播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。原則として更新は週に1回です。広告は表示しません!

エネループカイロ

電気店からダイレクトメールが来ており、店に行くだけで何か記念品をくれるというので、暇つぶしに出かけました。
欲しかったものが見つからず、とりあえず電池か何か適当に買って、記念品をもらおうと思って電池のコーナーを見た時、偶々見つけて買ってしまったのがこの製品です。

 

 

製品名:eneloop kairo
型番:KIR-SL1S(K)
メーカー:三洋電機株式会社(日本)
サイズ:84x46x20mm(カタログ値)
重量:約104g(電池込み、カタログ値)
電源:単3形eneloopx2本(製品に付属)
持続時間:弱モード 約5時間 強モード 約4時間
定価:オープンプライス(店頭予想価格は\5,000前後)

 

去年の冬までは、ベンジンを燃料に使う白金カイロを使用していました。
あれはなかなか温かく、ランニングコストも安いのですが、排気に独特のニオイがあるため、電車やバスのような閉鎖空間では、ニオイがちょっと気になります(自分は平気ですが、側にいる他のお客さんにとっては不快だと思います)。

 

ニオイが無く、それなりに温かくてランニングコストのかからないカイロは無いかな~と探していたところだったので、値段は高かったですが、買ってしまいました。

 

eneloop電池を使うため、ランニングコストはほとんどかかりません。

 


▲電池フタを開けたところ

 

持続時間は、カタログスペックでも4~5時間しかなく、短いと思われるかも知れませんが、暖房の効いた室内にいるときはスイッチを切っておきますから、実際に動作させるのは通勤・帰宅の間だけです。そのため、この程度の持続時間でも、私の場合は問題ありません。
長時間使用したい場合は、予備のニッケル水素充電池を持っておけば良いだけです。

 

単3形エネループ充電池2本だけでなく充電用のACアダプターも付属し、このeneloop kairo自体が充電器になるため、この製品を単独で購入しても問題なく使用できます。これらの付属品のせいで売値が高くなっているのでしょう。

 

さて、実際の性能を見てみましょう。
室温摂氏20度弱の部屋でターボモード(※)で動作させると、撮影用の背景シートの上に置いたままの状態で、数分後に表面温度は摂氏45度近くまで上昇しました。
(※)ターボモードは、すぐに温まりたい時に使用するモードで、5分間だけ最高出力で動作します。5分経過後、ターボモードにする前のモード(弱・強のいずれか)に戻ります。

 


▲スイッチを入れて数分後に、放射温度計で表面温度を測定した結果

 

操作はいたって簡単。
スイッチを1回押すと弱モード、もう1回押すと強モード、さらにもう1回押すと、電池残量をLEDの点滅速度で示した後に電源OFF、いずれかのモードでスイッチを2秒以上押し続けるとターボモード。
どのモードで動作しているかは、LEDの色で判別できます。

 

私はスーツの内ポケットやズボンのポケットに入れ、自転車の運転で冷え切った手を温めたり、バスや電車を待つ間の寒さしのぎに使っています。
白金カイロだと、スーツの内ポケットに入れておけば熱気がスーツ内にこもって暖かさを感じていましたが、さすがにこのeneloop kairoではそこまでの性能は期待できそうにありません。

 

それでも、使いたいときにスイッチを入れればすぐに温まり、白金カイロのようなニオイもなく、ランニングコストも安いので、欠点は値段の高さだけと言っても良いかもしれません。