播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

iPod touch用ケースの紹介:Part2

iPod touchをPDA代わりに愛用しているのですが、本体をむき出しで使えるほど頑丈な外装ではありません。
というわけで、多少の高さから落としたり、ポケットの中で他の小物類とこすれても表面が傷まないように、iPod touch用のケースをいくつか購入しました。

 

前回2つ紹介しましたが、今回も2種類のケースを紹介します。

 


 

1つ目(前回の記事から通算すると3つ目)は、ミリタリー色の強いケース。

 

 

製品名:iPod Touch 2nd Gen Defender Case
メーカー:Otterbox(アメリカ)
定価:$29.95
国内価格3,990円

 

色やデザインが軍用のPDAを連想させるようなケースです(本物の軍用PDAはもっと大きくてイカツイですが)。
しかし、裏にはアップルのロゴが見えるように窓があいており、デザインには気を遣っているようです。

 


▲裏にはアップルのロゴがある位置に丸い窓が開いているが、透明なシートがあるので、窓を通して本体が傷つくことはない。

 

コネクタ部とヘッドホンジャックにカバーが付いているので、ホコリの進入からコネクタやジャックを保護できます。ただし、防水性はありません。

 


▲コネクタとヘッドホンジャックを保護するためのフタがついている。

 


▲コネクタのカバーは脱着式ではないので、紛失する心配はない。

 

取り付けは比較的簡単。

 


▲ケースの構成部品

 

まずは左端のプラスチック部品の中にiPodを入れ、真ん中の部品でフタをします。最後に、右端の部品(シリコン製のカバー)をかぶせれば完了。
真ん中の部品の窓(スクリーン部分)には透明なシートが張られているので、iPodのタッチスクリーン自体に保護シートを貼る必要はありません。むしろ、保護シートを貼ってしまうと、ケースの透明シートと張り付いてしまい、モアレが見えたり、タッチ操作の時に妙な音が鳴ったりします。

 

ミリタリー風の外観になり、私の基準では格好良いですし、ボタン類もすべてケース越しに操作できます。しかし、シリコン製の黒いカバーは汚れが付着しやすい上に汚れが目立ち、スーツの内ポケットからの出し入れも、プラスチック製ケースに比べるとやりづらい。

 

iPodのデザインが繊細すぎて気に入らない人は、このケースでイカツイ雰囲気に変えれば良いかも知れません。

 



2つ目(前回の記事から通算すると4つ目)はケースと言えるかどうか微妙な製品です。

 


 

製品名:invisibleSHIELD for the Apple iPod touch 2nd Gen
メーカー:ZAGG Inc.(アメリカ)
定価:$24.95(Full Body Coverage)、$14.95(Front Coverage)

 

写真を見る限り、単にiPodが写っているだけに見えます。
製品名がinvisibleSHIELD(見えない盾)なので、パッと見ではその存在に気づきませんが、ケース(?)がしっかりと付けられています。

 

では、ケースの正体が分かるようクロースアップにしてみましょう。

 


▲invisibleSHIELDが見やすくなるようにクロースアップで撮影した写真

 

丸いコーナー部分やイヤホンジャック、コネクタ部分の周囲を見ていただければ、「透明なシート」がiPodに貼られているのが分かると思います。

 


▲タッチスクリーンとホームボタンもしっかり保護される。ホームボタンの周囲の段差を見れば、シートの厚みが分かる。

 

invisibleSHIELDの正体は、厚さ0.2mmの透明なシートなのです。
0.2mmと聞くとすごく薄いイメージがありますが、上の写真に写っているようなシートの段差に触ると、実際はそれなりに厚みを感じます。

 

非常に丈夫な素材なので、爪や鍵でひっかいてみても、傷が付きません。(実際は傷ついているのかも知れませんが、全く目立ちません)
ただ、衝撃からiPodを守ってくれることはないので、携帯電話をよく落っことすような人には全くお勧めできません。
invisibleSHIELDは、「こすれ」からiPodを守るだけです。

 

このinvisibleSHIELDですが、貼り付けるのは大変な作業です。
今まで通り、ケース(?)の構成部品をお見せします。

 


▲iPod touch(第2世代)用invisibleSHIELD(Full Body Coverage)の形状。(Front Coverageの場合は、左側のシートだけになる)

 

invisibleSHIELDは、貼り付ける対象の機器の形状に応じてダイカットされています。上の写真は、ダイカットされている部分を切り取った後の台紙を写したものです。(切り抜く前だと長方形の単なる白い紙にしか見えません)

 

ボタンやコネクタ部をうまく避けるデザインになっていることが分かります。

 

上の写真からは、シートが2枚あるだけに見えますが、実際は左側のスクリーン用のシートはホームボタン部分が切り抜かれており、これをホームボタンに貼り付けられるようになっています。つまり、貼り付けるシートは3枚あることになります。

 

薄くて糊が強力なシートなので、貼り付ける際は水貼りをします。
iPodの表面を、invisibleSHIELDに付属の霧吹きで水浸しにするのは、なかなか勇気が要りますよ。

 

ボタンやコネクタ、イヤホンジャックの位置とシートの位置をうまく合わせるのは至難の業。
私の場合、位置合わせだけで10分かかりました。その間にも水が乾いていくので、時々シュッシュッと霧吹きで水をかけながらの作業です。

 

invisibleSHIELDの良いところは、貼る作業に必要な道具が付属していること。
霧吹き(小型のプラスチックボトル)と、シートを押しつけるためのゴムべら(スキージー)が付属しているので、自分で用意する必要があるのは、シートを貼る前にiPodをきれいにするための不織布(めがねクリーナー等)と、作業時に下に敷くペーパータオルだけ。

 

貼り付けた後は、丸一日は放置して乾燥させる必要があります。

 

貼り付ける作業は大変ですが、うまく貼れれば、あのデザインを一切損なわずにiPodを使えるので、iPodのデザインが好きな方にはおすすめします。日本国内に正規輸入代理店がないのと、貼り付けるのが大変、はがし方が分からないという欠点はありますが・・・。

 

invisibleSHIELDについてもう一点だけ書いておきます。
このシートを貼ると、iPodの表面が手に吸い付くような、何とも言えない手触りになります。要は滑りにくくなるのですが、これは好みが分かれるところだと思います。
この手触りは何と表現すれば良いのかなぁ・・・。家庭用の小さなビニールハウスの透明な部分のような手触り・・・と言ってもわかりにくいですね。素材はポリウレタンなので、詳しい方は手触りを想像してみてください。

 

前回の記事と合わせて4つのケースを紹介しましたが、現在、私が使用しているのは、invisibleSHIELDです。

 

iPodを本体サイズのまま使えるので、ポケットへの出し入れがしやすく、iPodのデザインが無駄にならず、話のネタにもなるというのが、私がinvisibleSHIELDを使っている理由です。

 

ここに紹介したケース以外に、iPod用のケースはたくさん売られています。他のケースにもそれぞれの利点がありますから、自分の好みや使い方に応じた最適なケースを探してみてください。