パノラマ撮影用の雲台としてNodal Ninja 3 Mk.2を使用していましたが、なんだかたわんでいるように見えたので、もっと丈夫で精密なNodal Ninja M1-Sという雲台を購入しました。
それが1月6日(金)に届き、さっそく週末に使えると思ったら、翌7日(土)は出勤。
本日8日(日)に雪彦山に登って大天井岳でパノラマを撮ろうと思っていましたが、午前5時過ぎにいったん目が覚めたものの、早すぎるのでもう一度寝たのがまずかったらしく、次に目が覚めたのが午前9時過ぎ。
時間に余裕のない山歩きはしたくないので、雪彦山に行くのはあきらめ、Googleマップを眺めていてたまたま見つけた「広峰展望広場」なるものを見てみよう、で、展望が良ければ新しい雲台でパノラマを撮ってみようと考えて出かけることにしました。
美術館や図書館の東側に南北に通っている県道516号線で広峰山を目指しましたが、道路が妙に混雑しています。
よく考えたら、県道516号線沿いでは大手前公園で木下大サーカス、シロトピア公園では消防出初め式、競馬場では凧上げ祭りが開かれています。込んでいて当たり前です。
11:50
広峰神社の鳥居前の駐車場がいっぱいだったので、その下の駐車場に車を止め(地図中「P(広峰神社)」、展望広場への道を探してセトレハイランドヴィラへ向かって下ります。
広峰神社の鳥居前の駐車場がいっぱいだったので、その下の駐車場に車を止め(地図中「P(広峰神社)」、展望広場への道を探してセトレハイランドヴィラへ向かって下ります。
▲広峰神社の鳥居前ではない方の駐車場に車をとめた
すると、すぐに展望広場への道が見つかりました。
▲広峰展望広場入り口
落ちていた看板によると、「兵庫県自治振興助成施設 広峰展望広場 この施設は兵庫県の競馬収益金を財源とする自治振興資金の助成を受けて建設したものです 姫路市」とのことです。
ギャンブルなんて究極の無駄遣いだと思うのですが、競馬好きの人たちが負けてくれたお金で出来た施設ということで、感謝しないといけないなぁ。
丸太階段風の道を少し上ると、広場らしきところに出ました(地図中「広峰展望広場」)。
▲展望広場(だと私が思い込んでしまった場所)の様子
しかし、展望はありません。南に向かって丸太階段の道が伸びていたのですが、何を勘違いしたのか、それが地形図の破線道だと思い込んでしまい、南へ行きませんでした。
(帰宅後に調べると、展望広場はもっと尾根を下ったところにあったようです。)
(帰宅後に調べると、展望広場はもっと尾根を下ったところにあったようです。)
展望のないつまらない場所だと勘違いしてしまい、せっかくだから245m標高点近くの電波塔を見てみようと思って展望広場(だと私が思い込んでいた場所)から北西へ踏み跡をたどることにしました。
すると、245m標高点の東側にある電波塔の記号と建物の記号の間に出てきました。
標示によると、建物はNTTコミュニケーションズの広峰無線中継所、電波塔の記号の正体は陸上自衛隊の無線施設とのこと。
標示によると、建物はNTTコミュニケーションズの広峰無線中継所、電波塔の記号の正体は陸上自衛隊の無線施設とのこと。
自衛隊の電波塔には監視カメラとスピーカーらしきものが設置されていました。
電波施設から車道を少し下ると、広峰神社鳥居前の駐車場に出ました。
駐車場からこの車道への入り口には施錠されたゲートがあり、車両は進入できないようになっています。
駐車場からこの車道への入り口には施錠されたゲートがあり、車両は進入できないようになっています。
せっかくなので広峰神社を見学することにします。
▲広峰神社の鳥居前駐車場
鳥居から先は1車線幅ギリギリの道路ですが、神社が近づくと道の幅が広くなります。
地形図にも描かれている石段を登ると、なかなか雰囲気のある拝殿前に出ます。
▲広峰神社拝殿
