播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

ついに購入:マウンテンバイク

今まで山歩きで使用してきた自転車は、ブリジストン製の小径折りたたみ自転車で、主に下山口から駐車場所への移動(あらかじめ下山地に自転車をデポしておく)や、姫路市内の山へ出かけるときの移動手段として活用していました。

 

が、下山地点から駐車場所までの距離が遠いときや、道が悪路の場合、下り坂が延々と続くような場合、小径折りたたみ自転車では辛い。距離が遠いと疲れるし、悪路ではタイヤのパンクやフレーム破損の心配があり、長い下り坂では貧弱なブレーキが役に立たないのです。

 

というわけで、思い切ってマトモなマウンテンバイク(以下MTB)を購入してしまいました。

 

 

製品名:ANTHEM X3(2010年型)
重量:約12.5kg
メーカー:Giant
定価:¥210,000

 

私は体が小さいので、フレームはXSサイズを選択。
マトモなスポーツ用自転車は初めてなので、シートポストを限界まで下げても辛い。というわけで、シートポスト下端を切断してもらいました。

 

後輪にもサスペンションがついていますが、さすがに私が乗っていたリアサスペンション付き安物小径折りたたみ自転車とは乗り心地が違います。私の小径自転車だとペダルを漕ぐ度にフワフワしていた(ペダルを漕ぐ力が自転車の上下運動に消費されてしまう)のが、このMTBだと何も感じません。ペダルを漕ぐ力が無駄なくタイヤの回転に使われている印象です。

 

この自転車のおかげで、最初に書いた小径折りたたみ自転車の不満点は全て解消されました。
(タイヤの直径が大きいので長距離も楽、MTBなので悪路でも問題なし、油圧ディスクブレーキなので、下り坂でスピードが出すぎても大丈夫。)

 

デポしている間、盗難に遭う恐れが高いというデメリットが新たに増えてしまいましたが、ママチャリや安物の小径自転車とは次元の違う走り心地が気に入り、山に行かない日でも市内をウロウロと走り回っています。

 

ブログには書いていませんが、山にも持って行き、ヘルメットとヒジ・ヒザプロテクターを着けてビビリながら山道を走ったりもしています。(写真を撮る余裕はないし、ビクビクしながら走っているので周囲の様子もロクに覚えておらず、記事に出来ない。)



私の車はワゴンRで、荷室が広いため前輪を外すだけでMTBが収納出来ると(購入前は)思っていましたが、前後ともタイヤを外さないと車載出来ません。しかし、タイヤの取り付け・取り外しは大した作業ではない(5分もかかりません)ので苦になりませんし、ガソリンストーブを扱うときと似た「機械を触っている」感覚がたまりません。

 

見た目のメカメカしさも良い!

 


▲リアサスペンション周辺

 


▲リアディレイラー周辺

 

ハンドルの中央にはスピードや走行距離を表示するサイクルコンピュータを付け、その左側にはGarminのアウトドア用ハンディGPS「Oregon550」をRAMマウントで付けています。サイクルコンピュータの右側にあるのは前照灯です。
(RAMマウントは、米軍でも機材を車載するために使われているブランドです。アメリカのメーカーなので、作りは荒いです。)

 


▲車で言うところのダッシュボード

 

初心者だから安物で充分という考え方が私は嫌い(ただし、興味のある分野に限る)なので、初めて何かを買うときは、ラインナップ中で真ん中のレベル以上の機種を選ぶようにしています。(初心者の技術の低さを道具の性能が補ってくれて、安物には技術不足をカバーできる性能がない、と私は思っています。)

 

エントリーレベルの製品を買ってしまうと、機能の貧弱さに嫌気がさし、慣れてくると上位機種に買い換えたい欲求に駆られ、結局はじめから上位機種を買った方が安上がりになることがあります。

 

今回のMTBは上位機種と呼べるほどではないですが、フレームがしっかりしているので長く乗れるでしょうし、それなりに良い部品が使われているので、当分は追加投資をせずに楽しめそうです。