播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

兵庫県姫路市の伊勢山南西、展望広場への遊歩道を歩く

昨日土曜は朝から頭痛がするし体がだるく、風邪がぶり返したかなと思って一日休んでいましたが、そのおかげか今日は体調が良好。でも、午後は所用があります。

 

というわけで、午前中だけでパッと行ってすぐに帰って来られる山として、伊勢山の南にある展望広場ピークへ登り、今年4月にオープンした白鳥城を眺めることにします。

 


▲対応する地図は、国土地理院発行の2万5千分の1地形図「龍野」「姫路北部」(青色破線は、今回は歩いていません。過去の記録や推測で描いています。)

 

10:00
姫路市街の自宅を車で出発。
夢前川沿いの県道411号線を北上し、山陽自動車道の高架をくぐって1kmも北へ行かないうちに、コンビニがある「打越(うちこし)」交差点があるので、そこを左折(西へ入る)します。

 

後は、太陽公園の方へ行ってしまわないよう、北へ北へ進めば大丈夫。笹川という川の西側に沿った道を北上すると、神姫バスの転回スペースに入ります。
この転回スペースを突っ切ってさらに奥へ入ると、公衆トイレがあるので、その横に車を止めます。

 

10:30
転回スペース奥の公衆トイレ脇に到着(地図中「P」)。

 


▲公衆トイレと駐車スペース。展望広場へは、矢印の位置から遊歩道へ入る。

 

今日は超お手軽コースなので、靴を履き替えることもなく、普段着で出発。

 

「里山南コース」と書かれた道標に従って遊歩道を西へ進みます。
まもなく道が右へ直角に曲がる箇所に出会いますが、左からも道が来ているため、ここは丁字路になっており、道標があります。左側の道を見ると、バスの転回スペースにつながっているようですが、道標はその方向への表示がありません。
この道標によると、今日の目的地である展望広場へは、ここから1.3kmだそうです。

 

丁字路からは、軽四なら走れそうな幅の道が続きますが、やがて林道終点に見られるような転回スペースらしき空間に出会い、そこから先は多少道幅が狭くなります。

 


▲最初はこんなに広い道。谷に小さな堰堤があったので、それの建設用だったのかも。

 

道が南西の鞍部に向かって向きを変えてからは、幅1mほどの普通の山道になります。
傾斜が緩くなるようにつづら折れになっていますし、所々に丸太階段があるので、山道と言うより遊歩道と呼ぶべきでしょうか。

 


▲鞍部に向かって登る道の様子。

 

10:49
鞍部に出ました。
ここからは延々と丸太階段が続きます。谷間の登りは日陰の中で涼しかったのですが、稜線はジリジリと太陽に焼かれて暑い。汗が噴き出してきます。

 


▲稜線の丸太階段

 

丸太階段は、地図中「峰相山方面分岐」まで続きます。
自分好みの歩幅で歩けないので、私は個人的に丸太階段が大嫌いです。無駄に疲れる。

 

10:54
峰相山方面分岐を通過。丸太階段はずいぶん長く続いたと思いましたが、たった5分だったのか。
ここからは地形図の通りしばらくはなだらかになりますが、284m標高点南西の小ピークを越える辺りで、また丸太階段に出会います。

 

11:04
両側にシダのあるつづら折れの道を上ると、「展望広場」への分岐(284m標高点)に着きました。
ここには道標があるので、見落とすことはないでしょう。道標に従って南東へ100mほど進むと、屋根のないあずまやに出会いました。これが展望広場。

 


▲展望広場(屋根は台風で飛ばされたそうです)

 

名前の通り、大展望が広がっています。が、肉眼でもモヤが気になるくらいなので、写真に撮ると全体的に真っ白け。

 


▲展望広場から白鳥城を望む(モヤで真っ白)

 

瀬戸内海と姫路市南部の市街地や工業地帯を背景にした白鳥城。なかなかシュールな組み合わせですがモヤで色合いがよく分からなくなっているせいか、白鳥城がこの背景によくマッチしているように見えます。

 

予想以上の展望だったのでパノラマ撮影機材を持ってこなかったことを後悔しましたが、今日のかすみ具合だと、パノラマを撮影してもどうせ真っ白になるだけでしょう。

 

冬になったら、公衆トイレ脇から稜線伝いに伊勢山西峰~三角点伊勢山~東尾根~緑台住宅地へ下山という周回ルートを歩くつもりなので、その時はこの展望広場と伊勢山西峰でパノラマ撮影をしてみようと思っています。

 

11:20
今日の目的は果たしたので、後は帰るだけ。同じルートを引き返すのは芸がないし、せっかく周回ルートが設定されているので、展望広場を出発して北へ下山してみます。

 

前方に伊勢山西峰の岩峰を見ながらの下りです。

 


▲伊勢山の西峰(?)(中央奥のとんがり)を見ながら、真っ白な砂に覆われた道を下る。

 


▲GPS軌跡がジグザグになっている付近はこんな感じ。

 

11:30
地図中「伊勢山西峰分岐」を通過。今までこの分岐の存在を知りませんでした。
展望広場へ行ったら、いったん谷を東へ下りきり一から登り返すのが一般的で、西峰へ登るには藪こぎが必要だと思っていましたが、こんなにはっきりした直登ルートがあったとは。
これで、前述の周回ルート歩きが少し楽になりそうです。

 


▲伊勢山西峰へ通じるルートへの分岐(左が伊勢山西峰、右は谷へ下る遊歩道)この手前にはベンチがあり、奥には道標があります。

 

Webの山行記録ではこの遊歩道から西峰へ直登する記録がいくつか見られたので、運が良ければ踏み跡程度の分岐を見つけられるかなと思っていましたが、これだけはっきりしていれば誰でも分かりますね。今まで気づかなかったのが不思議です。

 

今回は西峰へは行かず、遊歩道に従って谷へ下ります。

 


▲谷道の様子

 

この谷とヤマザクラ広場から北へ延びる谷の合流地点は道の分岐(丁字路)になっています。
左へ進むと尾根か谷のどちらか(尾根ルートと谷ルートがあります)を伝って伊勢山の西峰へ、右へ進むとヤマザクラ広場を通って駐車場所へ戻れます。

 

この南北に延びる谷間の道ははっきりしていますが、ヤマザクラ広場の手前で右へ入らないといけない場所があります。道標があるので大丈夫だと思いますし、直進しても駐車地点の対岸に出るだけですぐに駐車場所へ戻れますが、少しでも楽をしたい方は、道標に従ってヤマザクラ広場へ戻って下さい。

 

11:45
ヤマザクラ広場に到着。駐車場所へはすぐです。



それにしても暑かった。Tシャツが汗でびしょびしょ。やはり、お手軽コースにして正解でした。