ようやく涼しくなってきたので、山へ行くのもあまり苦にならないかな、と思い行き先を考えていたところ、やまあそさん達が空山へお手軽山歩きに行かれるということで、私もついていくことに。
空山は私にとって二度目です。一回目は2006年3月。空山の南側にある小学校の東にある公園からピストンで歩きました。
今回は空山の西にある池田集落から登り、私が一回目に歩いたルートで下山するという計画です。
参加者一覧(順不同)
やまあそ さん
OAP さん
kokoさん夫妻
とうこさん
しみけん(私)
やまあそ さん
OAP さん
kokoさん夫妻
とうこさん
しみけん(私)
8:00
姫路市街の自宅を出発。
国道29号線を北上し、斉木口交差点を左折します。道なりに進み、トリガタワを越え、植松山登山口を過ぎ、さらに西進すると、丁字路で川に突き当たります。これを右折して北上し、後山の板馬見渓谷側登山口を過ぎると、間もなく二股の分岐(直進と左折)に出会います。これを直進すると三室山、左折すると今回の集合場所である魚町公園。(標識ではチェーンの着脱場として案内されています)
姫路市街の自宅を出発。
国道29号線を北上し、斉木口交差点を左折します。道なりに進み、トリガタワを越え、植松山登山口を過ぎ、さらに西進すると、丁字路で川に突き当たります。これを右折して北上し、後山の板馬見渓谷側登山口を過ぎると、間もなく二股の分岐(直進と左折)に出会います。これを直進すると三室山、左折すると今回の集合場所である魚町公園。(標識ではチェーンの着脱場として案内されています)
9:35
集合場所である公園の駐車場に到着。
ここにはトイレもあります。
集合場所である公園の駐車場に到着。
ここにはトイレもあります。
掲示板を見て来られる方が他にもいらっしゃるかも、ということで10時少し前まで駐車場で待機してから出発。車2台に分乗して池田集落へ向かいます。
中野集落の北のはずれに木造の学校のような建物がありますが、その直前に「平成の大馬鹿門(空山)」の案内が出ています。それに従って右折すると、登山口のある池田へ行けます。
防獣ゲートを開けて林道を進んでいくと、右手側に登山口の案内が見えました。しかし、この周辺の駐車スペースは車1台でいっぱいになってしまうので、さらに林道を上ります。
路肩が広くなっているところ(地図中「P1」)に車を止め、出発。
路肩が広くなっているところ(地図中「P1」)に車を止め、出発。
10:08
出発。林道を下り、「空山」と書かれた標識のある小径へ入ります。
出発。林道を下り、「空山」と書かれた標識のある小径へ入ります。
コンクリートの小橋で沢を渡り、山へ入っていきます。石垣(家屋跡?棚田跡?)を見ながらしばらく歩くと、身長ほどに成長した茅に覆われた区間に入ります。これもさほど長い距離は無く、茅の中を抜けると、植林の谷間です。
植林に覆われた薄暗い道で、雨の影響で湿っています。こんな場所ならヒルがたくさんいそうですが、実際は一匹も姿を見ませんでした。
やまあそさんが鉱滓を発見。見るとその辺にたくさん散らばっています。他にも、やまあそさんは砂鉄と砂を分けるための水を貯めておく池跡も見つけます。観察力が鋭い。
花や展望はありませんが、少し前にスカパーのドキュメンタリー番組で日本刀の製造工程を見たばかりの私にとっては、鉱滓や砂鉄を掘った跡、その他たたら製鉄関連の遺構を見るのは楽しい。
ただ、そういうのに興味のない人にとっては、この登山道はとてつもなくつまらないと思います。
ただ、そういうのに興味のない人にとっては、この登山道はとてつもなくつまらないと思います。
谷間の道はかなり緩やかで汗をほとんどかかずに歩けましたが、道は小さな尾根を上るようになります。
この尾根は小さいながらかなり急で、一気に汗が噴き出します。
この尾根は小さいながらかなり急で、一気に汗が噴き出します。
尾根の形がはっきりしなくなり、広い植林帯に出ると、間もなく稜線です。
10:47
稜線に出ました。ここで進路は右に曲がります。急な上り坂が終わったので、とうこさんはご機嫌。鼻歌を歌いながら先頭を進みます。
稜線に出ました。ここで進路は右に曲がります。急な上り坂が終わったので、とうこさんはご機嫌。鼻歌を歌いながら先頭を進みます。
ちいさなコブをいくつか越えて進むと、空山の山頂です。
10:55
空山の山頂に到着。
平成の大馬鹿門が鎮座し、前回来たときにもあったスーツケースが相変わらずその台座の上に置かれています。
空山の山頂に到着。
平成の大馬鹿門が鎮座し、前回来たときにもあったスーツケースが相変わらずその台座の上に置かれています。
後山~駒の尾山にかけては稜線に雲がかかっており、目の前にあるのに、後山の山頂すら見えません。
しかし、後山から少し下った所にある、おごしき山の大馬鹿門は双眼鏡ではっきり見ることが出来ました。
