姫路市には、かつてモノレール(ロッキード社製)が走っていました。
1974年に休止になり、1979年には廃止されてしまったので、1970年代半ば生まれの私はその車両を見たこともありません。
しかし、市内中心部のあちこちに残っているモノレール関連の遺構を子どもの頃から見て育っているので、一度はモノレールの車両を見てみたいと思っていました。
1974年に休止になり、1979年には廃止されてしまったので、1970年代半ば生まれの私はその車両を見たこともありません。
しかし、市内中心部のあちこちに残っているモノレール関連の遺構を子どもの頃から見て育っているので、一度はモノレールの車両を見てみたいと思っていました。
2009年10月下旬、新聞報道で姫路モノレールの車両が1日限定で屋外展示されると知り、その展示のある11月15日を心待ちにしていました。
ついに今日がその11月15日です。
自宅から展示場所の手柄山までは、自転車だと10分、徒歩でも30分程度です。自動車や自転車だと、最後に駐車(駐輪)場所へ行かないといけませんから、行動に多少の制限がかかってしまいます。というわけで、本日の移動手段は徒歩。
これなら自由自在に動き回れます。
自宅から展示場所の手柄山までは、自転車だと10分、徒歩でも30分程度です。自動車や自転車だと、最後に駐車(駐輪)場所へ行かないといけませんから、行動に多少の制限がかかってしまいます。というわけで、本日の移動手段は徒歩。
これなら自由自在に動き回れます。
なお、本日(11月15日)の混雑を予想し、昨日(11月14日)の内にモノレール車両等の撮影を行いました。そのため、この記事には昨日撮影した写真と本日撮影した写真が入り交じっています。
昨日は立ち入り禁止区域が広く、車両に近づけなかったのですが、本日は車両に近づくことが出来ました。見学者が少ない朝のうちに行ったので、他の見学者が写らないように車両を写すことが可能でした。
区別が可能なように、キャプションに撮影日を入れています。
昨日は立ち入り禁止区域が広く、車両に近づけなかったのですが、本日は車両に近づくことが出来ました。見学者が少ない朝のうちに行ったので、他の見学者が写らないように車両を写すことが可能でした。
区別が可能なように、キャプションに撮影日を入れています。
手柄山の南西部、サンクガーデンと呼ばれる公園内にモノレール車両(車体番号202)と、何番の車体から外したのかは不明ですが、モノレールの駆動部が1台展示されていました。
車両の前や横から見ると、大した大きさを感じないのですが、斜め上から見下ろすと(展示場所の構造上、上から見下ろすことも可能)、なかなかの迫力を感じさせてくれます。
鉄道の車両を展示する施設もありますが、屋外展示で、車両を上から見下ろせる機会はなかなか無いと思います。
モノレール車両は、昔のバスを思わせるデザイン。アルミ製であり、リベット留めがされているので、古い航空機のような雰囲気もあります。さすが、航空機メーカーだったロッキード社製。
これが現役だった昭和40年代では、さぞかし未来的な格好良いデザインだったんでしょう。
本日の展示は、手柄山駅の南側に仮設軌道を設置し、そこに車両を乗せて実施されました。当時はこれを南の工業地帯まで延伸する計画だったそうです。そのため、車両が展示されている手柄山駅の南側にもレールが貫通していたそうです(検車庫へ入れるための転轍機もあったらしい)。そのおかげで、比較的簡単に旧駅舎の南側(本日の展示場所)へ移動できたようです。
(手柄山駅の北側は地上からかなり高さがあるので、仮設軌道を造るのも大変ですが、南側は公園と軌道の高さがほぼ同じなので、最低限の工事で車両を駅舎から引き出せる。)
(手柄山駅の北側は地上からかなり高さがあるので、仮設軌道を造るのも大変ですが、南側は公園と軌道の高さがほぼ同じなので、最低限の工事で車両を駅舎から引き出せる。)
当時のカラー映像やカラー写真は残っていますが、やはり記録映像と現物は全然違います。
アルミ製のため錆びなかったこと、屋内に保管されていたことが幸いし、当時のままの鮮やかな色で展示されているモノレール車両は、想像以上に綺麗でした。
アルミ製のため錆びなかったこと、屋内に保管されていたことが幸いし、当時のままの鮮やかな色で展示されているモノレール車両は、想像以上に綺麗でした。
蛍光灯の光ではなく、日光に照らされているのも良いですね。40年近く前に姫路市民が見ていたのと全く同じ色合いで車両を見られるわけですから。
10時から姫路モノレールについての説明会があるとのことでしたが、拡声器が今ひとつで、ちょっと離れると何を言っているのか聞き取れませんでした。というわけで、説明会は聴いていません。
車両を見終わったら、次は手柄山山頂にある「緑の相談所」地下の特別展示会場の見学です。
展示会場には実物の切符や営業当時の写真が多数展示されていて、見学者でかなり賑わっていました。
展示会場には実物の切符や営業当時の写真が多数展示されていて、見学者でかなり賑わっていました。
混雑はしていましたが、予想していたほどではなく気持ち良く見物出来ました。
特に、展示会場の展示品を比較的簡単に写真に納められたのは幸運でした(私が撮影していた時間は空いていましたが、時間が経つにつれて会場が混雑し、ゆっくり撮影できる状態ではありませんでした)。
特に、展示会場の展示品を比較的簡単に写真に納められたのは幸運でした(私が撮影していた時間は空いていましたが、時間が経つにつれて会場が混雑し、ゆっくり撮影できる状態ではありませんでした)。
次にこの姫路モノレールを見ることが出来るのは、2011年以降です。その時は、プラットフォームに2両編成で停車している姿で常設展示されるとのこと。今から楽しみです。
最後に、今回展示されていたモノレール車両のサイズを紹介しておきます(展示会場で配布されていたパンフレットに記載されていた数値です)。