播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。原則として更新は週に1回です。広告は表示しません!

ジェットボイルのメンテナンスキット

高効率ガスストーブの先駆者的製品、ジェットボイル。

購入当時は画期的な製品だったため、嬉しくて山へ行くたびに持って行っていました。
ところが、すぐに点火装置が役立たずになってしまいました。ボタンを押しても火花が出ません。バーナーより下の方でイナズマ(火花)が散っています。何がどうなったのか分かりませんが(絶縁体が割れてるのかな)、とりあえず交換しようと思い、アメリカから取り寄せたのが下の商品。

 


▲私が購入した当時のパッケージ。今は説明書きのついたきちんとしたパッケージになっています。

 

製品名:Jetboil Maintenance Kit
メーカー:JETBOIL,INC.(アメリカ)
US価格:$9.95
参考国内価格:取扱い無し

 

ジェットボイルのコンポーネントの中で、傷みやすいと思われる部品がセットになっています。
内容は、Oリングx2、バーナージェットx1、点火装置x1です。

 

この手の点火装置は大抵すぐに壊れますから、ジェットボイルの点火装置を愛用している方は、がんばって海外から取り寄せることをお奨めします。モンベルはこのメンテナンスキットを販売していませんからね。(ガスを扱う製品の、個人レベルでの分解・組み立てはきっとまずいんでしょうね)

 

ちなみに、この交換作業をするにはペンチが必要です。点火装置先端の針金を曲げる必要があるからです。

 


▲実際にジェットボイルに付いている点火装置先端の様子。上の写真の点火装置と比べて下さい。針金部分の形が異なっています。

 

点火装置の針金が複雑な形をしていると、バーナー部分の取り付け・取り外しがうまく出来ないため、あえて針金を伸ばしたまま販売しているようです。

 

点火装置を交換したら、バーナー部分を元に戻し、最後に針金の形を整えます。
ジェットボイル社のサイトによると、針金先端とバーナーの最適な間隔は4分の1インチ、つまり約6mmです。

 

長期山行などでジェットボイルを使う場合は、このメンテナンスキットとレザーマン等のペンチ付きマルチツールを持っていると便利かも知れません。