播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

全周パノラマ撮影機材

私の山行記録(このブログの「山歩き」カテゴリー)のうち、2008年12月28日以降のものの一部については、山頂や展望の良い場所からの風景を、天地も含めた全周方向のパノラマ(CubicVR形式)で掲載しています。

 

このようなCubicVRを作成するための道具やソフトを何回かに分けて紹介してきましたが、ここで一まとめにして紹介させて頂きます。

 

単なる思いつきと好奇心でCubicVRを作り始めただけですので、あまりにも高価な機材やソフトは使っていませんが、短時間で楽にCubicVRを完成させるために、ある程度のお金はかけています。

 

CubicVR作成用ハードウェア
※以下の機材、ソフトで商品名に下線がついているものは、商品名をクリックしてそれを紹介する私のブログ記事へジャンプできます。

 


▲写っているカメラはD40ですが、現在はD90を使っています。

 

 カメラ: Nikon D90
 レンズ: Nikon AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED
 パノラマ雲台: Nodal Ninja 3 MK2 (2は本来ローマ数字)
 三脚: Velbon ULTRA LUXi L
 カメラ用リモコン: Twin1 R3-UT

 

CubicVR作成用ソフトウェア

 

 パノラマ作成用ソフト: Panoweaver 5(2009/4以降はPanoweaver 6、2011/4以降はPTGuiを使用)
 写真補正・修正用ソフト: Adobe Photoshop CS3

 

私のカメラとレンズの組み合わせでは、パノラマ雲台を使って水平方向にぐるりと一回転分撮影しても、天地の一部が抜けてしまいます。そのため、水平方向360度プラス天地各1枚を撮影する手間がかかります。

 

完全な円周魚眼レンズであれば、撮影した写真2枚でCubicVRが撮影できますから、円周魚眼写真が撮影できるカメラとレンズの組み合わせがあり、画質にこだわらないなら、撮影が非常に楽だと思います。

 

パノラマ雲台は、山歩きで持ち運ぶのに苦にならないよう、小さくて軽い物という条件で探した結果、Nodal Ninja 3 MKIIに決めました。

 

三脚はサイズと重さ、そして価格を基準に選んでいます。(大阪のヨドバシカメラで色々な三脚をさわった結果、これに決めました)

 

パノラマ雲台に固定されたカメラは、三脚単体に固定されたカメラより動き(揺れ)やすいため、手ぶれを防ぐためにリモコンでシャッターを切っています(2秒のセルフタイマーにしてもOK。)。地面を撮影する際は、自分の足が写らないようにするため、少し離れた場所へ行き、そこからリモコンでシャッターを切ります(10秒セルフタイマーにしてカメラから遠ざかってもOK)。

 


 

CubicVRの作成はフリーソフトだけでも出来るようですが、手間暇がかかりそうです。
それがイヤだったので、クリスマスセールで安くなっていたPanoweaver 5を購入、使用していましたが、現在はPanoweaver 6を使用しています。

 

CubicVRの素材となる写真には、どうしても三脚が写ってしまいます。
気が向いたときだけですが、この三脚を消すためにAdobe Photoshop CS3を使っています。

 

三脚を消すためには、スタンプツールやぼかしを使って三脚を無理矢理消す方法もあるようですが、単純な地面であれば簡単でも、土や岩が入り交じった山の地面は、スタンプツールでごまかすのは難しい。

 

そのため、カメラを三脚から取り外し、手持ちで地面を写した写真も1枚撮影しています。
この写真には三脚で隠れていた部分が写るので、それをコピーし、CubicVRの素材となる写真の上に貼り付けて色や明るさを調整し、三脚を消します。(冒頭の滑走路跡地のCubicVRでは、スタンプツールで三脚を消しています。)
手間がかかるので私は滅多にそこまでやりません。プロが作成するWeb公開用の作品とは違い、趣味で適当に作っているだけのCubicVRですから、三脚が写っていようとなかろうと、影響はありません。

 

三脚を消す最も単純な方法は、撮影場所や日時などを入力した丸いロゴを作り、三脚をカバーすることでしょう。
Panoweaverの場合は、easypanoのロゴを天地に入れる機能が付いています。
自分で適当に円形ロゴ(GIF形式)を用意して使うことも可能です。

 

Web上に山行記録はたくさんありますから、自分の記録には何か個性を持たせようと思ってパノラマ写真を載せるようになりました。
適当な思いつきで始めたことですが、このパノラマ作成も、今では私にとって山に登る楽しみの一つになっています。