メーカー:Arc'teryx(カナダ)
製品名:Mistral 16
自重:1.1kg(カタログ値)
容量:16リットル(カタログ値)
定価:$150.00 CAD
購入価格:記憶に残っていません
購入先:ASSES' BRIDGE(兵庫県神戸市)購入当時
製品名:Mistral 16
自重:1.1kg(カタログ値)
容量:16リットル(カタログ値)
定価:$150.00 CAD
購入価格:記憶に残っていません
購入先:ASSES' BRIDGE(兵庫県神戸市)購入当時
私は山歩きの際にRT35や米海兵隊のパトロールパック、雪の季節にはArrakiss 50等を使用していますが、これらと同じメーカー、Arc'teryx社が製造したメッセンジャーバッグです。
同社は丈夫な素材を丁寧に縫製した製品、要は作りの良い物を販売しています。
そんな会社の製品なので、このメッセンジャーバッグもきっと丈夫で使い勝手が良くて便利なはず、と信じて購入しました。
体に接する面には、Arc'teryx社の社名の由来であり同社のロゴになっている始祖鳥(ARCHAEOPTERYX LITHOGRAPHICA)の化石がエンボスされています。
▲背面(かなり使い込んでいるので汗染みの跡がついています)
主気室は、通常のメッセンジャーバッグのようなフラップ式ではなく、防水スタッフサックのようなロールトップで開閉します。
私のバッグ内部は真っ赤。
ネットで画像を見てみると、中の色には数種類があるようです。
ネットで画像を見てみると、中の色には数種類があるようです。
▲主気室内部
外側には500mlのペットボトルがちょうど収まるポケットがあり、ここに飲み物や折りたたみ傘を入れて使っています。
▲500mlのペットボトルを入れた状態
外側のポケットには、小さなフックと細かく分かれた小物用のポケットがあります。
▲外側のポケット内部の様子
ショルダーストラップはしっかりしており、付け根には小さなポケットもあります。
▲ショルダーストラップ(付け根にジッパータブが見えていますが、それがポケット)
バッグ本体の下端近くの両側にはウェストベルト取り付け用ループがあり、ウェストベルトも付属しています。ただ、これは重量の分散用ではなく、バッグ本体の揺れを防止する程度のものです。
私は邪魔だと感じ、ウェストベルトは取り外しています(簡単に着脱できる)。
私は邪魔だと感じ、ウェストベルトは取り外しています(簡単に着脱できる)。
▲ウェストベルト取り付け用ループ
ショルダーストラップの調整用バックルも高級感があります。
▲バックル
一見するとシンプルなデザインながら、使い勝手をよく考えた高性能なメッセンジャーバッグですが、使ってみると重大な欠陥に気づきます。
それは、上の写真にあるバックルの固定力の弱さです。
ある程度の重さの荷物を詰めると、自然にショルダーストラップがズルズルと伸びていってしまうのです。
ある程度の重さの荷物を詰めると、自然にショルダーストラップがズルズルと伸びていってしまうのです。
歩いているといつの間にかバッグ本体が太ももの裏に当たって不快ですし、自転車(MTB)に乗っているときは、振動でショルダーストラップが伸び、バッグ本体が後輪にこすれてしまいます(MTBには泥よけがないので、バッグが直接タイヤに触れてしまう)。
電車通勤時、時々同じ車両に乗り合わせる人がMistral 16を使っているのですが、その人のショルダーストラップも、いつ見ても完全に伸びきった状態になっています。
こまめにショルダーストラップを締めることになり、バックルとこすれる部分のショルダーストラップが傷んでしまいました(ストラップの両側が毛羽立つ)し、何より面倒。
バッグ本体は収納力もあり、開閉も楽で中身の出し入れも簡単で便利なのに、ショルダーストラップのせいで使わなくなってしまうのはもったいない。
というわけで、アウトドア用品の専門店で手に入るトリグライド(triglideなのでトライグライドと読むはずですが、日本国内では一般的にトリグライド)をショルダーストラップに取り付け、これでストラップを固定することにしました。
▲ショルダーストラップにトリグライドを取り付けた様子
ストラップがバックルから外れればトリグライドを簡単に取り付けられるのですが、ストラップの端は折り返した状態で縫い付けられているため、厚みがあってバックルの隙間を通りません。
仕方なく、トリグライドの中央の軸に切れ目を入れ、何とかショルダーストラップに通すことが出来ました。
仕方なく、トリグライドの中央の軸に切れ目を入れ、何とかショルダーストラップに通すことが出来ました。
▲ドリグライドに切れ目を入れてショルダーストラップに通してある
強度に不安が残りますが、今のところ特に問題は発生していません。
トリグライドを2つショルダーストラップに取り付けるだけで、Mistral 16の欠陥は完全に解消されました。
この工夫(というほどではないですが)により、ショルダーストラップの長さは調整しにくくなります。
しかし、ショルダーストラップの長さを頻繁に変える人はあまりいないでしょうから、実用上問題はないと思います。
しかし、ショルダーストラップの長さを頻繁に変える人はあまりいないでしょうから、実用上問題はないと思います。
ショルダーストラップが伸びなくなった私のMistral 16は、自転車に乗るときやパノラマ撮影に出かける時、ちょっとした山歩きの際等に大活躍しています。