播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

2011年 築城基地航空祭

2011年10月2日、福岡県の築城基地で航空祭が開催されました。
 
前日に小倉駅北のブルーウェーブインに泊まり(シングル1泊¥7,000)、当日は朝一からフライトを楽しむことにします。
 
▲築城基地の場所
 
10月1日 15:52
姫路駅をひかり567号で出発。
 
10月1日 17:48
小倉駅に到着。
駅の北側、歩いてすぐのブルーウェーブインへ向かいます。
 
10月1日 18:00
ホテルにチェックイン完了。
小倉駅に戻り、駅の中にある飲食店街で夕食。

ホテルに戻ったら、フロントでノートPCを借り(1泊¥1,000)、暇つぶし。
 
ここまでは10月1日
 
この先は10月2日
 
7:00
ホテルをチェックアウトし、小倉駅へ向かいます。
 
7:18
中津行きの普通電車で小倉駅を出発。
 
8:00
築城駅に到着(¥630)。
定刻は7:58ですが、築城基地航空祭のため乗客が多く、各駅での停車時間が延びた結果わずかに遅れたようです。
 
本来なら跨線橋を渡って改札を通らないと行けませんが、降車する客が非常に多いので、臨時の改札口を設けてホームから直接駅の南側へ出られるようになっていました。
臨時の改札と言っても、ICカードリーダーまで設置されていました。
 
駅から築城基地まで、道に迷う心配はありません。
築城駅でこの時間に降車した客の99%は航空祭の見学者です。人の流れに従っていれば、基地へたどり着けます。
 
 
▲駅から基地までの車道は封鎖され、歩行者専用になっている
 
8:13
築城基地の正門をくぐります。
 
 
▲築城基地の正門
 
入ってすぐ左手側の広場には、たくさんの露店が並んでいました。
昼ご飯には困らなくて良さそうです。
 
トイレもたくさんあって、快適に過ごせそう。
 
ペトリオット(パトリオット)ミサイル一式(電源車から発射機まで)の展示の前を通って進むと、エプロン地区です。
 
 
▲ペトリオットの展示前を通ってエプロンへ向かう
 
エプロン地区が、一般見学者が航空ショーを見るための観覧席となります。

VIPは、基地内の建物の屋上に見学席があったようです。
 
8:25頃
F-15戦闘機、F-2支援戦闘機、T-4練習機が航過飛行を行いました。
 
8:38頃
救難展示が始まりました。
UH-60JヘリとU-125A救難機が離陸します。
 
救難機が要救助者を捜索し、UH-60Jが隊員を降下させ、ホイストで要救助者を吊り上げます。
 
 
▲要救助者を吊り上げるUH-60Jと、その周囲を旋回するU-125A救難機
 
UH-60Jは吊り上げ完了後も空中にとどまっていましたが、U-125Aの接近のタイミングに合わせて移動開始。
ヘリと救難機が並んで飛び去る姿はかっこいい。
 
9:04頃
続いて陸自のAH-1が離陸しました。
 
 
▲離陸直後のAH-1(対戦車ヘリ)
 
まずは機首に搭載した機関砲を観客の方へ向けて挨拶。 
その後は滑走路上空を行ったり来たり。比較的地味な機動でした。
 
 
9:25
F-4改が管制塔の向こうから接近してきました。
パイロットがドラゴンボール大好きということで、BGMにドラゴンボールの歌がかかった状態で機動飛行。
 
 
▲機動飛行を見せるF-4改
 
ベトナム戦争の時から現役だった戦闘機で、米軍ではすでに退役していますが、自衛隊ではまだまだ活躍中。
機動飛行もしっかりこなせるようです。
意外にも小さな旋回半径でUターンし、滑走路上空を何度か飛行してくれました。
 
爆音は想像通り。
アフターバーナーを点火した戦闘機の爆音は、音というより正に空気の振動です。地響きのように体で感じられるので、耳で聞くというより全身に浴びると言った方が良いかもしれないほどの迫力。
 
