警告!
今回紹介するルートは、一部の区間で明確な道がありません。積雪期のみ通行可能な区間もあるかも知れません。
GPSとコンパス、地形図を使わないと、道迷いの心配やルートの誤りによる時間超過の恐れがあります。
斜度が急な斜面があり、稜線上は風が強い場合もあります。雪の多い時期は適切な装備がないと危険です。
初心者の方やナビゲーション装備、雪対策の装備が貧弱な方の挑戦は避けて下さい。
本日の山歩きも、前回に引き続きミステリーツアー。行き先を知らずに参加です。
▲対応する地図は、国土地理院発行の2万5千分の1地形図「神子畑」
8:30
道の駅やまさきで集合。
道の駅やまさきで集合。
参加者は
OAPさん
わーさん
mkさん(女性)
しみけん(私)の合計4名。
OAPさん
わーさん
mkさん(女性)
しみけん(私)の合計4名。
国道29号線を北上し、安積橋交差点を右折し、県道6号線へ入ります。
そして、一宮町百千家満で右折(どの道を曲がるかは、カーナビ等を頼りにして下さい)。
後は川沿いの道を進んで行けば、今回の登山口となる上千町の集落最奥にたどり着きます。
そして、一宮町百千家満で右折(どの道を曲がるかは、カーナビ等を頼りにして下さい)。
後は川沿いの道を進んで行けば、今回の登山口となる上千町の集落最奥にたどり着きます。
集落の最奥で道は直角に左へ曲がりますが、その場所は直進すると林道へ入れるように分岐になっています。
https://goo.gl/maps/vNPt4aHmBo44yjnX7
▲上の地形図「P」地点の場所
9:05
この分岐に駐車(地図中「P」)(林道には轍があったので、林道を塞がないよう左へ曲がったところに駐車した。こちらはすぐ先で通行止めになっているので、車を止めても問題ない状態だった)。
この分岐に駐車(地図中「P」)(林道には轍があったので、林道を塞がないよう左へ曲がったところに駐車した。こちらはすぐ先で通行止めになっているので、車を止めても問題ない状態だった)。
▲駐車場所の様子
9:30頃
装備を調え、出発。
装備を調え、出発。
雪が積もった林道(轍があった)を進みます。
やがて轍は消え(Uターンした形跡があった)、スノーシューで快適に歩けるようになります。
やがて轍は消え(Uターンした形跡があった)、スノーシューで快適に歩けるようになります。
▲川沿いの林道の様子
9:53
南を指す「林道千町・段ヶ峰線」の道標に出会いました。
南を指す「林道千町・段ヶ峰線」の道標に出会いました。
OAPさんによると、ルートは未完成とのこと。そのため、工事現場で見られるバリケードが置かれていました(地図中「林道千町・段ヶ峰線へのルート(未完成)との分岐」。
この分岐からまもなく、両側が自然林の広々した雰囲気に変わります。
▲林道の雰囲気が良くなってきた
10:03
切り通しを通過(地図中「切り通し」)。
切り通しを通過(地図中「切り通し」)。
切り通しから少し下ると、丁字路に突き当たります。
この丁字路を右に曲がり、遊歩道(道標によるとユニバーサル歩道1)を進みます(地図中「切り通し」のすぐ南で西へ飛び出した軌跡。いったん西へ進み、東へ折り返す)。
▲ユニバーサル歩道1(東向きに歩く区間)の様子
10:13
やがてユニバーサル歩道1は等高線と平行に西へ進みますが、ヘアピンカーブの頂点に「林道千町・段ヶ峰線」への分岐があり(地図中「林道千町・段ヶ峰線への分岐」)、ユニバーサル歩道を離れて林道方面へ向かいます。
やがてユニバーサル歩道1は等高線と平行に西へ進みますが、ヘアピンカーブの頂点に「林道千町・段ヶ峰線」への分岐があり(地図中「林道千町・段ヶ峰線への分岐」)、ユニバーサル歩道を離れて林道方面へ向かいます。
▲「林道千町・段ヶ峰線への分岐」の様子
ここからは、かなり急な斜面をジグザグに登る過酷な区間。
無雪期なら楽に歩けるのでしょうが、雪が積もった急斜面をスノーシューで登るのは大変です。
無雪期なら楽に歩けるのでしょうが、雪が積もった急斜面をスノーシューで登るのは大変です。
▲急斜面をジグザグに登る
斜度がゆるんできたら、尾根を直登。
11:10
ユニバーサル歩道を離れて約1時間、ようやく970m標高点に到着。
標高差約220mの急登でした。
ユニバーサル歩道を離れて約1時間、ようやく970m標高点に到着。
標高差約220mの急登でした。
ここからは、植林と自然林の境界を歩くことになります。