そういえば手水舎で手も洗ってないし、初詣をするつもりもない(祖父が健在の頃は親戚一同で初詣に行っていましたが、最近は全く行ってません)ので、休憩所から姫路市街の景色をしばらく楽しみ、鳥居をくぐったすぐ先にあった「天祖父神社」への道標が気になっていたので、それを見に行くことにします。
広峰神社の石段下から、土塀の間を東へ伸びる道がありますが、それが天祖父神社への道です(道標がある)。
天祖父神社の周囲は広場になっていて、周囲には土塀跡が残っています。何百年も前に作られた土塀が朽ち果てている様子は、何ともいえない趣があっていい。
天祖父神社自体は、比較的新しい建物でした(地図中「天祖父神社」)。
▲天祖父神社
天祖父神社の一段下には削平地があり、井上家屋敷跡の石碑がありました。
12:30
駐車場へ戻ってきました。
駐車場へ戻ってきました。
パノラマを撮れなかったので、東にある増位山山頂の風景や随願寺でパノラマを撮ることにして、随願寺へ向かいます。
12:45
随願寺の駐車場(増位山山頂駐車場)に到着(地図中「P(随願寺)」。
随願寺の駐車場(増位山山頂駐車場)に到着(地図中「P(随願寺)」。
ここへ登るまでの車道やこの駐車場には、「俺はアホやぞ~!」と叫んでいるようにしか聞こえないエンジン音を響かせている、頭の悪い連中がつけたタイヤ痕があちらこちらにあります。
▲増位山山頂駐車場(手前はバス用の枠)
駐車場にはトイレがありますが、その脇の未舗装道路を進むと、随願寺へ行けます。
随願寺境内に入って最初に出会うのは、随願寺にある建造物の中でも最古(17世紀中頃)の建物、開山堂。
▲開山堂
その先には、カラフルな唐門のある榊原忠次の墓所があります。
▲榊原忠次墓所
12:51
その次に本堂に出会います。
その次に本堂に出会います。
▲随願寺本堂
随願寺本堂前で撮影した全天球パノラマ(撮影日:2012年1月8日)
本堂左側、軽トラックの奥にあるのが榊原忠次の墓所。石段の左側の建物は、手前から順に経堂、毘沙門堂、鐘楼です。
地形図にも描かれている石段を下り、池の北側へ出たら、東尾根ハイキングコース(榊原政邦の墓)の道標に従って東へ進みます。
▲ハイキングコース入り口の様子
まもなく道標に従って右に折れて進むと、階段の途中に出ます。この階段を登ると小さな梅園です。
梅園の右奥の階段を登ると、常夜灯(石灯籠)のあるちょっとした空間で、そこから少し石段を登ると、榊原政邦夫婦の墓所があります(地図中「榊原政邦と夫人の墓所」)。
梅園の右奥の階段を登ると、常夜灯(石灯籠)のあるちょっとした空間で、そこから少し石段を登ると、榊原政邦夫婦の墓所があります(地図中「榊原政邦と夫人の墓所」)。
この墓所の左側に小径があるので、それを進むと、平坦で歩きやすい遊歩道に出ます。
古墳展望台の三叉路に出会ったら、右(東尾根ハイキングコース)へ進みます。
そして、「三角展望台」と書かれた看板のある二股の分岐で「山頂展望台より登山口へ」の方へ進めば、すぐに増位山山頂です。
▲山頂手前の分岐
13:25
増位山山頂に到着。
増位山山頂に到着。
▲増位山山頂の様子
増位山山頂で撮影した全天球パノラマ(撮影日:2012年1月8日)
2017年1月28日追記
増位山山頂をドローンで空撮してみました。
追記ここまで
北に笠形山が大きく見え、正面には採石場のある三等三角点ピーク(点名:豊富)、その左には防火帯が目立つ畑山、畑山と点名:豊富の間には笠松山~善防山山塊、点名:豊富の右奥には高御位山が見え、遙か彼方には六甲山塊も見えます。
このすばらしい眺めを楽しみながら、昼食(マルタイの「山の棒ラーメン(カレー味)」)を頂きました。
▲本日の昼食
14:14
昼食と展望を満喫し、下山開始。
昼食と展望を満喫し、下山開始。
14:29
駐車場に戻って来ました。
駐車場に戻って来ました。