播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。原則として更新は週に1回です。広告は表示しません!

2010年 岩国フレンドシップデー Part1

昨年(2009年)に初めて行った岩国フレンドシップデー。
あの時は始発の新幹線に乗って出かけましたが、岩国基地のゲートに着いたのが9時過ぎ。すでにゲート前には行列が出来ていて、入場するのに苦労しました。

 

それを教訓に、今年は前日泊で見に行こうと思ったのですが、4月中旬の段階で岩国周辺のホテルは満室。
仕方がないので、僅かに空きがあった広島駅近くのホテルを予約し、フレンドシップデー当日は広島から岩国へ行くことにしました。

 

また、昨年は無料観覧だったため、ものすごい人混みの中での見物となり、何もかもが大変でした。
それがイヤだったので、今年は有料観覧席のチケット(¥2,000)を先行発売初日に申し込んで入手。

 

広島泊と有料チケット入手により、今年は朝一から全てのイベントを、ゆったりと見物することが出来ます。

 


▲岩国基地内のレイアウト(このレイアウトは今年まで。まもなく新滑走路の運用が始まるため、来年のフレンドシップデーではレイアウトが大幅に変更されるはず。)右下の虫眼鏡をクリックすると拡大表示されます。

 

6:10
広島駅裏のホテル、グランヴィア広島を出発。

 

6:25
新山口行きの普通電車で広島駅を出発。

 

7:16
定刻より3分遅れて岩国駅に到着しました。料金は¥740。

 

岩国駅から海兵隊岩国基地までは、昨年は徒歩で移動しました。
しかし、せっかくなので今年はシャトルバスを利用することにします。

 

駅を出ると、目の前にシャトルバスがいました。
しかし、「シャトルバス利用者はあちらへ」と警備員に案内され、駅の東にあるヤマダ電機前まで歩かされました。バス待ちの行列最後尾がそこにあったのです。

 

行列に並んで道路を見ていると、路線バスや観光バス、スクールバスまでが「貸切」表示で走り回っています。これらはすべて岩国駅と岩国基地を結ぶシャトルバスとしてかり出された車両です。

 

そのおかげで、すぐにバスに乗る順番が来ました。
料金は片道¥160。良心的な価格設定です。

 

7:50
バスは専用レーンを走るため、一般車の行列を脇目にすぐに岩国基地前に到着。
この時間なら、ゲートでの手荷物検査もすいすい通過できます。

 

私はモンベルのギアコンテナというバッグを持っていたのですが、主気室内をチェックされた後、外側にある小型のポケットを指さされました。検査を担当する海兵隊員は、自分でジッパーなどを開けることはしません。持ち主が開けないといけないのです。当たり前のことなので、言われるままにジッパーを開けて外側のポケット内も見てもらい、問題なしということで通過できました。

 

昨年は人が多い時間帯だったので、検査はもっといい加減でした。

 

7:55
ゲートをくぐり、基地内に入りました。

 

入って直ぐ左手にはA-4スカイホークが展示されており、その奥には零戦(レプリカ)とその格納庫が公開されていました。

 

格納庫には、大戦中の米軍機からの銃撃跡が生々しく残っています。

 


▲零戦の格納庫に残る第二次大戦中の弾痕

 

航空ショーの会場へのメインルートへ戻り、地上展示の機体を撮影するために先を急ぎます。

 

ゴルフ場の脇を通って奥へ進むと、広大な地上展示エリアです。

 


▲地上展示エリアの様子(魚眼レンズで撮影)

 

まだ観客が少なく、展示されている航空機の見物や撮影が簡単です。
昨年は人だらけで、戦闘機を正面から撮影したくても、たくさんの人が前を横切り、子ども連れは戦闘機の前で記念撮影をするため、人を写さずに機体を撮るのに苦労をしましたが、それが嘘のようにどこでも好きなように撮影できます。

 


▲F/A-18ホーネットの着艦用フック先端のアップ(こんな写真が撮れるのもフレンドシップデーならでは)

 

片隅ではアメリカンパトカーやアメ車が展示されており、それに混じってM2マシンガンを搭載したハンヴィー(ハマーの軍用向けバージョン)が砂漠用の迷彩服を着た海兵隊員数名といっしょに展示されていました。
他にも高そうなフェラーリ(ENZOも含む)が3台展示されていました。
フェラーリ好きにはたまらない展示だったのでしょうが、私は建設機械や兵器のような、機能を追求したかっこうよさ(機能美)にはほれぼれしますが、スポーツカーや民間向けの家電製品など、デザインありきで作られた機械に魅力を感じないので、写真を1枚だけ撮って素通り。

 

小さな管制塔のある建物の中を通り抜けると、目の前には見覚えのある光景が広がります。
そこが航空ショーの観覧スペース。

 

8:45
有料観覧席のゲートに到着。
去年は当日券に期待して行ったものの、すでに売り切れでした。
今年は前売りで手に入れているので、昨年は入りたくても入れなかった観覧席へ入れます。幸せ。

 


▲有料観覧席と無料エリアとの境目の様子(写真中央奥のフェンスの向こうが無料エリア、手前が有料観覧席。有料観覧席には、好きなように移動できるだけの余裕がある。)

 

有料観覧席の観客には、他の客との区別のために、ドッグタグが1枚渡されます。これを首にかけていれば、有料観覧席からの出入りが自由になるというわけです。
このドッグタグは、赤いサイレンサーがついたもので、プラスチックのプレートにフレンドシップデーと書かれています。

 

9:00
航空ショーの始まりです。

 

オープニングは2人のスカイダイバーによるパラシュート降下。

 

続いてF-16のデモ飛行が行われます。相変わらずすさまじい爆音で、5時に起きてボンヤリしていた頭がたたき起こされました。

 


▲激しく水蒸気を発生させながら急旋回するF-16戦闘機

 


▲デモ飛行を終えて着陸するF-16

 

今度は海上自衛隊の飛行艇US-2によるデモ飛行。

 


▲US-2の離陸(滑走距離の短さに注目)

 


▲US-2の超低速飛行

 

その次は航空自衛隊のF-4EJ戦闘機2機によるデモ飛行。

 

息つく暇もなく次から次へ航空機が飛来し、あっという間に10:30になっていました。

 

朝食が早かったので、もうお腹が空いてきました。
というわけで、今年もハンバーガーで昼食。昨年はゲータレードを飲みながらでしたが、今年はバドワイザーを飲みました。

 

昼食を買いに行っている間に、ウィスキーパパというアクロバットチームによる演技が始まりました。

 


▲ウィスキーパパによるアクロバット演技(機体はエクストラ300L)

 

続いては、ニトロバイクによるゼロヨン走行。
昨年は無料エリアで何も見えませんでしたが、今年は有料観覧席のひな壇からしっかり見物させてもらいました。

 


▲滑走路まで牽引されるニトロバイク(ライダーはTak 重松)
 
Part 2へ続く