の位置にあるまま真下へ下ろされるそうです。つまり、潜水艦救難艦ちはやは、船体のど真ん中を貫通する穴が開いた特殊な構造をしているのです。
 
なお、今回はこの深海救難艇の横が物品販売所になっていて、バスタオルやワッペン、携帯ストラップ等が売られていました。(私はお土産にバスタオル(1枚¥1,500)を購入しました。)
 
深海救難艇を堪能したら、右舷側の通路を通って艦尾へ向かいます。
その先にあるのはヘリ甲板。
 
 
▲潜水艦救難艦ちはやのヘリ甲板
 
護衛艦のようなヘリ格納庫はありません。
 
ヘリ甲板を見学した後は、左舷の通路を通って艦の前方へ進みます。
すると、深海救難艇がある場所の手前、つまり左舷中央よりやや後ろよりの位置に、無人潜水装置が搭載されていました。
 
 
▲無人潜水装置(前部)
 
 
▲無人潜水装置は、「ちはや」の左舷側からクレーンのようなもので海中へ沈められる
 
「ちはや」は阪神基地隊の東側にある岸壁に停泊していましたが、南側の岸壁に3隻の掃海艇が止まっていました。
 
1隻は見学が可能なようで、たくさんの人が乗船しているのが「ちはや」から見えます。
せっかくの機会なので、掃海艇も見学しておきましょう。
 
14:30頃
潜水艦救難艦ちはやから下船し、掃海艇の方へ向かいます。
 
 
▲下船後に撮影した潜水艦救難艦ちはや全景(マウスポインタを合わせたとき右下に表示される虫眼鏡のアイコンをクリックすると拡大表示されます)デジカメのスイングパノラマ機能で撮影
 
公開されていた掃海艇は「くめじま」(MSC676)でした。
 
 
▲掃海艇くめじま全景(マウスポインタを合わせたとき右下に表示される虫眼鏡のアイコンをクリックすると拡大表示されます)デジカメのスイングパノラマ機能で撮影
 
掃海艇は、艦尾の掃海用機材が印象的ですが、艦首の20mm機関砲もなかなかの迫力です。
 
 
▲掃海艇くめじまの艦首にある20mm機関砲
 
艦首を見てから左舷の通路を通って後部の掃海装備を見に行きます。
 
最初に目に入るのは、真っ黄色なS-7航走体。
ワイヤーで海底のおもりとつながり、海中でふわふわ漂っている機雷のワイヤーを切断して浮上させたり、爆雷を投下するための機材です。
 
 
▲S-7航走体
 
その他、どのように使うのか分からない装備や、いかにもパワーがありそうなクレーンとその操縦パネル、処分具を曳航するための太いワイヤを巻き取る巨大なリールが所狭しと並んでおり、見ているだけでわくわくします。
 
 
▲掃海艇くめじまの掃海装備(岸壁から撮影)
 
ここもパノラマを撮りたかったのですが、狭いため三脚を展開すると他の見学者が通れなくなってしまうので、撮影していません。
 
「くめじま」は、艦橋も見ることが出来ました。
 
 
▲掃海艇くめじまの艦橋
 
 
▲艦橋の前から艦首を見下ろす
 
15:05
掃海艇くめじまの見学を終えて下船。
帰路につきました。
 
阪神基地隊の建物でお手洗いを借り、ジュースの自販機で喉を潤し、基地を出たのが15:15。
15:25には魚崎車庫前バス停に到着。
 
15:40頃
35系統のバスがバス停に来ました。
 
15:53
JR住吉駅前に到着。