以前、SUUNTOのX9MiというGPS内蔵腕時計を使っていました。
X9Miは、腕時計としては高機能で高性能でしたが、売りであるGPS機能が非常に貧弱でした。
具体的には、受信感度がすごく悪かったのです。
具体的には、受信感度がすごく悪かったのです。
そのため、今年の夏頃、SUUNTOがX9の後継機「X10」を発売したと聞いても興味がわきませんでした。腕時計内蔵GPSなんて、大したことは無いだろう、とたかをくくっていたのです。
ところが、海外のレビューを読んでいると、感度がすばらしく良くなっているとのこと。これは試さずにいられません。
ところが、海外のレビューを読んでいると、感度がすばらしく良くなっているとのこと。これは試さずにいられません。
製品名:X10M
サイズ:55mm x 52mm(ケース外径)x18.6mm(厚み)
重量:80g
電源:内蔵リチウムイオン充電池
メーカー:SUUNTO(フィンランド)
US定価:$599.00
サイズ:55mm x 52mm(ケース外径)x18.6mm(厚み)
重量:80g
電源:内蔵リチウムイオン充電池
メーカー:SUUNTO(フィンランド)
US定価:$599.00
GPSチップやアンテナは、SUUNTOと同じくフィンランドの会社であるFastrax社製のものを使用しているそうです。
X9iの時と同様に、X10も民間向けとミリタリー向けモデルの2種類が用意されています。
その違いは、X9の時と同じです。
その違いは、X9の時と同じです。
・バックライトの色(X10は白色LED、X10Mは赤色LED)
・電子コンパスの表示単位(X10は度のみの表示ですが、X10Mは度とミルに対応)
・液晶画面周囲の色、バックル、液晶の色(液晶は、X10Mが白黒反転液晶)
・電子コンパスの表示単位(X10は度のみの表示ですが、X10Mは度とミルに対応)
・液晶画面周囲の色、バックル、液晶の色(液晶は、X10Mが白黒反転液晶)
機能や外観はX9Miとほぼ同じなので、私がX9Miについて書いた記事(←クリック)を参照して下さい。
X10では、X9iに無かった特徴が追加されています。
それは、一般的なUSB電源出力を持つ製品から、改造ケーブルなしで充電できるようになったことです。
それは、一般的なUSB電源出力を持つ製品から、改造ケーブルなしで充電できるようになったことです。
X9では、配線をいじったUSBケーブルを使わないとモバイル電源などの製品から充電することが出来ませんでした。
しかし、X10では、付属のケーブルとモバイル電源をつなぐだけで充電が可能になっています。これは大きな進歩です。日帰り以外の山行でも、モバイル電源があれば寝ている間に充電ということが可能になります。
(以前のX9でも改造ケーブルを使えば可能でしたが、何の細工もしていないケーブルだけで充電できるのは精神衛生上助かります)
しかし、X10では、付属のケーブルとモバイル電源をつなぐだけで充電が可能になっています。これは大きな進歩です。日帰り以外の山行でも、モバイル電源があれば寝ている間に充電ということが可能になります。
(以前のX9でも改造ケーブルを使えば可能でしたが、何の細工もしていないケーブルだけで充電できるのは精神衛生上助かります)
では、X10に内蔵されているGPSの感度をお見せしましょう。
下の画像は、X10Mが記録したトラックログと、GarminのOregon300が記録したトラックログを表示したものです。
▲高感度ハンディGPSとX10Mの受信結果比較
(Oregonは1秒間隔でポイントを登録していますが、X10Mは仕様上10秒ごとにポイントを登録します。)
赤い線(Oregon300)のトラックが大きく北へドリフトしている付近からX10Mも測位できなくなり、次に測位できた地点までが直線で結ばれてしまっています。
全体的に見るとX9iよりも遙かに受信感度が良くなっており、これなら実用できそうです。
でも、GPSの性能重視なら、GARMINのForerunner305の方がよっぽどいいかも・・・
でも、GPSの性能重視なら、GARMINのForerunner305の方がよっぽどいいかも・・・
2008/11/03追記
去年同じコースでGARMIN MAP60CxとSUUNTO X9Miの受信結果を比較しましたが、それと比べてもやはりX10Mの受信性能は上がっています。
しかし、谷間ではX10の受信性能では厳しい。
追記ここまで