播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

姫路でジオキャッシング

巧妙に隠された「お宝」を、GPSを頼りに見つけるゲーム「ジオキャッシング」。
お宝は勝手に持ち帰って良いわけではなく、持ち帰るお宝と同等かそれ以上の価値のあるモノを代わりに置いて帰る必要があります。

キャッシングという言葉だけを聞くと、どうしても借金のイメージが出てきますが、綴りが違います(現金はcash、ジオキャッシングのキャッシュはcache。コンピュータに詳しい方ならご存じの通り、キャッシュファイルのキャッシュです)。
 
休日は山に行ったり自転車でブラブラしたり、買い物に行ったりして過ごしているわけですが、たまには普段と異なるエリアで行動してみるのも面白いかなと思い、出かけるための良い口実になりそうなジオキャッシングに挑戦してみることにしました。

ジオキャッシングに対応しているハンディGPSはすでに持っていますし、代わりに置いて帰るためのお宝も部屋の中にゴロゴロ転がっているので、追加投資もいりません。
 
単なる宝探しではなく、そこへ辿り着くまでの過程が面白かったり、お宝のある場所からの景色が良かったりという付加価値があるのが魅力のようです。
 
とりあえず、www.geocaching.com で無料のアカウントを登録し、姫路市内のお宝(以下キャッシュ)を検索して見ました。すると、姫路城とその近くに1つずつ、合計2つが見つかりました。我が家からすぐに行けます。
キャッシュにはそれぞれ名前が付いていて、姫路城内にあるお宝の名前は White Heron Castle、そしてお城の西にある男山の山上にあるのは Himeji Castle。
 
キャッシュがどんなものか、そしてどのように隠されているのか、探すのは楽しいのかに興味があったので、山歩きで使っているOregon550にgeocaching.comからキャッシュの情報(無料アカウントなので座標と名前のみ)を転送して出発。
 
まずはWhite Heron Castleに向かいました。
geocaching.comの情報で、マイクロキャッシュ(お宝無し。見つけた人の名前を書き込むための紙片があるのみ。)と分かっていたので、ペンも持って行きます(実はペンは常に身につけているのですが、このペンについては後日別の記事で紹介します)。
 
GPSの画面を見ながら、キャッシュのある場所まで数メートルの距離に来ました。そして、ヒントに書かれていた目印を探すと、すぐに見つかりました。私にとっては人生初のキャッシュ発見です。
 

▲White Heron Castle のキャッシュ。このカプセル内に記帳(?)用の紙片が丸まって入っていた。
 
このキャッシュ近くから姫路城の天守閣が眺められるのですが、今は平成の大修理のために素屋根に覆われ始めています。
 

▲キャッシュ近くから見た姫路城天守閣
 
続いて2つ目のキャッシュ、Himeji Castleに向かいます。
名前はHimeji Castleですが、実際はお城からそこそこ離れた場所にあります。ただ、このキャッシュのある場所近くから見えるお城の眺めが素晴らしいんです(今は工事のため覆い隠されていますが)。
 

▲Himeji Castle へはこの強烈な石段を登る必要がある
 

▲Himeji Castle のある男山山頂から南方面の展望(マウスポインタを合わせたときに右下に表示される虫眼鏡をクリックすると、拡大表示されます)
 
キャッシュ自体は、この展望の良い場所から少し離れています。
指定されていたGPSの座標は非常に正確。GPSの画面と実際のキャッシュの位置が完全に一致していたため、簡単に見つかりました。
 

▲Himeji Castle のキャッシュ
 
ログブック(記帳用のノート)と数点の「お宝」がタッパーの中に入っていました。
お宝は取らず、ピンバッジを1つ入れておきました。
 
ちなみに、この男山には古い煉瓦の壁が残っていますが、まったく正体不明です。この壁を見せるのもこのキャッシュの目的なのかな。
 

▲男山に残る煉瓦の壁
 
宝の地図(GPSの画面)を見ながらお宝(キャッシュ)を探す作業は、やっぱり夢中になってしまいます。
お宝も別に高価なものではないのですが、それを見つけられた時の嬉しさと達成感は抜群。
 
geocaching.comのアカウントを有料にアップグレードしようっと。