播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

兵庫県多可町の「またに山」(928.0m)

私の職場はかなりの夏休みがあるのですが、さらに、夏の間だけ有効な特別休暇なるものが何日か与えられています。せっかくの制度なので、利用しないのはもったいない。

 

先週末は雨天だろうと考えて山に行きませんでしたし、今週末も天気が悪そう。というわけで、その特別休暇を利用し、天気予報では雨が降りにくそうだった本日、またに山へ行ってきました。

 

本来はまたに山往復の後、千ヶ峰で展望を楽しみながらくつろぐ予定だったのですが、多可町に入ると、千ヶ峰方面の稜線は雲の中。
展望が楽しめそうにないですが、またに山は未踏なので、またに山だけでも登ることにしました。

 


▲対応する地図は、国土地理院発行の2万5千分の1地形図「丹波和田」「大名草」

 

9:00
姫路市街の自宅を出発し、市原峠に向かいます。

 

10:30
市原峠の駐車スペースに到着。千ヶ峰の登山口として有名なので、道順や写真は省略します。

 

10:36
装備を調えて出発。
市原峠の神河町側に入ると、林道が右へ分岐しているのに出会います。この分岐している林道はすぐに行き止まり。この突き当たり地点に、朽ちた丸太階段が設置されています。ここが市原峠にある、またに山の登山口。(もう一つ、699.4m三角点近くにも登山口があります)

 


▲短い林道の終点の斜面に丸太階段がある。これが「またに山」登山口。

 

丸太階段で始まる登山道ですが、階段はすぐに終わり、雨の影響で滑りやすい黒土の斜面をわずかに登れば、稜線に出ます。

 

稜線にははっきりした道がついています。またに山までは、この道をたどるだけ。簡単なルートです。

 


▲805m標高点付近はこんな感じ

 


▲それ以外はこんな感じ

 

展望はまったくありません。
道の様子も比較的単調で、あまり面白くありません。

 

11:03
872m標高点を通過。ここには、保護石に守られた、新しい「地籍図根三角点」が埋設されています。

 


▲872m標高点にある図根三角点

 

ここで進路は左へ向きを変えます。

 

相変わらず単調で展望のない道を進んでいくと、突然左手側の展望が開けます(ガスのため何も見えませんが)。
ここまで来れば、またに山はもう目と鼻の先。

 

11:14
またに山の山頂に到着。

 


▲またに山山頂の様子

 

山頂と言うより、稜線上の道の途中に三角点が埋まっているだけという雰囲気です。

 

じっとしているとハエが体中にたかってきます。アブや蜂もいて、落ち着きません。
せっかく昼食の用意を持ってきましたが、食べずに引き返すことにします。

 

と言うわけで、11:19、下山開始。
私の山歩きの中で、目的地の山頂としては、滞在時間が最短の山になってしまいました。

 

11:43
市原峠に到着。

 

市原峠で、かすかに見える南東方面の展望をおかずにしながら、お昼ご飯を食べて帰宅。

 

空気は澄んでいたようなので、ガスのかかる心配のない、もっと低い山に行けば良かった・・・。

 


▲本日の山歩き中の気温と湿度の変化(赤が気温、青が湿度の変化)
(小型気象計「ADC Pro」を使い、10分間隔で記録したデータ)