播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

HDDの入れ替えを簡単にする:モービルラック

Windows Vistaをそろそろ使おうかな、と考えているのですが、現在使用しているTVチューナがVistaに対応していません。TVチューナが使えなくなることが、私にOSのアップグレードを躊躇させています。

 

今使っているTVチューナはアナログ入力なので、録画した動画の編集やコピーは自由自在です。
地デジ対応の単体チューナも発売されていますが、いつ購入したか分からないCRTディスプレイを未だに使用している私のパソコン環境では、高解像度表示ができません(地デジチューナは、著作権保護のために暗号化されたデータをやり取りするため、高解像度で視聴するには、グラボとディスプレイがその暗号化に対応している必要があります。ご自分のPC環境で地デジを受信できるかどうかは、地デジチューナーのメーカーからチェック用プログラムをダウンロードして調べることが出来ます)。

 

地デジチューナで録画したデータは著作権保護のためコピーや編集に思いっ切り制限がかかるので、そんなデメリットを我慢してまで地デジチューナなんて使いたくありません。

 

アナログが停波するかチューナが壊れるまで今のアナログチューナを使い続けてやろうと思っているので、XP環境は残しておきたい。

 

しかし、仕事場でもWindows Vista関係の知識が必要になることが多く、Vistaに慣れておく必要もあります。

 

アナログTVチューナが使えて非常に安定している現在の環境を残しつつVistaに慣れるには、もう1台パソコンを作るのが手っ取り早いのですが、山道具にお金をかけすぎてパソコンの方に回せませんし、2台目のパソコンを作っても置き場所がありません。

 

1台のHDDで2つのOSを切り替えて使うデュアルブートは、個人的に嫌。

 

そこで選んだ方法は、システムの入ったHDDを物理的に交換してOSを切り替えるというもの。仕事場の動作確認用パソコンで使っている方法です。

 

HDDの入れ替えを容易にするための製品がこれ。

 


製品名:モービルラック プロ
型番:OWL-BF90SA
メーカー:Owltech(オウルテック)
インターフェイス:SATA
価格:¥5,000~6,000
※中に入れるHDDは別売

 

写真は私の自作機の5インチベイです。3段あるうちの最下段がモービルラック。吸排気用のスリットが開いており、中には換気用のファンも付いています。

 


▲HDDを入れたカートリッジを簡単に脱着可能

 

HDDを専用のカートリッジ(カートリッジ単体は\2,500ほど)に収納し、必要に応じて差し替えるという製品です。

 

HDDの入ったカートリッジの右側に八万ロック(円形のカギ)が付いています。このカギをかけるとカートリッジが抜けなくなるだけでなく、カギがかかっている時だけHDDに電源が供給されるようになっています。

 

ホットプラグに対応しているので、システムディスクではなくデータディスクの交換用としてモービルラックを使う場合は、システムが動いている状態でHDDの入ったカートリッジを交換できます。

 

カートリッジについている取っ手を起こすとカートリッジが奧の端子から抜け、押し込んだ後に取っ手を倒すとロック位置へ収まるようになっているのも便利。
カートリッジを抜いた後の穴は、バネ仕掛けのフタで閉じられるため、ゴミが進入する心配も最小限で済みます。

 

欠点は、ファンを内蔵しているためうるさくなるということと、モービルラック本体のSATA端子がやや奥まったところにあるので、先端がL字型に曲がったSATAケーブルが使えないことくらいかな。

 

とりあえず、XP用HDDとVista用HDDのカートリッジを用意し、必要に応じてOSを切り替えられるようにしました。
ただ、(デュアルブートにした場合も同じですが)市販のアプリケーションの利用許諾では複製可能な部数が1になっていることが多いので、システムの入ったHDDを2台使うとなると、アプリのライセンスが2つ必要になります。



常用するのはXPのカートリッジになりそう。
Vistaのカートリッジを使うのは、とりあえずMCASの試験勉強する時くらいかな。なので、Vista用HDDには、OSとOffice2007しか入れていません。

 

MCAS試験が終われば、VistaとOffice2007を入れたHDDは当分使わなくなるかも・・・。
そうなったとしても、モービルラックはHDDを換気の良い状態で使えるようにするための、HDD取り付け台として残しておくつもりです。