▲970m標高点の先の様子
11:21
歩きやすい斜面をずんずん下っていくと、926m標高点西の鞍部に林道が通っているのに出会いました(地図中「林道」)。
歩きやすい斜面をずんずん下っていくと、926m標高点西の鞍部に林道が通っているのに出会いました(地図中「林道」)。
林道を渡り、反対側の斜面を僅かに上ると、「杉山登山口」と「段ヶ峰登山口」の2本の標柱が立っている登山口に出会いました。
▲「杉山登山口・段ヶ峰登山口」の様子
登山口からは、植林の中の緩やかな登りです。
数分で「くじら石」への道標に出会い、それに従ってくじら石を見に行くことに。
数分で「くじら石」への道標に出会い、それに従ってくじら石を見に行くことに。
11:32
道標からすぐで、くじら石に出会いました(地図中「くじら石」)。
道標からすぐで、くじら石に出会いました(地図中「くじら石」)。
▲雪に覆われたくじら石
11:50頃
くじら石から先も植林の中の道でしたが、やがて道の両側が自然林に変わり、気持ち良く歩ける斜面になりました。
くじら石から先も植林の中の道でしたが、やがて道の両側が自然林に変わり、気持ち良く歩ける斜面になりました。
▲美しい自然林の斜面を登る
標高が上がると岩やアセビが姿を現し、周囲の風景が庭園の様相を呈してきます。
11:59
南北に延びる主稜線に出ました。
ただでさえ広い稜線に雪が積もり、広大な尾根に見えます。
南北に延びる主稜線に出ました。
ただでさえ広い稜線に雪が積もり、広大な尾根に見えます。
▲主稜線上の様子
アップダウンがほとんどない快適な稜線を南下し、いったん下ってから登り返すと、杉山の山頂です。
12:33
杉山の山頂に到着(地図中「杉山」)。
宍粟50名山の標柱とネットの残骸があるだけで、展望が良好です。
杉山の山頂に到着(地図中「杉山」)。
宍粟50名山の標柱とネットの残骸があるだけで、展望が良好です。
▲杉山山頂の様子
展望は良いのですが、風が強くて寒いので、北東へ少し下った斜面で昼食。
本日の私の昼食は、米軍のMREレーション(2009年製Menu B、#24 Chicken Salsa)。それに、mkさんお手製のおにぎりx3つと具だくさん味噌汁。
実は、主稜線への登りの途中でバテてmkさんのおにぎりを1つ食べていたのですが、そのおかげでその後は元気に歩けました。
というわけで、昼食時は残り2つのおにぎりを頂きました。キノコ好きの私にとっては、キノコが入った味噌汁も美味しかった。
mkさん、ごちそうさまでした。
13:35
昼食休憩を終えて出発。
昼食休憩を終えて出発。
自分たちの足跡を辿って主稜線を北へ進みます。
13:54
往路で主稜線に出た地点を通過。
誰も踏んでいない綺麗な雪の尾根を北西へ下っていきます。
往路で主稜線に出た地点を通過。
誰も踏んでいない綺麗な雪の尾根を北西へ下っていきます。
▲下山時に利用した綺麗な尾根
途中で林道へショートカットしようとしましたが、林道の法面が急なので下りられず、斜面をトラバースして北へ進み、峠道のある谷へ出て林道へ。
▲林道に下りられず、斜面をトラバース(左下が林道。中央に法面が見えている。)
14:25
林道の反対側に峠に繋がる登山道の続きがあったので、それを下っていきます。
林道の反対側に峠に繋がる登山道の続きがあったので、それを下っていきます。
▲昔からの峠道を下った
14:34
地形図にも描かれている林道(実線道)に出ました。
これを下っていけば、往路で出会った丁字路分岐です。
地形図にも描かれている林道(実線道)に出ました。
これを下っていけば、往路で出会った丁字路分岐です。
▲林道(地形図実線道)の様子
14:41
丁字路分岐を通過。切り通しを越えて往路を辿ります。
丁字路分岐を通過。切り通しを越えて往路を辿ります。
15:05
駐車地点に到着。
駐車地点に到着。
昨年は雪が少なく一度もスノーシューで遊べませんでしたが、今回は歩行中常にスノーシューを履いた状態で、思う存分雪の感触を楽しむことが出来ました。
下山時、駐車場所に着く直前に左太ももの内側に違和感を感じましたが、普段はがに股なのに、スノーシューを履いて歩くために足を平行にしたまま歩き続けたのが原因かな。
かなり疲れましたが、山の空気と雪の感触をたっぷり味わえたので充実感のある山歩きになりました。
コース設定をして下さったOAPさん、わーさん、mkさん、ありがとうございました。