山歩き前の準備段階や山歩きの最中、地形図に文字や線を書き込みたい時があります。
しかし、私の場合はナイロン袋に地形図を密封して完全防水にしているため、普通の鉛筆やボールペンでは記入出来ません。
しかし、私の場合はナイロン袋に地形図を密封して完全防水にしているため、普通の鉛筆やボールペンでは記入出来ません。
一時期、ホワイトボードマーカーを使っていたことがありますが、あれは線が太くて見づらく、地図の折りたたみだけで文字や線が消えてしまうことも多く、実用には堪えませんでした。
ナイロン袋の表面に細い線で文字を書き込むことができ、簡単に消せて携帯に便利な筆記具が欲しいと思っていましたが、そんな都合の良いものはなかなか見つからず、そんなものを探していたことさえ忘れてしまった頃、某ミリタリー系ブログのコメント欄で有用な情報を得ました。
「OHPシート用のペン(油性ボールペン)」が使えるらしいのです。ということで、早速油性ボールペンを購入しました。
製品名:マルチボール 細字
型番:LM-10F-R(赤)、LM-10F-L(青)
メーカー:株式会社パイロットコーポレーション
価格:¥105
型番:LM-10F-R(赤)、LM-10F-L(青)
メーカー:株式会社パイロットコーポレーション
価格:¥105
で、実験。
油性というだけあって、ナイロン袋にすいすいと書けますし、ボールペンなので線が細く、細かい文字を書くのも簡単です。
油性というだけあって、ナイロン袋にすいすいと書けますし、ボールペンなので線が細く、細かい文字を書くのも簡単です。
普通のボールペンですから、携帯するのにほとんどスペースは要りませんし、重さも気になりません。
問題は、書き込んだ文字や線を消すときです。
油性ですから、指でこすったくらいでは消えません。ここでも前述のブログのコメントの情報を活用します。
油性ですから、指でこすったくらいでは消えません。ここでも前述のブログのコメントの情報を活用します。
油性ボールペンでナイロン袋の表面に書いた文字や線は、アルコールパッドで簡単に消せるとのこと。
アルコールパッドというのは、注射を打たれる時、注射針を刺す場所を消毒するのに使う「アレ」です。
器具や指先の清浄用に、小さなアルコールパッドが個包装になっている製品が売られています。
私は自分のファーストエイドキット用にアルコールパッドをたくさん持っていたので、これを使って油性ボールペンで書いた文字や線を消してみることにしました。
私は自分のファーストエイドキット用にアルコールパッドをたくさん持っていたので、これを使って油性ボールペンで書いた文字や線を消してみることにしました。
指でこすってもびくともしなかった線が、アルコールパッドなら一拭きでほとんど消えてしまい、うっすらと残った線も、数回ぬぐえばきれいに消えてしまいます。
アルコールパッドにしみこませてある液体には、アルコールだけでなく精製水も含まれています。そのため、拭いた後のナイロン袋の表面は、少しの間ぬれた状態です。
しばらく待って完全に乾燥させれば、再び油性ボールペンでの書き込みが可能になります。
しばらく待って完全に乾燥させれば、再び油性ボールペンでの書き込みが可能になります。
油性ボールペンは市販の防水マップケースにも使えるかも知れませんが、マップケースの素材によっては、インクが完全にはふき取れなくなる(跡が残る)おそれもあります。
実際にこの方法を使う場合は、目立たない場所に油性ボールペンで書き込み、何日か経ってからアルコールパッドでふき取る実験をしてみてください。
実際にこの方法を使う場合は、目立たない場所に油性ボールペンで書き込み、何日か経ってからアルコールパッドでふき取る実験をしてみてください。