播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

姫路市の虹技引き込み線跡探索

「姫路市の廃線跡地探索(飾磨港線と新日鉄引き込み線)」(ブログの文字数制限の関係でPart1~Part3に分けています)の記事で、姫路市にある国鉄の廃線跡は探索し終わったと思っていましたが、帰宅後にネットで調べてみると、網干駅から浜田港への廃線跡や、千代田町にある三菱電機の工場への引き込み線もあるとのこと。
 
ショックだったのは、新日鉄の西側にある虹技姫路東工場まで引き込み線が繋がっていたという情報。
もう少し西へ足を伸ばしていれば、ついでにその鉄橋も見られたのに・・・
 
ばかばかしいですが、虹技への引き込み線を見るためだけに、再度炎天下のサイクリングに出かけてきました。
「鉄道廃線跡を歩く」というブログの記事によると、2009年の段階で鉄橋も線路も残っているとのこと。
2009年の段階で残っているなら、今も残っている可能性が高い。
 

詳しい地図で見る
▲鉄橋とレールが残っているのはココ
 
自宅を出発し、夢前川の歩行者自転車専用道路を南下し、国道250号線に出会ったら、それを西進。
汐入川を渡ってすぐに左折し、汐入川右岸の道路を南下すると、見えてきました。前述のブログに掲載されていた写真で見覚えのある、船を通すために中央が切断された鉄橋です。
 
川を渡る形で酸素の供給用パイプが通っているため、鉄橋の切断箇所にはコの字型の構造物が作られ、パイプが通されています。この構造物の高さは、橋脚点から4m。
 

▲中央が切断された汐入鉄道橋跡
 
実は、この鉄橋を東から見られないものかと新日鉄側からもアプローチを試みましたが、鉄橋の東岸にあたる部分には三菱電機の工場があり、周辺の道路も工場の所有地のため通行できません。

しかも、川沿いには木々が生い茂っていますし、空き地は有刺鉄線で囲まれているため、東側から鉄橋の様子をうかがうことは出来ませんでした。
 
そういうわけなので、上の地図で示した場所からでないと、鉄橋の姿を拝むことは出来ません。
鉄橋上には、枕木が残っていました。
 

▲鉄橋上の様子
 
鉄橋と工場の間には道路があるのですが、その部分にはしっかりとレールが残っています。
写真では分かりませんが、現地でよく見ると、犬釘の頭も見えます。
 

▲道路に残るレール
 
すごいことに、この道路から工場の方向を見ると、工場内へ延びるレールがそのまま残っているのです。
 

▲虹技姫路東工場内へ続くレール
 
よく見ると、転轍機のレバーも残っています。
 

▲レールの分岐と転轍機
 
何が凄いのか自分でも分かりませんが、「おぉー」とか「すげえ」と独り言を言いながら写真を撮りながら、お尻に「おもらし」をしたかのような汗染みを作って(暑い時期に自転車に乗ると、サドルと接する部分に汗染みが出来てしまう)工場内をのぞき込む姿は不審者そのもの。
 
再び鉄橋をまじまじと眺めてみます。
世にも珍しい、鉄橋の断面を見ることも出来ます。
 

▲鉄橋の断面
 
鉄橋の南側をよく見ると、銘板も残っていました。
 

▲鉄橋の銘板
 
鉄橋と古いレール、転轍機をひとしきり見物し終えましたが、このまま家に帰るのも勿体ない。

新日鉄の構内鉄道の姿を写真に納めようと思い、夢前川の東岸へ。
下の地図の場所です。
 
▲この場所からなら、西岸の新日鉄をよく見渡せる
 
地図に描かれている橋は、新日鉄専用です。

航空写真を見ると、新日鉄の東端(夢前川西岸)に、南北に構内鉄道が走っているように見えます。
東岸からなら車両の姿を撮影しやすいかも、と考えてここに来てみました。この場所は遊歩道なので、徒歩か自転車でないと来られません。
 

▲橋の付け根は交差点になっており、信号と踏切の警報機が見える
 
ざっと新日鉄の工場を見渡すと、踏切の警報機がいくつも目に入ります。

しかし、先日新日鉄の引き込み線跡を探索したときとは異なり、警笛も踏切の音もまったく聞こえません。
お昼前だったので、工場が昼休みになると構内鉄道も走らないだろうし、昼休みの間ぼ~っと待っているのも退屈なので、帰宅することに。
 
今回は、今もレールや枕木、転轍機の残る廃線跡を見ることが出来たので、個人的にはこれで充分満足したのですが、新日鉄の構内鉄道の撮影はまたもや失敗でした。