この音を聞くだけでも、航空祭に来る価値があります。
 
 
9:42頃
今度はF-2支援戦闘機の機動飛行が始まりました。
 
 
▲機動飛行中のF-2
 
こちらはエンジンを2発積んだF-4改と違ってエンジン1発ですが、それでもすさまじい爆音です。
こんなにすごい爆音なのに、戦闘機が接近してくるときにはシュルシュルというわずかな音しか聞こえません。そして、通過すると同時に地鳴りのような爆音が襲ってきます。
 
 
9:50頃
F-15制空戦闘機が滑走路の端へ向かって移動を始めました。
みんながそれに注目している間に、F-2が滑走路上空を通過して爆音を浴びせます。
 
10:00
F-15x2機による機動飛行が始まりました。
2機が同時に飛行するのではなく、1機ずつ滑走路上空を通過していました。
 
最初の1機が飛んだ後、同じように2機目が飛ぶので、写真撮影には良さそうです。
私は「ほぇ~、かっこえぇなぁ~」と思いながらぼーっと眺めていたので、あまり写真を撮ってません。
 
 
▲機動飛行を見せるF-15
 
特にハイレートクライム(垂直に見えるような角度での急上昇)は、戦闘機好きでなくても感心するようです。
 
もっともジェット戦闘機らしい形だと個人的に思っているので、F-15のスタイルにはほれぼれします。
エンジンを2発積んでいるので、音も良い。
 
 
10:25
F-2支援戦闘機による模擬対地射爆撃展示が始まりました。
まずは4機のF-2が編隊を組んで侵入し、滑走路上空で1機ずつブレイク(急旋回で編隊を離脱)。
 
 
▲編隊から1機目が離脱しようとしている様子
 
その後は、2機ずつがペアになり、滑走路近くの仮想敵に向かって機銃掃射や爆撃を行います。
もちろん、見学者が間近にいますから、実際に射撃をしたり空砲を撃つこともありません。
 
爆弾を投下した、あるいは機銃を発射したという体で、地上で火薬を使った爆発を起こします。
 
低高度からの爆撃では、爆発に自分自身が巻き込まれないようにするために、爆弾投下後にすぐに機体を引き起こして上昇したり、急旋回を行う必要があります。そういった動きを再現して見せるのが、この展示です。
 
 
▲地上では黒煙を伴う爆発が起こる
 
 
10:40頃
対地射爆撃展示が終了しました。
 
ここまで息つく暇もなく次から次へと展示がありましたが、次の展示は11:20の模擬スクランブルです。
それまで時間があるので、お昼ご飯を食べることにします。
 
露店に行くと、昼食にはまだ早いのにあちこちで行列が出来ています。
行列の少ない店を探し、お好み焼きを入手。イベント価格で高いかと思いましたが、¥500でした。
 
ペトリオットが展示されている場所の横にある、明らかに爆発物が保管されていそうな施設(通路はカギ状に折れ曲がっているし、火気厳禁の表示がある)前でお好み焼きを食べ、ほっと一息。
 
11:00
昼食を食べ終えましたが、まだ少し時間があるので、地上展示を見て回ることにします。
 
ペトリオットの展示と言えば、他の基地では発射機だけだったりしますが、ここ築城基地ではアンテナ・マスト・グループ、射撃管制装置、電源車、レーダー装置、発射機と一式すべてが展示されています。
 
 
▲ペトリオットのレーダー装置(フェイズド・アレイ・レーダー)
 
 
▲ペトリオットの発射機
 
ペトリオット展示の次は、航空機の展示です。
 
 
▲RF-4E(F-4戦闘機を偵察任務用に改造したもの)
 
米軍の見慣れない機体や、F/A-18ホーネット(岩国基地 VMFA(AW)-242 Bats所属機)も展示されていました。
 
 
▲米軍のC-12
 
F-15戦闘機はエアブレーキを開けた状態で展示されていましたが、面白かったのはその裏面。「大和魂」と書かれていました。
 
 
▲地上展示のF-15のエアブレーキ裏面
 
さらに興味深かったのは、射出座席の展示。F-15用とF-2用の2種類が展示されていました。
 
 
▲射出座席の展示(手前がF-15用、奥がF-2用)
 
