夢前町北部から県道67号線を南下しているときにいつも気になっていた「佐野邸」の看板。
どんなお屋敷なのか気になっていたので、今日は佐野邸の見物に行ってきました。
(空気が霞んでいて展望が悪く、山に行っても面白くなさそうだったので・・・)
どんなお屋敷なのか気になっていたので、今日は佐野邸の見物に行ってきました。
(空気が霞んでいて展望が悪く、山に行っても面白くなさそうだったので・・・)
10:10
姫路市街の自宅をMTB(マウンテンバイク)で出発。
姫路市街の自宅をMTB(マウンテンバイク)で出発。
県道67号線を北上し、中国自動車道をくぐってさらに北へ。
「佐野邸」への標識に出会ったら、それに従って右折。すると、巨大な「佐野邸」の看板が目に入ります。
▲佐野邸全景
11:30
大きな看板のある佐野邸の駐車場に到着。自宅からちょうど20km。
10台分以上のスペースがあります。
大きな看板のある佐野邸の駐車場に到着。自宅からちょうど20km。
10台分以上のスペースがあります。
駐車場の柵にMTBをがっちり固定し、入口を探してキョロキョロすると、案内図らしき看板と小さな看板が立った緩やかな坂道が目に入ったので、そちらへ向かいます。
看板は2枚あり、片方は「姫路市指定文化財 佐野邸」と題されたもの。佐野邸の簡単な沿革と建物の間取り図が書かれています。もう1枚は公開日と公開時間が書かれた看板で、「公開日 毎週 水・金・土・日曜日」「公開時間 午前9時から午後4時30分まで」と書かれています。
▲佐野邸の入口の様子
姫路市指定文化財 佐野邸
佐野邸は、佐野家第4代目当主である佐野玄意近春が、正徳元年(1711年)、姫路藩主榊原政邦の命によって新田開発に携わった際に建てた庄屋風の作りの邸宅です。
邸内には、主屋、長屋門、土蔵等が立ち並び、当時の佐野家の家勢を偲ばせています。また、長屋門の展示室には、佐野家に伝わる古文書等の資料が展示されています。
昭和63年に夢前町へ寄贈され、平成5年には町の文化財に指定されました。
案内図の脇の坂を上って長屋門をくぐると、正面に古めかしいものの、手入れの行き届いた大きな農家のような建物が姿を現します。
▲佐野邸の主屋
蜂の羽音が聞こえる中を、左手に小さいながらも趣のある庭園を見ながら歩き、玄関から主屋の中へ入ってみます。
主屋には入口が2つあり、右側が通常の玄関。その左には式台と呼ばれるVIP用の入口もあります。その昔、この式台に駕籠をつけてVIPの送迎をしたそうです。
玄関を入ったところの土間で靴を脱ぎ、「店の間」から室内へ上がることが出来ます。
見学に費用はかかりません。駐車料金もかかりません(私は自転車なので関係ありませんが)。
見学に費用はかかりません。駐車料金もかかりません(私は自転車なので関係ありませんが)。
主屋の中は、まさに時代劇に出てくるお屋敷といった雰囲気。蛍光灯やガラス窓がなければ完璧です。
▲佐野邸内部の様子(畳のサイズが現代の物と異なっている)
▲佐野邸の釜屋(現代で言うところの台所)
佐野邸の中の間で撮影した全天球パノラマ(撮影日:2011年6月5日)
佐野邸の釜屋で撮影した全天球パノラマ(撮影日:2011年6月5日)
一通り室内を見学し終えたので、裏へ回ってみました。
▲裏から見た主屋
裏には土蔵が2軒と倉庫が立っており、土蔵の間を通ると佐野家の墓所へ行けます。
墓所へ行く途中には巨木がありました。
墓所へ行く途中には巨木がありました。
▲土蔵の間を抜ける
▲佐野家の墓所
最後に長屋門の中にある資料室を見て佐野邸の見学は終了。
▲資料室内の様子(蛇の目傘以外は、ほとんどが美術品の展示)
MTBで佐野邸を後にしたのが13:00。
全天球パノラマを2つ撮影したとはいえ、90分近くも滞在したことになります。
自宅到着は14:10。