ハチの個体数が増えるのはこれから11月頃にかけてですが、ハチに刺される被害は8月9月が統計上のピークになっています。山に入る方は、まだまだ用心をした方が良さそうです。
私も一度だけ山中でキイロスズメバチと思われるハチに刺されたことがありますが、ポイズンリムーバー(毒の吸い出し器具)を持っていたことが幸いし、その日一日の鈍痛と少しの発熱だけで済みました。
しかし、「2度目以降に刺されると、アナフィラキシーショックを起こして場合によっては死に至ることがある」といろいろなサイトに書かれているのを見て不安になり、病院で自分がアナフィラキシーショックを起こしやすい体質かどうかを調べてもらうことにしました。
検査できるかどうかも分からないまま病院に行ったんですが、受付の方は「アレルギーの検査?聞いたことがありません。」との返事。ところが、奥にいた人が「○○先生ならご存じのはず。」とのことで医師に確認して下さいました。受付にいた他のスタッフも「そんな検査があったんだ。」と驚いた様子でした。
で、検査を受けた結果が下の画像です。
ショック症状を起こす原因となる抗体は私の体内にほとんどないとの結果が出て一安心。
この検査を受けたのが蜂に刺されてから1年以上経過していたのも、抗体が検出されなかった理由かも知れません。個人差は大きいものの、時間の経過とともに抗体は減っていくそうです。
「これで安心して山に行けそう」と思っていたら、検査を受けた病院の医師に「これで安心しないで下さい。複数のハチに一度に刺されるとどうなるか分かりませんよ。」としっかり釘を刺されました。
この検査を受けたのが蜂に刺されてから1年以上経過していたのも、抗体が検出されなかった理由かも知れません。個人差は大きいものの、時間の経過とともに抗体は減っていくそうです。
「これで安心して山に行けそう」と思っていたら、検査を受けた病院の医師に「これで安心しないで下さい。複数のハチに一度に刺されるとどうなるか分かりませんよ。」としっかり釘を刺されました。
検査にかかる費用は、検査の対象となる抗体の数によって変わります。
私は3種類のハチ毒の抗体についてのみ検査を受けましたが、数千円で済んだように記憶しています。(検査を受けたのがずいぶん前なので、料金は忘れてしまいました)
私は3種類のハチ毒の抗体についてのみ検査を受けましたが、数千円で済んだように記憶しています。(検査を受けたのがずいぶん前なので、料金は忘れてしまいました)
「山道具」カテゴリーの記事なので、「物」も紹介しておきましょう。
アナフィラキシーショックを起こすと、呼吸困難を起こして死亡するらしく、その症状を緩和するための注射が市販されています。
商品名は「エピペン」。エピネフリンの自己注射です。購入にあたっては医師の処方箋が必要です。
使用時は、ズボンの上から太ももに突き刺して注入します。これを注射したら安全というわけではなく、極端に言えば生きながらえる時間を延ばすだけなので、迅速に病院へ行く必要があることに変わりはありません。
使用時は、ズボンの上から太ももに突き刺して注入します。これを注射したら安全というわけではなく、極端に言えば生きながらえる時間を延ばすだけなので、迅速に病院へ行く必要があることに変わりはありません。
残念ながら保険の適用外なので、必要な人は1本1万数千円で買わなければいけません。
しかも、有効期限の関係で1年ごとに買い換える必要があります。
しかも、有効期限の関係で1年ごとに買い換える必要があります。
高価な薬品ですが、医師によると林業関係者や山歩き好きの人がたまに買っていくとのことでした。
ハチが活発な時期にハチがいそうなところを歩くのは避けるべきですが、ハチがどこにいるかなんて分かりませんから、非常用として携行しておくと良いかも知れません。