山や仕事場での作業時、レザーマン(Leatherman)社製のツールナイフを愛用しています。
レザーマン製品は、加工精度が高くて動作がスムーズ、見た目にも高級感があり、少々無茶な使い方をしてもビクともしない耐久性があります。
レザーマン製品は、加工精度が高くて動作がスムーズ、見た目にも高級感があり、少々無茶な使い方をしてもビクともしない耐久性があります。
そんなレザーマンから、新製品が登場しました。
機能を最小限に絞り、軽量化を図ったモデルです。
機能を最小限に絞り、軽量化を図ったモデルです。
メーカー: Leatherman(米国)
製品名: Skeletool CX
重量: 139g(実測値)
US価格: 約$80.00
日本定価: ¥16,800
製品名: Skeletool CX
重量: 139g(実測値)
US価格: 約$80.00
日本定価: ¥16,800
私の感性だとほれぼれするような、抜群の格好良さを持った道具です。グリップにカーボンが使われているのもすばらしい。軽量化への効果より、見た目を格好良くする効果が絶大です。
昔のミニ四駆のように、あちこちに穴を開けて軽量化が図られています。
グリップを開くと、メインツールであるペンチが出てきます。
グリップの形が変ですが、写真のように持つと案外しっくりと手になじみます。
グリップの形が変ですが、写真のように持つと案外しっくりと手になじみます。
ペンチは従来製品よりも薄くなっていますが、これも軽量化のためでしょうか。
ペンチの他に、ドライバーの機能も持っています。
写真では、左側の先端にビットが見えています。写真に写っているのはプラスのビット(差し込む向きを変えて大小を選択可能)ですが、マイナスのビットもグリップに収納されています。
このモデルでは従来製品と異なり、ビットをしっかりと固定するロック機構が備わりました。
今までの製品はビットをホルダーに差し込むだけで、摩擦抵抗によってビットを固定していましたが、このモデルではビットに刻まれた溝にラッチがかかり、ボタンを押さないと抜けないようになっています。これは大きな進歩だと思います。従来の摩擦だけで固定する方法だと、簡単にビットが抜けていましたから。
ペンチとドライバー以外に、栓抜きの機能もあります。
これは、ナイフ自体を携帯するためのカラビナクリップと兼用になってます。
これは、ナイフ自体を携帯するためのカラビナクリップと兼用になってます。
ペンチと並ぶもう一つの重要な機能であるナイフですが、Skeletool CXでは写真のようなブレードが採用されています。
先端側の半分が通常のブレードで、付け根側半分がセレーション(波刃)になっています。これは好みが分かれるかな。
CXではない通常のSkeletoolなら、全体が直刃です。値段もCXより4千円も安いので、波刃が必要なければ通常モデルを買う方が良いかも知れません。
CXではない通常のSkeletoolなら、全体が直刃です。値段もCXより4千円も安いので、波刃が必要なければ通常モデルを買う方が良いかも知れません。
最近の同社製ツールナイフと同様に、ナイフのブレードは片手でオープンできるようになっています。
開いたブレードにはロックがかかるため、何かの拍子にブレードが閉じてケガをする危険はありません。そのロック機構のため、ブレードを閉じるには両手を使う必要があります。(どこかにブレードを押しつければ、片手でもクローズ可。)
開いたブレードにはロックがかかるため、何かの拍子にブレードが閉じてケガをする危険はありません。そのロック機構のため、ブレードを閉じるには両手を使う必要があります。(どこかにブレードを押しつければ、片手でもクローズ可。)
ところで、レザーマンのツールナイフを購入すると大抵はシース(鞘)が付属していましたが、今回購入したSkeletoolにはシースが付属していません。
どうやら軽量化のため、本体のみで携行できる設計にしたようです。
どうやら軽量化のため、本体のみで携行できる設計にしたようです。
本体のみで携行する方法は2種類用意されています。一つはすでに書いたカラビナクリップですが、もう一つはベルトクリップ。
ナイフ単体で携行していると、どうしても汚れやキズがついてしまうので、私はケースを使うことにしています。手元にGregoryのAccuCaseがあったので差し込んでみると、ギリギリですが、ナイフ用のAccuCaseに入れることが出来ました。
いろんな物がむき出しで、あちこちに穴が開いているため、山の中で落っことすと隙間という隙間にゴミや土が入り込んでしまいそうですし、グリップの薄い部分を押すと多少たわんで強度に不安を感じますが、この格好良さはたまりません。見た目に反して握りやすいですし、重量も今までのレザーマン製品と比べると非常に軽い。
今まで仕事と山で兼用していたChargeTiは仕事専用にし、Skeletoolを山専用にする予定です。