地上展示されていたF-15、F-2はともに訓練用のミサイルや爆弾を搭載した姿でした。
訓練用とはいえ、武装をした状態で展示してくれると、戦闘機の本来の姿がよくわかります。
 
 
▲地上展示されていたF-2の武装
 
 
▲地上展示されていたF-2もエアブレーキは開いていた
 
11:20頃
そうこうしているうちに、模擬スクランブル展示が始まりました。

ちょうど模擬スクランブル展示用のF-15の近くにいたので、急いで展示場所へ向かいましたが、すでに大勢の人で視界がふさがり、前の人の頭と頭の隙間からかろうじてF-15のキャノピーが見える程度。
 
スクランブル発進といえども、パイロットが乗り込んでから動き出すまでに5分ほどはかかるようです。
パイロットがはしごを駆け上がり、コックピットに座ると同時にエンジンがかかりましたが、各機能の点検をしないといけないので、乗ってすぐに発進という訳には行かないようです。
 
発進直前には、地上要員がミサイルから安全ピンを抜き取り、パイロットにそのピンを見せて合図を送り、車輪止めを外します。
そして滑走路の端へ向かい、離陸・・・模擬スクランブルなので、F-15は離陸せずに滑走だけして戻ってきました。
 
それにしても、エンジンをかけて止まっている間のエンジン音は間近で聞くと甲高く、高い音が苦手な私にはちょっときつかった。耳がムズムズしてしまいます。
 
11:30頃
模擬スクランブルが終了したので、引き続き地上展示の機体を見て回ることにします。
 
模擬スクランブル展示場所のすぐ先には、早期警戒機が展示されていました。
その隣にはT-400やU-4など地味な機体が並び、その次がP-3Cオライオン(対潜哨戒機)。その隣がC-1輸送機、そしてCH-47Jチヌークと続きます。
 
C-1とCH-47Jは、貨物室ドアが開放され、中が見えるようになっていました。
 
 
▲C-1輸送機内部
 
 
▲CH-47Jチヌーク内部
 
11:40
F-2格納庫へやってきました。

ここではF-15とF-2のコックピット展示が行われています。
悩みましたが、F-2の方の行列に並びました。
 
12:20
行列に並ぶこと40分、ようやくF-2のコックピットにたどり着きました。
後ろにまだまだたくさんの人がいるので、長居はできません。
 
 
▲F-2のコックピット
 
 
▲F-2格納庫内の様子(魚眼レンズで撮影)
 
並んでいる間に、午後の救難展示とT-7の航過飛行は終わってしまいました。
 
13:00
F-2が4機、2機ずつ離陸。その後F-15が5機、1機ずつ離陸しました。
8空団航過&機動飛行が始まります。
 
戦闘機の数が多いので期待していたのですが、機動飛行をしたのはF-15単機のみ。
後はF-15とF-2がそれぞれ編隊を組んで航過飛行をし、コンバットピッチで編隊を解散して着陸。
 
 
▲アフターバーナーの炎を見せながら飛ぶF-15
 
 
▲F-2の編隊(1機は何故か先に着陸)
 
 
▲F-15の編隊
 
13:40
この後はブルーインパルスの演技ですが、それを見てから帰ると、基地から駅までの道、そして電車内も殺人的な混雑になるらしいので、この時間で帰ることにします。
 
ブルーインパルスの演技は、一部が築城駅のホームから見えました。
 
14:21
14:17発の特急(築城航空祭の時だけ臨時停車)が4分遅れで築城駅に到着。
満席の自由席車両の通路で小倉駅まで堪え忍びます。
これの1本前に出た普通電車はガラガラだったのに・・・。
 
14:45頃
小倉駅に到着。
 
15:01
のぞみ42号が小倉駅を発車。
 
16:43
姫路駅に到着。
 
機動飛行は全体的におとなしめだったように思います。
それでも、久しぶりに戦闘機の爆音を全身で感じられ、F-2のコックピットも生で見物でき、時間とお金をかけた価値はありました。