播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

兵庫県神戸市の五色塚古墳と大歳山遺跡

天気予報では、昨日より2度ほど気温が下がるとのことだったので、かねてから行きたかった五色塚古墳を見に行ってきました。
 
五色塚古墳の場所(ドラッグして表示範囲を変えたり、ズームイン・ズームアウトが可能です)
 

https://goo.gl/maps/2GgJMMVmNypuaszs9

五色塚古墳のホームページを見ると、そう遠くない場所に大歳山遺跡というのも同時に紹介されていたので、ついでにそちらも見に行くことにします。
 
大歳山遺跡の場所(ドラッグして表示範囲を変えたり、ズームイン・ズームアウトが可能です)
 

https://goo.gl/maps/DWWdB9DFQePM3NyUA
 
9:12
JRの敦賀行新快速で姫路駅を出発。
 
9:36
JRの明石駅に到着。料金は¥650(私の場合は通勤定期の圏内なので切符を買っていません)。
五色塚古墳の最寄り駅は山陽電鉄の霞ヶ丘なので、ここで山陽電鉄に乗り換えます。
 
9:41
山陽電鉄の三宮行普通電車で山陽電鉄の明石駅を出発。
 
9:49
霞ヶ丘駅に到着しました。料金は¥230。
ここから案内表示に従って東へ線路沿いに数百メートル歩けば、五色塚古墳にたどり着けます。
 
 
▲霞ヶ丘駅を出たところにある案内表示
 
 
▲五色塚古墳へは、線路沿いの歩道を歩く
(数百メートル行くと突然舗装が途切れて砂利道に変わる場所があるので、そこを左に曲がると古墳の入口へ行けます。砂利道になっても気にせず直進し、突き当たりを左に行っても古墳の入口へ行けます。)
  
 
▲五色塚古墳の入口
 
10:00
五色塚古墳は前方後円墳ですが、その前方部と後円部の境目(くびれ)の西側に管理事務所があります(トイレもある)。

ここでどこから来たか、何人で見学するかを名簿に記帳(氏名や住所は不要)してから古墳を見学します。
見学は無料です。
冷房の効いた事務所で体を少し冷やしてから古墳の上部へ続く階段を上ります。
 
 
▲古墳へ登るための階段
 
古墳の斜面には石がびっしりと敷き詰められており、この古墳が作られた頃の様子を今に伝えています(前方部に使われている石は当時のもの)。
 
 
▲前方部に葺かれている石
 
階段を上りきると、古墳のくびれ部分(前方部北端)に出ます。ここから左へ階段を上ると、後円部の上部に登れます。
 
 
▲階段を上りきった場所から後円部を見る
 
後円部は周囲にレプリカの埴輪が並べられていますが、埴輪が低いため景色を堪能できます。
 
 
▲後円部の周囲に並んでいる埴輪(レプリカ)
 
平日であるためか、他の見学者はおらず(私より前に来ていた人はすでに帰っており、私の後に見学者は来ていない)、古墳を独り占めしている状態です。気持ちええ~。
 
 
▲古墳の復元CG(事務所内の展示。蛍光灯が映り込んでいます。)
 
パノラマ写真を撮ったり、前方部もウロウロして景色を堪能し、古墳の見学は終了。
管理事務所のトイレを借り、涼しい事務所で汗だくの体を冷ましました。
 
10:50
今度は、舞子にある大歳山遺跡を見に行くことにします。
五色塚古墳を後にし、霞ヶ丘駅へ。
 
10:59
姫路行普通電車で霞ヶ丘駅を出発。
 
11:00
舞子公園駅に到着。料金は¥150。
舞子公園駅を出たら、南にあるJR舞子駅を通り抜けてバスターミナルへ向かいます。

ここは私が学生時代通学に使っていたバスターミナルです。大学卒業後、10年以上利用していませんが、当時のままの姿だったので安心しました。
 
大歳山遺跡へは、舞子駅から出ているバスの内52、53、54系統のいずれかのバスに乗って「舞子坂1丁目」バス停で下車して歩くのが楽です。
 
JR舞子駅からバスターミナル方面へ出たところ(連絡通路の手すり)にバスの路線図と舞子駅発のバス路線すべての時刻表が掲示されているので、52~54系統のバスの内一番早く出発する便を見つけてその乗り場へ向かいます。
 
今回は11:10発の53系統が直近のバスだったので、これに乗ることにします。
 
11:10
山陽電鉄バスでバスターミナルを出発。
 
11:18
舞子坂1丁目バス停で下車。バスの運賃は、どこで降りても一律¥200です。
バス停から少し南に歩くとHondaのお店があるのですが、その曲がり角に大歳山遺跡への案内表示が出ています。
指示に従って住宅街の坂を登っていくと、コンクリートの階段と竪穴住居の屋根らしきものが目に入りました。
 
 
▲住宅街の中のこの階段を上ると大歳山遺跡公園
 
11:22
階段を上りきったところが大歳山遺跡公園。
竪穴住居が1件だけ復元され、小さな前方後円墳のある景色の良い公園です。
 
ただ、暑い!
木陰で体をしばらく冷ましてから行動開始。
 
竪穴住居跡というのが柵で囲まれていましたが、隣にある発掘当時の写真がないと、単なるくぼみにしか見えません。
 
そのすぐ隣に竪穴住居が復元されています(中には入れません)。
竪穴住居は初めて見ましたが、大きなものなんですね。
 
 
▲復元された竪穴住居
 
田舎に残っている古い家屋の屋根と形状が似てますが、この形が現在残っている家屋にも見られるということは、竪穴住居の構造はよほど優秀だったんでしょう。
 
五色塚古墳と比べるとミニチュアにしか見えない前方後円墳があり、これに登ると明石海峡大橋を大きく眺めることが出来ます。
 
 
▲大歳山遺跡公園内の前方後円墳(左が後円部、右が前方部)
 
大歳山遺跡公園は、名前の通り小高い山の上にあるのですが、トイレは北へ下りきったところの別の公園の公衆トイレを使わないといけません。
 
この暑さなので、僅かな上り下りも苦痛です。しかも、公園のトイレなので、決して綺麗とは言えません。
トイレを済ませて階段を上り、大歳山遺跡公園に戻ってきたらまた汗だく。
 
木陰で休んでも汗が後から後から噴き出してくるので、汗を乾かすことは諦めて帰ることにします。
 
11:52
舞子坂一丁目バス停に向けて大歳山遺跡を出発。
 
11:58
舞子駅行のバスに乗り、舞子駅へ。
舞子駅から普通電車で明石駅へ向かい、明石駅12:22発の新快速で姫路駅へ戻りました。
 
交通費と自販機で購入した飲み物以外は一切お金のかからない遺跡巡りでした。