私が山歩きの際に愛用しているストックを紹介します。
メーカー:Black Diamond Equipment Ltd.(アメリカ)
製品名:Ultra Distance Trekking Pole(ウルトラディスタンス)
重量(製品は4サイズある):[100 cm] 260 g; [110 cm] 265 g; [120 cm] 270 g; [130 cm] 275 g(2本の重量。カタログ値)
縮長(製品は4サイズある):[100 cm] 33 cm; [110 cm] 36.5 cm; [120 cm] 39.5 cm; [130 cm] 43 cm(カタログ値)
材質:シャフト部分はカーボン、グリップはEVAフォーム
定価:$149.95 USD
購入価格:1万円台前半
購入先:好日山荘(兵庫県姫路市)
製品名:Ultra Distance Trekking Pole(ウルトラディスタンス)
重量(製品は4サイズある):[100 cm] 260 g; [110 cm] 265 g; [120 cm] 270 g; [130 cm] 275 g(2本の重量。カタログ値)
縮長(製品は4サイズある):[100 cm] 33 cm; [110 cm] 36.5 cm; [120 cm] 39.5 cm; [130 cm] 43 cm(カタログ値)
材質:シャフト部分はカーボン、グリップはEVAフォーム
定価:$149.95 USD
購入価格:1万円台前半
購入先:好日山荘(兵庫県姫路市)
※ストックの長さは4種類ありますが、身長に応じて適した長さのものを購入してください。
メーカーが推奨しているのは:身長154cm以下=100cm、154~171cm=110cm、172~182cm=120cm、180cm以上=130cm
メーカーが推奨しているのは:身長154cm以下=100cm、154~171cm=110cm、172~182cm=120cm、180cm以上=130cm
※この記事で使用している画像は、私が所有する120cmモデルです(私の身長では110cmが推奨されていますが、サイズが4種類あることを知らず、たまたま手に取った120cmモデルを買ってしまいました)。
一般的なストックは収納状態でも50cm~60cmの長さがあり、邪魔なのであまり使っていませんでした。
バックパックに取り付けていると、藪こぎや倒木をくぐるときに引っかかるのです。
バックパックに取り付けていると、藪こぎや倒木をくぐるときに引っかかるのです。
地形図から見て明らかに急斜面がありそうな場合や、雪の上を歩くときに“やむを得ず”使っていたといえます。
もっと短ければなぁと思っていたところ、インターネットで縮長が40cmを切るストックを見つけ、我が家の近所にある好日山荘で現物を手にとって衝動買いしたのがこのストック。
単に収納状態の長さが短いだけでなく、重量も軽い。ストック2本でこの重さ(300g未満)というのが信じられません。
ただ、軽さと引き替えに耐久性が他のモデルよりも低いとのことですが、ネットのレビューを見ると、通常の使用をしている限りは問題なさそう。
私も愛用していますが、強度に不安を感じることはありません。
通常のストックとの大きな違いは、長さの調整が出来ないことです。
しかし、グリップが長いため、持つ場所を変えることでストックの長さを変えたような効果は得られます。
しかし、グリップが長いため、持つ場所を変えることでストックの長さを変えたような効果は得られます。
▲収納状態がいかに短いか比較するために、一般的な伸縮式ストックを並べた写真
上の写真でも分かるとおり、このストックの収納方法は独特です。
ストックは3つのセクションに分かれており、中にはケブラー繊維で出来たコードが通っています。
テントのポールと同様に、このコードを引っ張ることで3つのセクションがまっすぐに並んで連結され、1本のストックになります。
テントのポールと同様に、このコードを引っ張ることで3つのセクションがまっすぐに並んで連結され、1本のストックになります。
逆に、コードのテンションを緩めると3つのセクションがバラバラになるので、Z字型に折り曲げて収納することが出来ます。
折りたたむ際、シャフトの縁で中のケブラーコードが傷まないよう、コードは青いビニール素材に覆われています。
使用時は、グリップのあるセクションのシャフトとグリップを持ち、グリップをシャフトから引き抜くように引っ張ると、ケブラーコードにテンションがかかって3つのセクションが連結されます。
収納時は、グリップのすぐ下にあるボタンを押しながらグリップをシャフトに押し込むように動かすと、ケブラーコードのテンションが緩み、折りたためるようになります。
▲収納時に使用するボタン
▲使用時と収納時の長さの比較
折りたたんだときに少しでもコンパクトになるよう、バスケットには切り欠きが設けてあります。
▲バスケットの一部は欠けていて、シャフトが入るようになっている
このストックは無雪期専用で、直径が大きなバスケットを取り付けることは出来ませんし、そのようなオプションも用意されていません。
石突きはラバー製とタングステンカーバイド製のものを交換できるようになっています。
工場出荷時にラバー製の石突きが装着されていますが、タングステンカーバイド製の石突きも同梱されているので、必要に応じてユーザによる交換が可能です。
▲装着可能な2種類の石突き(左は登山道への負担が少ないラバー製のもの、右は滑りにくいカーバイド製のもの)
▲左はカーバイド製石突き、右はラバー製石突きを装着した状態
石突きの交換は、素手では難しい。ペンチがないと厳しいかも知れません。
交換が面倒なので、私は常にラバーの石突きを使用しています。
交換が面倒なので、私は常にラバーの石突きを使用しています。
▲石突きの交換には、写真のようなペンチがあった方が便利
ちなみに、交換用の石突きは、収納ケースの口近くのポケットに収納されています。
▲交換用石突きの収納ポケット
このストックには、折りたたんだストックを収納できる専用ケースが付属しています。
出し入れが面倒なので私は使っていませんが。
出し入れが面倒なので私は使っていませんが。
▲専用ケースに収納した状態(表)
▲専用ケースに収納した状態(裏)
使用時に長さを変えられなかったり、強度が一般的なストックより低いという欠点はありますが、私のようにストックが邪魔だと感じていた人にはお勧めです。