播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

兵庫県西脇市の岡之山(149m)と日本のへそ公園

土曜は風邪気味で鼻水が止まらず、家でじっと休んでいましたが、夜になると症状が良くなってきたので、日曜(つまり今日)はどこかへ行こうと思い、行き先を決めるべく地図を眺めていたら、北緯35度の緯線と東経135度の経線の交点が目にとまり、GPSの座標画面に0が並ぶのを見てみたくなりました。
 
その場所を調べてみると、日本へそ公園という施設があり、日本測地系での交点と世界測地系での交点の両方にモニュメントがあることが分かりました。

両方のモニュメント上で測地系を切り替えて座標を測位し、GPSの座標表示画面に0が並ぶのを見ることを主な目標にし、ついでに山頂に古墳がある岡之山にも登ることにして、日本へそ公園に行ってきました。
 

詳しい地図で見る
▲日本へそ公園の場所(Yahoo!地図)
 
 
▲対応する地図は、国土地理院発行の2万5千分の1地形図「中村町」「谷川」「西脇」「比延」
 
10:10
姫路市街の自宅を出発。

国道372号線で加西を抜け、社総合庁舎前交差点を左折して国道175号線に入ります。西脇トンネルを抜け、加古川を渡り、さらに北上します。そして、寺内北交差点(右折レーンあり)を右折して「いどばし(緯度橋)」を渡ってすぐ右側に日本へそ公園があります。
 
11:20
日本へそ公園の広い駐車場に到着(地図中「P」)。
駐車場の南には、公衆トイレと飲み物の自販機があります。
 
駐車場から南へ進んでいくと、奇妙な建物に出会いました。テラドームと呼ばれる子ども向けの科学館(地図中「テラドーム」)のようです。
 
 
▲テラドーム
 
子ども向けの施設ですし、入館料もかかるので、テラドームには入らず、岡之山西側斜面にある世界測地系での北緯35度、東経135度の交点(日本のへそモニュメント)を目指します。
テラドームの左側(東側)に、モニュメントを囲む周遊路への入口があります。
 
 
▲周遊路入口
 
周遊路はつづら折れの石段でしたが、やがて急な擬木階段の道になります。そして、最高部で「岡之山古墳」の説明が書かれた看板に出会います。
古墳は後で見ることにして、まずはモニュメントを目指します。

ところが、周遊路はモニュメントの上を通過して反対側へ下って行ってしまいます(最初はこの道がモニュメントへつながっていると思っていました。周遊路だと分かったのは、この時点です。)
 
周遊路をウロウロしていると、モニュメントへ向かって藪の中へ突っ込んだような形跡のある所も見られました。私と同じ事を考え、何としてもモニュメント(というか北緯35度、東経135度の交点)に行きたがっている人は他にもいるようです。
 
今日は山歩きの装備ではなく普段着で来ているので、藪こぎはしたくありません。
楽にモニュメントへ辿り着くルートを探すと、周遊路のモニュメントの真上の部分は少し広くなっているのですが、そこの生け垣に人が通っている形跡がありました。
 
鎖をまたぎ、生け垣の薄くなっている部分を通ると、すぐにモニュメントのある斜面に出られました(地図中「モニュメント」)。
(怒られるかも知れないので、真似はしないで下さい。)
 
 
▲日本のへそモニュメント全景(魚眼レンズで撮影)
 
周囲の4本の柱は守護神の槍を表し、西脇市を流れる3つの河川の河原石が並べられ、チタンの板が十字に埋め込まれているそうです。
このモニュメントの中心にあるコンクリートの箱が、北緯35度、東経135度の交点です。
 
 
▲ここがまさしく日本のへそ(北緯35度、東経135度の交点)
 