しかし、後山から少し下った所にある、おごしき山の大馬鹿門は双眼鏡ではっきり見ることが出来ました。
少し早いですが、この先に昼食に適した場所はないので、ここで昼食を食べることに。
大馬鹿門の台座に座り、各自昼食を頂きます。
私のメニューは、地元のメーカーであるイトメンの「チャンポンめん」。
私のメニューは、地元のメーカーであるイトメンの「チャンポンめん」。
皆さんは私が山道具マニアなのをご存じなので、私がどんな道具を出してくるのか注目されてしまいました。
調理に使ったのはMSRのガスストーブ(WindPro)と特注でコーティングを施したモンベルのクッカー。どちらも十分珍しいものだとは思いますが、マニアにしか分からないシロモノなので、皆さんの期待に応えられたかどうか・・・。ラーメンじゃなく米軍のMREレーションでも持って行けば良かったかな。
調理に使ったのはMSRのガスストーブ(WindPro)と特注でコーティングを施したモンベルのクッカー。どちらも十分珍しいものだとは思いますが、マニアにしか分からないシロモノなので、皆さんの期待に応えられたかどうか・・・。ラーメンじゃなく米軍のMREレーションでも持って行けば良かったかな。
11:40
空山は周辺の山より低いため、すぐ周囲にある山しか見えませんが、それなりの景色と昼食を楽しんだ後、下山開始。
空山は周辺の山より低いため、すぐ周囲にある山しか見えませんが、それなりの景色と昼食を楽しんだ後、下山開始。
下山に使う南方向の道も、登りに使った道と同様にはっきりしています。その上ピンクのマーキングテープがぶら下がっているので、迷う心配はなさそうです。
つづら折れの道を過ぎると、写真のような細い土塁のような道になります。これは、道だけを残して砂鉄を取るために周辺を掘り返したために出来た地形です。
693m標高点を過ぎると、進路が南へ変わります。この付近が唯一わかりにくい区間ですが、地形図を見て進むべき進路が分かる人なら、マーキングテープがすぐに見つかるでしょう。
ここから先も、砂鉄を掘ったために出来た不思議な地形が続きます。
12:33
680.7m三角点を通って周遊できる遊歩道が付けられているのですが、その遊歩道と合流しました。
680.7m三角点を通って周遊できる遊歩道が付けられているのですが、その遊歩道と合流しました。
ここから丸太階段を上ってしばらく進むと、680.7m四等三角点(点名:大谷)です。
12:39
四等三角点(点名:大谷)に到着。
ベンチと机があり、休憩できるようになっています。
四等三角点(点名:大谷)に到着。
ベンチと机があり、休憩できるようになっています。
このまま下山するとあまりにも早すぎるということで、ここでしばらく休憩。
13:00
休憩を終えて出発。
三角点の脇に「アカマツの林」と書かれた道標があるので、それに従って下ります(地図中「アカマツの林」)。
休憩を終えて出発。
三角点の脇に「アカマツの林」と書かれた道標があるので、それに従って下ります(地図中「アカマツの林」)。
遊歩道とは思えないかなり急な斜面で、気を抜けません。
13:05
遊歩道らしい道と合流しました。ここから右へ進むと「野鳥の小道」、左へ進むと「若いドングリの林」です。野鳥の小道を進むと北へ逆戻りしてから小学校へ下山します。
今回は、直接駐車場へ下山できる「若いドングリの林」(地図中「若いドングリの林」)を歩くことに。
遊歩道らしい道と合流しました。ここから右へ進むと「野鳥の小道」、左へ進むと「若いドングリの林」です。野鳥の小道を進むと北へ逆戻りしてから小学校へ下山します。
今回は、直接駐車場へ下山できる「若いドングリの林」(地図中「若いドングリの林」)を歩くことに。
若いドングリの林と書かれている道は1mほどの幅がある遊歩道なのですが、石がゴロゴロしていて歩きにくいし、日当たりの良い場所は写真のように藪っぽくなっています。
道の形ははっきりしているので、遊歩道を外れないように注意しながら、石を踏んだり蹴躓いて転んだり、溝に足を突っ込んでケガをしたりしないよう、足下に注意しながら歩いていきます。
13:19
突如石畳の道が現れました。
ちょっと急な上に表面にコケが生えていたりするので滑りやすく、この石畳が本日のルートで最大の難所になりました。
突如石畳の道が現れました。
ちょっと急な上に表面にコケが生えていたりするので滑りやすく、この石畳が本日のルートで最大の難所になりました。
石畳を下りきると、使われている気配のない炭焼きがまに出会います。
ここからわずかに下ると駐車場です。
ここからわずかに下ると駐車場です。
13:25
駐車場(地図中「P2」)に到着。
駐車場(地図中「P2」)に到着。
GPSによる本日の歩行距離:5.12km