播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

SUUNTO X9iを屋外で充電する方法

先週の記事で紹介したGPS内蔵腕時計「X9Mi」ですが、原則として家庭用の100V電源かPCのUSBポートからでないと充電できません。
X9iのGPS(空がよく見通せる場所でないと全く受信できませんが)を長期の山行で活用しようと思っている人にとって、これは大きな問題点です。

 

携帯電話などの充電に使えるモバイルバッテリー系の製品で充電できれば便利ですが、試してみたところ何故か充電が出来ないのです。

 

何が原因か気になり、海外のWebサイトを調べていたところ、役に立つ情報が手に入りました。
日本語のサイトをいくら検索しても見つけられなかった情報ですが、海外のサイトなら簡単に見つかりました。やはり日本語のサイトと英語のサイトを比べると、情報量が圧倒的に違います。

 

USBポートを持つモバイルバッテリーとX9iのインターフェースケーブルの間に、配線をいじったUSB延長ケーブルをつなげば充電できるとのこと。
それで早速作ってみました。

 

警告!
今回紹介する方法でX9iを充電したことによってX9iが故障した場合は、メーカー保証の対象外です。また、当方も一切の責任を負いませんので、不安な方は絶対に試さないで下さい。

 


▲一見するとただのUSB延長ケーブルですが、中程で一度切断し、配線をいじっています

 

どんな風に配線を変えるかは、次の図を参照して下さい。

 

 

USBケーブルを切断し、外側のビニール皮膜とシールド用の金属フォイル、金属メッシュを取り除くと、中から赤・黒・緑・白の4本のリード線が出てきます。リード線の皮膜も向き、芯線を出しておいて下さい。

 

切断したケーブルの電源側(モバイルバッテリーに挿す側)の緑と白のリード線は使いませんので、短く切って先端を絶縁します。(図ではXとなっていますが、これはどこにも接続しないことを表しています)

 

切断したケーブルのうちX9iのインターフェースケーブルにつなぐ側のケーブルから出ている黒いリード線と、電源側の黒いリード線をつなぎ、周囲をしっかりと絶縁します。
インターフェースケーブルをつなぐ側の赤・緑・白の3本のリード線は、先端を寄り合わせて電源側の赤いリード線につないで周囲を絶縁して下さい。

 

後は、リード線がむき出しになっている部分を防水用の自己融着テープなどで巻けば完成です。

 

このように配線を変えたケーブルを、モバイルバッテリーとX9i用インターフェースケーブルとの間に挟むと、インターフェースケーブル先端のワニ口クリップに電流が流れるようになります(テスターで電圧が測れる)。

 

加工したケーブルを実際にX9iにつなぐ前に、純正ACアダプタを接続したときとモバイルバッテリーを接続したときとで、インターフェースケーブル先端のワニ口クリップの電圧と極性が同じかどうかをしっかり確認して下さい。

 

この情報が提供されていた海外のWebサイトには、X9iに関する非常に詳しい解説が掲載されています。
英語の読める方で、X9iをより深く研究してみたい方は、一度目を通してみても良いかも知れません。
ただ、そのサイトにアクセスするとIEが頻繁に落ちるのが気になります・・・。

 

リンクの許可も何もとっていませんのでURLは載せませんが、次のキーワードで検索すると簡単に見つかります。
警告!内容の信憑性に関しては一切保証しませんし、Webサイトに悪質なスクリプトが仕込まれているなどで被害があったとしても、当方では一切の責任を負いません。

 

検索キーワード:
X9i how to achieve maximum performance

 

上のキーワードで出てくるサイトの中に「On the Field Charge」という項目があり、モバイルバッテリーを使う方法ではなく、乾電池で充電する方法が詳しく紹介されています。