仏舎利塔のすぐ南に無料駐車場があるので、そこに駐車。
彼岸のため人と車が多かったですが、普段はこんなに混んではいないと思います。
彼岸のため人と車が多かったですが、普段はこんなに混んではいないと思います。
▲仏舎利塔前の駐車場の様子
仏舎利塔って何なんだ?と思われている方もおられるかも知れませんが、姫路市民なら誰でもご存じでしょう。
下の写真のような巨大な建物です。
下の写真のような巨大な建物です。
▲仏舎利塔
仏舎利塔で撮影した全天球パノラマ(撮影日:2011年6月14日)パノラマ画面左上のリストで、仏舎利塔の外観と内部のパノラマを切り換えてご覧いただけます。
仏舎利塔の起源
釈迦の遺骨を「仏舎利」といいますが、紀元前486年80歳で入滅された釈尊の遺徳を募って、近隣の8カ国から仏舎利分譲の強い懇願があったので、地元のマルラ人たちはそれぞれの国王に分譲しました。
やがて分譲をうけた8カ国と地元で、仏舎利をまつるための塔を10カ所にわたって建てられましたが、これが仏舎利塔の起源であります。
後世でも、これにならって塔を建てることは功徳であると考えられ、インド・ミャンマー(旧ビルマ)・スリランカ(旧セイロン)等では多くの塔が建てられました。(仏舎利塔のパンフレットより)
仏舎利
昭和29年4月12日インドの故ネール首相から姫路市へ贈られた仏舎利が、塔内仏舎利殿の十二神将の立ち並ぶなかに安置してあります。
(仏舎利塔のパンフレットより)
入場料は、大人1人¥200です。
中に入ると、色鮮やかな装飾に圧倒されます。
▲塔内の様子(中央下は仏舎利が安置されている厨子)魚眼レンズで撮影
仏舎利塔の内部の全天球パノラマは、記事冒頭のパノラマへのリンクからご覧いただけます。
仏舎利塔の中を見物したら、今度はその南東にある大きな地球儀のある噴水(冒頭の地図で市立名古山斎場の真北に描かれている丸いもの)を目指します。
この噴水の東側の階段を上ると、展望の良い高台へ上がれるのですが、その前に階段の南にある奇妙な塔を見物してみます。
▲奇妙な塔
この塔は、姫路市民ならご存じだと思いますが、元々は火葬場の煙突でした(斎場から道路の下をパイプが通り、昔はこの塔(煙突)から排気していました)。
私が中学生の頃はまだ現役で黒煙を噴き上げていましたが、いつ頃からかこの煙突が煙を上げているのを見なくなりました。今は煙突としては使われていません。
写真に写っている階段を上って塔の真下へ行くと、ぽっかりと空洞が開いており、中には何とも言えない雰囲気の仏像が祀られていました。
今日は天気が悪くただでさえ薄暗いのに、この空間は照明がなく、元は火葬場の煙突だったことを知っている上に、中にあの仏像が祀られているわけですから、ものすごい異様さ。
今度は高台へ続く階段を上り、良い景色を見て気分転換。
▲高台の様子
仏舎利塔と旧煙突は、まるで東南アジアの仏教施設を思わせる雰囲気で、日本の仏教施設とはかけ離れた雰囲気を持っています。
仏舎利塔の見物はさほど時間がかからないので、この近くに来る機会があれば、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。