 
▲GPSを置いて座標を見てみた
 
測量用のGPSではなくアウトドア用のハンディGPSなので多少の誤差があるはずですが、それでもほぼピッタリの座標を表示してくれました。
 
今度は岡ノ山古墳を目指します。
 
11:49
モニュメントの周遊路を引き返し、古墳についての看板脇にある踏み跡へ入ります。
 
 
▲看板の脇にはっきりした踏み跡がある
 
11:55
蜘蛛の巣と低木の枝葉が少しうるさかったですが、踏み跡を辿って難なく岡之山山頂(149m標高点)に到着。
 
 
▲岡之山山頂(岡ノ山古墳の後円部?)の様子
 
雑木藪になっているので地形ははっきりしませんが、岡ノ山古墳は、下の図のような形に見えました。
 
 
▲岡之山古墳(前方後円墳)の形状はこんな感じかな
 
昼ご飯を食べようと思ったら、雨が降ってきました。薄い藪の中にいるため、木々の葉っぱが雨を遮ってくれています。
 
展望はありませんし暗い雰囲気ですが、この藪の中で昼食を食べることにします。
今日の昼食は、日清のどん兵衛(きつねうどん)のリフィル。カップに入ったどん兵衛ではなく、麺と具、スープが真空パックされた製品で、好きな器で調理出来るようになっています。
 
 
▲今日の昼食
 
12:25
昼食休憩終了。弱いですが、まだ雨が降っているようです。
このまま来た道を引き返しても面白くないので、モニュメントの周遊路を下り、公園をぐるっと一周すべく南西へ延びる尾根の先端を目指してみます。
 
すると、ジャンボスベリ台の発進基地の先で広場に出会いました(地図中「広場」)。
神社や石仏がある宗教色の濃い空間になっています。
 
 
▲広場の様子(中央奥は祇園神社、そこから尾根の先へ向かって石仏が並んでいる)
 
ここの木の下で食事をすれば良かったかなと少し後悔しつつ、ステンレス製の手すりのある遊歩道を下って尾根の先端へ降りました。
 
12:43
尾根の先端にはアスファルト舗装の道が通っており、道の向かい側に「水車庭園」への案内がありました。
どんなものか見てみたくなり、案内に従って川の方へ進むと、何とも言えない寂れた雰囲気の小さな庭(?)に出会いました。肝心の水車は壊れています。
 
 
▲水車庭園の様子(左奥はJR加古川線の鉄橋)
 
JR加古川線の線路のすぐ横を通る舗装道路を歩き、駐車場へ戻ります。
 
12:55
駐車場に戻ってきました。

次は日本測地系での北緯35度、東経135度の交点(地形図で経緯度標と書かれているもの)を探しに行こうとしていたら、雨が本降りになってきました。

地形図で位置は大まかに分かっていますが、そこへ辿り着くための正規のルートは分かりません。しかし、駐車場の北西で偶然案内板を見つけました。
この案内に従えば、何も考えなくても経緯度標へ行けそうです。
 
 
▲駐車場で見つけた経緯度標(北緯35度、東経135度の交点)への案内
 
案内の通りに緑地の中を通り抜けると、JR加古川線の日本へそ公園駅の前に出ました。
経緯度標への案内を探すと、駅の北側にそれらしき案内が見つかりました。
 
経緯度標へは、加古川線の線路の下をくぐっていく必要があるようです。
 
 
▲この細い道で線路の下をくぐり、経緯度標へ向かう
 
開いた傘の直径より狭いトンネルで線路をくぐった先で右へ曲がると、それはありました(地図中「経緯度標」)。
 
 
▲経緯度標周辺の様子
 
ここは、旧日本陸軍参謀本部陸地測量部が測量した北緯35度、東経135度の交点です。
ハンディGPSの測地系を日本測地系に切り替え、標石に置いて見ました。
 
 
▲経緯度標石上でハンディGPSが表示した座標(雨に濡れているため画面が汚れています)
 
大正10年の技術でこれだけ高精度に測量が出来たんですね。
 
GPSを持っていなければ、北緯35度、東経135度の交点に行ってもあまり感慨がないでしょうね。
でも、GPSを持っている方ならそれなりに楽しめるかも知れません。少なくとも、私は満足できました。
 
ちなみに、今回の散歩ではPC用地図ソフトの地図を切り出して作成したカスタムマップが役に立ちました。
▲ハンディGPSにカスタムマップを表示している様子